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6/28【大日本】野村が蹴殺KOで大地にシングル初勝利 ストロング王座戦「中之上vs青木」勝者への挑戦を表明

『一騎当千DeathMatch Survivor〜決勝戦』東京・後楽園ホール(2021年6月28日)
○野村卓矢vs橋本大地×

 野村が鮮烈な蹴殺KOで大地にシングル初勝利。7・4大阪大会で行われるストロング王座戦「中之上靖文vs青木優也」勝者への挑戦をアピールした。

 一騎当千デスマッチリーグ最終戦で、ストロングBJの好カードが組まれた。阿部史典とのアストロノーツでBJWタッグ王者に君臨する野村と大地のスペシャルシングルマッチだ。

 序盤から両者は打撃でけん制し合い、グラウンドでの先手争いを展開すると、オープンフィンガーグローブ着用の大地が馬乗りになってエルボーやパンチを何発も振り下ろす。野村は下から左腕を取って腕ひしぎ逆十字固めで捕獲。大地が逃れてもミドルキック連打で左腕を狙い撃ちしたが、大地は水面蹴りでやり返し、馬乗りになってパンチを連発した。

 素手の右腕のため反則が取られてブレークがかかると、野村は張り手、右ハイキックで逆襲して大地をダウンに追い込む。大地は立ち上がる気配がなく、続行不可能と判断したレフェリーが試合を止めた。

 野村はこれが対大地シングル初勝利。試合後、大地と握手、抱擁を交わした。そしてマイクを持つと「ようやくシングルで橋本大地に勝つことができました。今日の試合内容もそうだし、何より橋本大地に勝てたことが僕の大きな自信になります」と手応えを強調し、「ここで1個、要望というか、私の口からわがままですが言わせてもらいます」と続けた。

 野村の口から飛び出したのはストロング王座挑戦表明だ。「7月4日、大阪。中之上靖文と青木優也のストロングヘビーのタイトルマッチがあります。それに勝った方に7月23日、ここ後楽園ホールで挑戦させてほしいです。いや、挑戦します!」と宣言すると、場内から大きな拍手が起き、野村の主張を支持した。

 元王者でもある大地撃破は実績として申し分なし。野村は初の大地超えの勢いそのままに、同じ聖地でストロング王座初戴冠に挑む。

【試合後の野村】
▼野村「勝ちました。橋本大地、今日は僕が放った闘魂問題に彼なりのアンサーでたぶんオープンフィンガーグローブつけて、IGFのね、戦いをしてくれたと思います。アクの強いプロレスでしたけど、この試合内容で橋本大地に勝てたというのは、僕にとって物凄く自信になってるんで。この勢いのまま7月23日、後楽園ホール、ストロングヘビーのベルト、4回目の挑戦ですが、今回こそは必ず獲ります!」

――試合内容的に自分の望むようなストロングの戦いができた?

▼野村「できました。殺伐としたというよりも、個人の考えの中であるんで、わからないですけど、ハードな。試合時間は長くなかったけど、戦いを見せられたんじゃないかなと思います。あの試合がたぶん僕と大地さんの中で表現できる一種の闘魂というものの形なのかなと思います。ありがとうございました」

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