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6/26【NOAH】ランブル戦強引参加のHAYATAがジュニア挑戦権 注目Eitaは小川に苦杯

『NOAH “ABEMA PREMIUM MATCH" SERIES 敗者髪切り金網デスマッチ』TVマッチ(2021年6月26日配信)

 GHCジュニア次期挑戦者を決めるランブル戦は、当初参加予定のなかったHAYATAが制覇。あす(27日)配信のABEMA・TVマッチで王者・小峠篤司に挑戦する。一方、注目のEitaは小川良成によって失格へと追い込まれた。

 戦国模様が続くノアジュニア。小峠への“包囲網"が敷かれたことで、10選手参加のランブル戦(時間差入場バトルロイヤル)での次期挑戦者決定戦が行われた。

 原田大輔とNOSAWA論外の登場からスタート。徐々に選手が加わりながら乱戦の度を深めたものの、10番目の鈴木鼓太郎が現れても誰ひとりとして失格者が出ない。

 ところが、当初出場予定のなかった小川とHAYATAが強引に参加するや、一気に試合が動く。原田と論外をすぐさまオーバー・ザ・トップロープ(OTTR)で失格に追い込むや、覇王&仁王は好連係でGHCジュニアタッグ王者の大原からピンフォール勝ち。ならばと今度は宮脇が覇王と仁王をことごとく失格に追い込んで気を吐いてみせた。

 そして注目のEitaはラフファイトでかき回して存在感を発揮。序盤には原田とも火花をちらしつつ、宮脇をトラウマ(リストクラッチ式変型ニーアッパー)で仕留めてみせた。小川ともナックル合戦や髪の毛のつかみ合いを展開したものの、ロープ際のショルダースルーで投げ飛ばされ、場外の論外らと交錯しながらOTTRで失格となった。

 負けじと論外も場外から小川の足を引っ張って報復し、YO-HEYが小川を蹴落として失格に追い込む。ならばとHAYATAも鼓太郎をヘデックで仕留め、最後の二人はHAYATAとYO-HEYの“元夫婦タッグ対決"となった。

 YO-HEYが先に好機をつかんだが、HAYATAもスーパー顔面Gをパワーボムで空中撃墜する離れ業。それでもYO-HEYはYO-ROLLや顔面ドロップキックで再びHAYATAを切り崩すや、顔面Gで飛び込んだ。

 だが、ヒザをキャッチしたHAYATAはマンハッタンドロップで切り返す離れ業。最後はヘデックでダメを押して3カウントをもぎ取った。

 当初参加予定のなかったHAYATAが、死角からまさかの“カットイン"してジュニア王座挑戦権を獲得。すかさず本部席で戦況を見届けていた小峠がリングに上がると、「HAYATA、ノアジュニアのために、ランブル戦参加してくれてありがとう。お前がすげー熱いもん持っているヤツだと俺は勝手に思ってんぞ。お前もこのベルトを巻いたことがある実力者や。だけどな、今の俺のチャンピオンとしての意地、勢いを絶対止められへんぞ。お前を倒して、今のノアジュニアを作り上げるのは俺の役目やからな」と王者らしくベルトを掲げた。

 HAYATAもうんうん…と同意すると見せかけて急所を蹴り上げるや、403インパクトで突き刺して小峠をKO。無言ながら王座奪取を雄弁に宣言して姿を消した。両雄によるGHCジュニア王座戦はあす(27日)配信。小峠は3度目の防衛、HAYATAは約1年半ぶり3度目の戴冠を目指して、ノアジュニアの覇権を争う。


【小峠のコメント】
▼小峠「ああ、効いた…」

――HAYATA選手が優勝したのは、チャンピオンとして意外だった?

▼小峠「いや、意外じゃないでしょ。あいつもこのベルトを巻いたことのある実力者なんで。まあでも、参加するとは思ってなかったんで。参加してくれたってことは、チャンピオンとしては嬉しいし。俺にはこのノアジュニアを作り上げるって目標があるから……目標じゃないな。絶対にするよ。そのためには、ノアジュニアの人間全員に火が点いてくれることが一番やと思ってるから」

――本部席からランブル戦を見ていてどうだった?

▼小峠「最高っすね、ノアジュニア。生意気だと思うかもしれへんけど、今日はリングサイドっていう一番いいところで見させてもらって、やっぱ最高っすね。ノアジュニアは全員が実力あるし、熱いし、面白いし、最高っすよ、ノアジュニア。最高っす。だから、このノアジュニアの熱いもの、最高っていうものを、俺はやっぱりみんなに見てもらいたい。そのためには、やっぱり俺自身が火を点けて、ノアジュニアを作り上げていって、しっかり見せつけていきたいと思っているから。でも、今日はすごい熱い気持ちになった。いろんなヤツと戦いたいし。具体的は名前は出せへんけど、あいつとも、あいつとも、あいつとも、全員とこのベルトを懸けて試合をしたいと思ったから。でも、まずは勝ち抜いてきたHAYATA。あいつなりの返事も俺は受け止めた。その気持ちを受け止めて、しっかり返していって、防衛したいと思います」

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