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6/15【全日本】世界ジュニアV1戦へ岩本「今の全日本ジュニアの最高峰の戦いを」 JBOG覇者・アキラは史上初ヨーロッパ出身王者誕生を予告

 6・26大田区大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を行う王者・岩本煌史、挑戦者・フランシスコ・アキラが15日、東京・湯島の事務所で会見。初防衛戦となる岩本が「王者と覇者が戦う。今の全日本ジュニアの中の最高峰の戦いをしなくちゃいけない」とビッグマッチで全日ジュニアの存在を知らしめる構えをみせれば、アキラは世界ジュニア史上初のヨーロッパ出身王者となることを誓った。

 6・9後楽園大会で岩本が4ヵ月ぶりの再戦でCIMAに雪辱を遂げ、世界ジュニア王座を奪還。4度目の戴冠を果たした。試合後、Jr.BATTLE OF GLORY覇者・アキラの挑戦表明を受諾し、ビッグマッチ大田区大会でのV1戦が早くも決まった。

 両者は5・19横浜・保土ヶ谷大会以来の再戦。この時勝利している岩本だが、「その時とは全く表情も体の中から出てくる自信の出方も全然違うし、ジュニアのトーナメントというのも映像で見てて、凄く充実感があふれていて、1試合ごとに強さが増していくというか勢いももちろんある」とこの短期間でのアキラの進化を実感。「全く別物のフランシスコ・アキラ選手と思って向かわなきゃいけない」と警戒心を強めている。

 前回の第53代王者時代は4度の防衛を重ねているが、2018年の初戴冠時は初防衛戦で陥落の憂き目にあっている。だからこそ、「その1回の重みっていうのがどれだけ重いのか痛感してきてるので、ホント1ミリの油断もスキも見せちゃいけない」と気を引き締めるばかりだ。JBOG覇者・アキラとのV1戦はいってみれば現時点での全日ジュニア頂上対決。「今の全日本ジュニアの中の最高峰の戦いをしなくちゃいけない、見せていかなくちゃいけない二人なので、王者としてアキラの全てを受け止めたうえで、しっかりと重みのある防衛を重ねたい」とビッグマッチで全日ジュニアの存在感を示す構えをみせた。

 一方、アキラはこれが2度目の世界ジュニア挑戦。しかも全日本の2年4ヵ月ぶりのビッグマッチが舞台で「本当にエキサイトしています。ナーバスになったりすることもあるけど、大きい会場で岩本さんと試合できることでとても興奮しています」と高ぶる感情を抑えきれない様子だ。

 岩本が評したように、JBOG優勝によってアキラの成長が急加速している感がある。「このベルトを夢見て練習してきました。僕はもうヤングボーイじゃない。自信もある」と言い切ったアキラは世界ジュニア王座に「もちろん日本のプロレス界のジュニアヘビー級において一番重要なタイトル」と敬意を表し、「ケニー・オメガが10年前に獲ったのが外国人で最後。これはマイ・ジャパニーズドリーム。大田区という大きい会場で勝って、初のヨーロッパ出身のチャンピオンになりたい」と誓い、9年ぶりの外国人王者誕生と史上初の欧州王者誕生を予告してみせた。

☆6/26(土)東京・大田区総合体育館『2021 Champions Night〜三冠統一の地から 50周年への飛翔〜』16:00開始

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者/2021 Jr.BATTLE OF GLORY優勝者]
フランシスコ・アキラ
vs
岩本煌史
[第55代王者]
※岩本初防衛戦


【会見の模様】
▼アキラ「本当にエキサイトしています。ナーバスになったりすることもあるけど、大きい会場で岩本さんと試合できることでとても興奮しています。これは僕のこれまでのプロレス人生、僕の人生において最大のチャンスだと思っています」

▼岩本「第55代世界ジュニア王者・岩本煌史です。前回、王者・CIMA選手から勝ってベルトを取り戻すことができました。ちょっと記憶をたどってみたらですね、ユニットに入らず一人で獲ったのが今回が初めてだったので、一人でどんだけ突き進んでいけるのか、まだ始まってもいないので、そのスタートを大田区から切っていきたいと思います」

――アキラ選手がジュニアトーナメント優勝して挑戦ということで勢いを感じているのでは?

▼岩本「大田区が延期になった直後の保土ヶ谷大会の第1試合でアキラとシングルマッチやって、その時勝ってるんですけれども、その時とは全く表情も体の中から出てくる自信の出方も全然違うし、ジュニアのトーナメントというのも映像で見てて、凄く充実感があふれていて、1試合ごとに強さが増していくというか勢いももちろんあるんですけど、ほんのちょっと前にやったアキラとは別物なんだなと、まだ触れ合う前ですけど結構痛感していて、全く別物のフランシスコ・アキラ選手と思って向かわなきゃいけないなと思ってますね」

――アキラ選手から見た岩本選手は?

▼アキラ「まず岩本さん、チャンピオンおめでとうございます。2019年から全日本に参戦して、ベルトに挑戦して負けてしまったこともあるけど、このベルトを夢見て練習してきました。僕はもうヤングボーイじゃない。自信もあるし、僕の一番のお気に入りのジュニア戦士である岩本選手とタイトルマッチを戦えることをうれしく思っています」

――ビッグマッチでの初防衛戦の相手がアキラ選手ということに感じるものはある?

▼岩本「初防衛戦って結構自分の中では一番怖さが出るとこなのかなと思っていて。それこそ自分が初めて世界ジュニアを獲った直後の初防衛戦で当時WRESTLE-1所属だった近藤修司選手とやって落としてますし。そのあとも初防衛はいったとしても2回目か3回目の防衛戦で落としてますし。その1回の重みっていうのがどれだけ重いのか痛感してきてるので、ホント1ミリの油断もスキも見せちゃいけないし、ましてやジュニアのトーナメントに優勝した今のアキラを前にしてるのであって、王者と覇者が戦う。今の全日本ジュニアの中の最高峰の戦いをしなくちゃいけない、見せていかなくちゃいけない二人なので、王者としてアキラの全てを受け止めたうえで、しっかりと重みのある防衛を重ねたいと思いますね」

――これまで見てきた世界ジュニアの戦いに感じるものは?

▼アキラ「もちろん日本のプロレス界のジュニアヘビー級において一番重要なタイトルだと思っています。渕さんとか偉大なチャンピオンが巻いてきたし、ケニー・オメガが10年前に獲ったのが外国人で最後。これはマイ・ジャパニーズドリーム。大田区という大きい会場で勝って、初のヨーロッパ出身のチャンピオンになりたいと思っています。岩本さん、イタリアンコーヒーを買ってきました。あなたは大田区で僕のYutakaを食らって負けて、翌日はダメージが相当残るだろうから、疲れを癒すためにこのイタリアンコーヒーが必要じゃないかと思ってプレゼントします」

▼岩本「じゃあ僕が翌日、道場に行ってアキラにこれを突き返します」

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