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6/20【全日本】唯一の前哨戦で岩本がアキラ直接ピン 「100%俺の掌の上」

『2021 DYNAMITE SERIES〜Hotel M Matsumoto プレゼンツ〜』長野・キッセイ文化ホール中ホール(松本)(2021年6月20日)
○岩本煌史&大森隆男vs石川修司&フランシスコ・アキラ×

 世界ジュニア唯一の前哨戦は岩本が快勝。「100%俺の掌の上だよ」と豪語した王者はアキラを手厳しく評価し、ヒントを与える余裕すら見せた。

 6・9後楽園大会でCIMAに雪辱を遂げ、4ヵ月ぶりの奪還を果たした岩本と、6・2&3新木場2連戦でJr.BATTLE OF GLORYを制したアキラが6・26大田区大会で世界ジュニア戦を争う。この日は最初で最後の前哨戦が実現。両者が先発で対峙すると、ともに不発に終わったものの、のっけから岩本が孤高の芸術、アキラがYutakaとフィニッシュホールドを狙い合う積極性をみせた。

 その後、岩本がスイングネックブリーカードロップ、DDTと首攻めを展開。負けじとアキラもトペスイシーダで反撃ののろしを上げ、スリングブレイドで追撃したが、Yutakaは岩本がニーアッパーで撃墜し、ラリアット、ネックスクリュー、ワンツーエルボーの猛攻で圧倒した。粘るアキラも延髄斬りで反撃し、Yutakaを仕掛けたものの、読んだ岩本がグラウンドコブラで丸め込んで3カウントを奪った。

 最初で最後の前哨戦で岩本がアキラを直接ピンフォール。試合後は悔しさを噛み締めるアキラの眼前で何度も3本指を立て、ベルトを掲げて勝ち誇った。JBOGを制したアキラの勢いを認めていた岩本だったが、直接対決を通じて「率直な感想言ってやるよ。前哨戦の戦い方も知らねぇ、ただの坊ちゃんじゃねぇかよ」と厳しい評価に変わった。

 確かに最上級の技であるYutakaを何度も狙うなど、若さもあってかアキラの戦いぶりは真正直すぎた感が否めない。「結果が全てだけど、前哨戦100%俺の掌の上だよ」と完勝を強調した岩本は6日後に迫ったV1戦へ向けて「飛ぶことも凄い、速さも凄い。そこじゃねぇぞ。これは俺からの最大のヒント。そっからあと1週間、練って考えろ」と敵に塩を送る余裕もみせていた。

【岩本の話】「よし。最初で最後の前哨戦が今日。率直な感想言ってやるよ。前哨戦の戦い方も知らねぇ、ただの坊ちゃんじゃねぇかよ。こっちだってさ、4回目の戴冠。言ってみれば3回負けて王座転落してるんだよ。こんだけ戦ってんだよ。前哨戦の戦い方も熟知してるよ。結果が全てだけど、前哨戦100%俺の掌の上だよ。1個ヒントやるよ。飛ぶことも凄い、速さも凄い。そこじゃねぇぞ。これは俺からの最大のヒント。そっからあと1週間、練って考えろ。俺からしたら今日100%だ」

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