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6/17【ストロングスタイル】初代タイガーも期待 6・19道場マッチへS・タイガー、ジャガーが意気込み

 ストロングスタイルは17日、帝国ホテル東京タワー館内の北京で会見。6・19道場マッチに出場するスーパー・タイガー、ジャガー横田が意気込みを語り、当日来場する初代タイガーマスクは「魂を受け継いでもらいたい」とストロングスタイルを体現する戦いを期待した。

 ストロングスタイルでは年に3回の後楽園ホール大会を行うのが通例となってきたが、S・タイガーが「他団体と比べて試合数が少ない。そこが一番どうしてもプロレス界に対して戦いを求めるにあたって経験値の少なさ。それが弱点として浮き彫りになる部分は今まで仕方なかった部分がある」と話したように、試合経験の場が限られるのがマイナス要素だった。

 それを解消すべく、神奈川・川崎市にあるワールド女子プロレス・ディアナの道場で『タイガーサポーターズマッチ』と題した道場マッチを開催することが決まった。第1弾となる今回は男子、女子2試合ずつ全4試合が組まれた。S・タイガーは間下隼人とのストロングスタイルタッグで伊藤崇文&阿部史典と対戦する。「我々のポテンシャルは他団体のどの選手にも負けない」と自負するだけに、「一戦一戦が我々にとって10戦、100戦に近い意気込みで追いつけ追い越せ」との覚悟で臨むつもりだ。

 道場マッチによって試合数が増えることで「何より経験を積んで、ストロングスタイルの新しい可能性、人材発掘、そういったものをしっかり求めて」と目指す方向性を示したS・タイガー。本戦同様に女子プロレスとの共存となり、「ストロングスタイルの名のもとに共闘し、それでいてまたライバル関係。絶対に女子には負けない。そういった思いを道場マッチの中でも熱い魂をもって戦いに転換していきたい」と対抗意識をみせながら意気込んだ。

 ジャガーは女子プロレスのマッチメイクを担当。自身は永島千佳世と組んで倉垣翼&藪下めぐみと対戦する。「一番に考えるのはストロングスタイルプロレスということでストロングスタイルという部分を凄く意識」してカードを組んだといい、「その中で男子レスラーと同じリングに上がっていくという意味では、いい意味のライバルになっていかなければいけない」と考えている。「男子レスラーは女子には絶対負けるわけがないという気持ちで戦っていただくことがお互いの向上になっていく」と相乗効果が生み出されることを描いており、自身も「今年60になりますが、若い人たちに負けないようなファイトをしたい」と気合を入れた。

 初代タイガーも当日来場し、オープニングであいさつに立つ。「佐山さんにとってタイガーマスクは何ですか?」と質問される機会が多く、そのたびに「新日本プロレスにいた若手時代の3年間、道場にいた3年間それが全てである」と答えているという。若手時代は新日本の道場で「プロレスは戦いである」という猪木イズムのもと過酷な鍛錬を積んだ。「その魂を若い選手、いや日本のレスラーみんなに受け継いでもらいたい」と願うからこそ、道場マッチ開催を歓迎し、「道場マッチだからといって手を抜くことはウチの選手に限ってはありません。ジャガーさんのところの選手もそうでしょう。魂は共有しています。これでプロレスがここからまた芽を吹き返してくれたら、こんなうれしいことはありません」と期待していた。


☆6/19(土)神奈川・フォレスト幸洋(川崎)『第1回タイガーサポーターズマッチ』15:00開場、15:30開始

◇第1試合◇
青木いつ希
(1/15)
佐藤綾子

◇第2試合◇
石坂ブライアン
(1/15)
TORU

◇第3試合◇
藪下めぐみ
倉垣翼
(1/30)
永島千佳世
ジャガー横田

◇第4試合◇
阿部史典
伊藤崇文
(1/60)
間下隼人
スーパー・タイガー

※初代タイガーマスク 佐山サトル来場


【会見の模様】
▼ジャガー「このたびストロングスタイルプロレスより、年に3回後楽園ホールでの試合しかないということで、試合数をこなした方がいいんじゃないかという話をさせていただいたところ、ディアナの道場マッチを見ていただいて。それで試合数を増やそうという話から、ディアナの道場での試合が決まりました。その中で私は女子のカードを組む担当になっておりますので、やはりカードはとても難しくてですね。私の年代が挙がってしまうんですけど、一番に考えるのはストロングスタイルプロレスということでストロングスタイルという部分を凄く意識しながらカードを組んでおります。その中で男子レスラーと同じリングに上がっていくという意味では、いい意味のライバルになっていかなければいけないと私は思っておりまして。男子レスラーは女子には絶対負けるわけがないという気持ちで戦っていただくことがお互いの向上になっていくと。それを目標にカードを組んでおりますので、道場と言えども、それぞれが最高の試合をすると信じております。私自身も今年60になりますが、若い人たちに負けないようなファイトをしたいと思っております。よろしくお願いいたします」

▼S・タイガー「今回ディアナ道場様で道場マッチをやらせていただけて、我々もどうしても他団体と比べて試合数が少ない。そこが一番どうしてもプロレス界に対して戦いを求めるにあたって経験値の少なさ。それが弱点として浮き彫りになる部分は今まで仕方なかった部分があると思います。今回、こういう形で戦いの場が増えることによって、我々のポテンシャルは他団体のどの選手にも負けない。そのためにはこのような機会をいただいて、一戦一戦が我々にとって10戦、100戦に近い意気込みで追いつけ追い越せ。負けるつもりはもともとさらさらないんで、何より経験を積んで、ストロングスタイルの新しい可能性、人材発掘、そういったものをしっかり求めて。何より男子だけではなく、昨年からまた始まりました女子プロレスリングとの戦いにおいて、ストロングスタイルの名のもとに共闘し、それでいてまたライバル関係。絶対に女子には負けない。そういった思いを道場マッチの中でも熱い魂をもって戦いに転換していきたい。そういう思いで今回の戦いに挑んでいきたいと思っています」

▼初代タイガー「道場マッチは非常に重要です。今月20日、ある雑誌が出版されます。素晴らしい雑誌です。何を特集しているかというと…『佐山さんにとってタイガーマスクは何ですか?』とよく聞かれるんですけど、私は新日本プロレスにいた若手時代の3年間、道場にいた3年間それが全てであるといつも答えています。それが結晶だと思います。私が何をやっていたか、若手の時代の3年間。びっくりすると思います。全部調べられています。その魂を若い選手、いや日本のレスラーみんなに受け継いでもらいたい。これは猪木イズムですけど、それを受け継いでもらいたい。そういう思いで道場マッチは大賛成です。試合数うんぬんも凄くありますけど、魂も受け継いでもらいたい。道場マッチだからといって手を抜くことはウチの選手に限ってはありません。ジャガーさんのところの選手もそうでしょう。魂は共有しています。これでプロレスがここからまた芽を吹き返してくれたら、こんなうれしいことはありません。これで皆さん頑張ってもらいたいです」

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