プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/23【新日本】タイチが誕生日プレゼント贈呈も…タッグ戦へ内藤の態度に不満

『映画「ゴジラvsコング」Presents KIZUNA ROAD 2021』東京・後楽園ホール(2021年6月23日)
○エル・デスペラード&タイチ&ザック・セイバーJr.&金丸義信vs内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&BUSHI×

 タイチが内藤に誕生日プレゼントを贈呈したものの、IWGPタッグ王座戦を前にして、内藤の態度に不満を見せた。

 内藤&SANADAがタッグ王者のタイチ&ザックを欺いて作った自作の調印書が効果を見せたのか、7・11札幌大会でのタイトルマッチが決定した。しかし、ザックは内藤への怒りを募らせ、対戦を拒否。代わりにヤングライオンの辻&上村を挑戦者に指名するなど波乱含みの様相を呈している。

 そんな中で、両チームが8人タッグマッチで激突したが、タイチが仕掛けた。前日(22日)に39歳の誕生日を迎えた内藤がプレゼントを要求していたのを受けて、リング上に「ナイトー、お誕生日おめでとう」と書かれたダンボールを持ち込んだのだ。笑みを浮かべたタイチは「誕生日おめでとう」と手渡すと、内藤も受け取って一礼。高々と掲げて拍手を浴びたが、タイチの脳天にそのまま振り下ろし、乱闘で試合スタートとなった。

 これにはタイチも激怒。空っぽだったプレゼント用のダンボールを内藤の頭に被せて、バズソーキックで制裁する。さらに、場外では「プレゼントを受け取れよ」と声を荒らげてマイクケーブルで首を絞め上げた。スピーディなタッチワークで内藤を痛めつけると、タイチは執ようなノド輪で追い討ちをかけた。

 内藤のピンチにSANADAが飛び込むと、試合は一気にヒートアップ。低空ドロップキックでザックの動きを止めると、タイチにはフランケンシュタイナーを決めた。そこにザックがランニングローキックを浴びせると、内藤のネックブリーカードロップ、タイチのアックスボンバーが連鎖。タイトルマッチさながらの攻防で4選手がリング上に倒れ込むと、場内は大きな手拍子に包まれた。

 試合はBUSHIの猛攻をロコモノ(ナックルパンチ)で黙らせたデスペラードが、ピンチェ・ロコで勝利したが、決着がついたあともタイチは内藤を、ザックはSANADAをいたぶり、辻&上村にベルトを見せつけた。

 試合後、「あいつが『プレゼント持ってきてくれ』って言うからよ、持ってったのによ。なんだよ、受け取らずに破壊しやがって。そんなヤツいるかよ、お前!? 人からのご厚意で、その人に対してぶん殴るって。だからダメなんだよ、お前はよ」と内藤を批判したタイチ。ザックはSANADAの挑戦には同意しているものの、内藤とのタイトルマッチは徹底拒否を表明している。タイチは「もっとさ、熱いモノをくれよ。辻とか上村みたいに“俺らに勝ちたい"って気持ちをよ。なんにも伝わらないよ。内藤、なにがしたいんだよ!? あ!? やっぱりわかんないんだよ、お前」と内藤の態度に不満をあらわにした。

【試合後のタイチ&ザック】
▼タイチ「なんだかな〜、あいつ(内藤)よ!? あいつが『プレゼント持ってきてくれ』って言うからよ、持ってったのによ。なんだよ、受け取らずに破壊しやがって。そんなヤツいるかよ、お前!? (※あきれて)人からのご厚意で、その人に対してブン殴るって。だからダメなんだよ、お前はよ。自分はよ、好きなだけ仕掛けといてよ、自分がなんかされたら怖くてしょうがないんだよな!? そういうトコだよ、お前な。(※ザックに)どうだ!?」

▼ザック「SANADAがベルトに挑戦したければパートナーを変えることだな。でも、ナイトウと続けるつもりら、挑戦は諦めろ。ツジ・ウエムラにチャンスをやる。ナイトウだけは気に入らない! SANADAはいいよ。SANADAは(※日本語で)“ダイジョウブ"。だから(※日本語で)“アタラシイパートナー"を見つけろ。そしたら挑戦させてやるから。だけどナイトウは論外だ!」

▼タイチ「ザックはああいうタイプがいちばん嫌いなんだよ。内藤みたいなのがいちばん嫌いなんだ」

▼ザック「ナイトウの野郎だけは大っ嫌いだ!」

▼タイチ「だからお前、もっとさ、熱いモノをくれよ。辻とか上村みたいに“俺らに勝ちたい"って気持ちをよ。なんにも伝わらないよ、内藤。なにがしたいんだよ!? あ!? やっぱりわかんないんだよ、お前。なにがしたいんだ、コラ!? なにがやりたいんだ、コラ!? なあ、コラ!? (新聞の)紙面かざって。飾ってもねぇか、コラ。東スポ飾って、コラ。なにがやりてぇんだ、お前は!? どういうつもりだ!? ハッキリ言ってみろ、コラ。ただただ“鷹木ブー"に先越されて、怖いんだろ? テメェの立ち位置がよ、失われそうで怖いんだろ!? なんでもいいから欲しいんだろ!? どっちだ!? 俺らがチャンピオンになったからタッグ(に)興味出たか!? どれが本心だ!? わかんねぇ。そのまんまじゃザックに嫌われて、ホントに(タイトル戦を)やんねぇかもしんねぇぞ。もっと熱いモノよこせよ、ふざけてばっかりでよ。なあ!? 帰るぞ、ザック。もう帰ろう(※と言ってザックと共に立ち去る)」

【デスペラードの話】「ハッハッハッ! ア〜〜ッハッハッハッ! あぁ〜…あぁ〜…あぁ〜、ビックリした。スゲェ。間違いなく今までの“ルチャ人生"の中で一番のトペ(スイシーダ)だったよ。おめでとうBUSHI。いやあ〜ビックリしたぜ。息止まったしな。もう肺の中の空気が全部出た。いやあ〜ビックリしたぜ。スゲェ! スゲェよ! そこは手放しでほめる。称えるよ。すごいよ、BUSHI。おめでとう。だけどな! お前、今日、俺に負けただろ、オイ!? なに!? 俺から3カウント獲ってなんだかんだって言ってたろ!? アァ!? 君は…“挑戦者の列"ってものがあるとしてだ、(その列の)最後尾に回っていただきましょう。俺はお前、挑戦者(石森)が決まって、タイトルマッチの日取り(7・10)も場所(札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)も決まってる状態で、お前がやる気出したから付き合ってたよ。最後の最後で俺が(カウント)3だ。な!? ナシだな、お前の挑戦は。(※場内から聞こえてくる入場テーマ曲に耳を傾け)いま聞こえてきたじゃねぇか? え〜と、ファンタズモだな? これは。まあ、挑戦者は石森だ。この試合(IWGPジュニアタッグ戦)、正直、俺は石森・ファンタズモ組はある(勝てる)だろうと思ってるし、そこで勝って勢いがついた石森だ。よしんば負けたとして、100万歩ゆずって石森が負けてみろ? ケツに火がついた石森が相手だ。どっちにしろ俺にとっちゃ、よそ向いてて防衛できる相手じゃねぇんだよ。オメェとの遊びは終わりだ。(※と言い残して立ち去ろうとするが、立ち止まり)まあ、遊びって言ったけど、俺は遊びのつもりはなかったんだ。ずっと本気だったぞ。だけどおしまい」


【内藤の話】「(※タイチにプレゼントされた段ボール箱を脇に抱え)偉大なタッグチャンピオンチームの今後の防衛戦のプランとして、先日は川田(利明)選手・田上(明)選手組、そして昨日、今日は、辻・上村組の名前を出してたけど、どうぞやって下さい。俺も見たいしね。でーも! でも、もう7月11日札幌大会での防衛戦、発表されちゃったんでね。SANADA・内藤哲也組の挑戦をクリアしてから! その先に行ってもらえますかね? あんま先のことばかり考えてると、足元すくわれちゃうよ。偉大なタッグチャンピオンチーム、そしてタッグでの実績もある2人だからね。ちゃんと目の前のこと考えたほうがいいよ。特にタイチ選手! チャンピオンとして地元・北海道に凱旋するんだ。チャンピオンとしてカッコいい姿を北海道のお客様に見せつけて下さいよ。あと……(※段ボール箱をバンバン叩き)Gracias por tu regalo de umpleaños.誕生日プレゼント、ありがとうございました。(※段ボール箱を勢いよく蹴り飛ばし)カブロン!」

【鷹木の話】「(※IWGP世界ヘビー級ベルトを肩にかけ)内藤もSANADAも、負けちまったけどBUSHIも、生き生きしてんな。この俺は! そうだな。今日は飯伏がいなかったから、ちょっと“ハツラツぶり"が弱かったかもしれんな。肝心の飯伏は第2試合で上村と楽しそうに試合してたな。まるでプロレス少年のころのように。なあ、飯伏? 楽しそうだな? プロレスが楽しいんだな? だがな! 勘違いすんなよ、飯伏。俺とお前のタイトルマッチは! 潰し合いっつったろ!? オイ? 楽しむ余裕なんか与えねぇぞ、この野郎。オリンピック期間中の東京ドームで、このベルトを奪いたいんならな。現時点でこのプロレス界の金メダル、IWGP世界ヘビーのベルトを持ってるのは、この俺だ(※自信満々の笑みを浮かべて平手でベルトを叩く)」

【BUSHIの話】「(※首をアイシングしながらコメントスペースにひざまずき)言っておくけどな! これで終わりじゃねぇ。俺はまだあきらめるつもりはねぇ…」

※SANADAはノーコメント

プロ格 情報局