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7/11【全日本】宮原&青柳がケジメの世界タッグV4 怒りの土肥羆肉薄も返り討ち

『2021 SUMMER ACTION SERIES』開幕戦 エディオンアリーナ大阪・第2競技場(2021年7月11日)
世界タッグ選手権試合 ○青柳優馬&宮原健斗vs土肥こうじ&羆嵐×

 宮原&青柳が土肥&羆嵐を返り討ちにし、世界タッグ王座V4。6・26大田区大会での同王座戦延期のケジメをつけた。

 当初、両チームによる世界タッグ戦は6・26大田区大会で行われる予定だったが、宮原と青柳が三冠王座決定巴戦に出陣したため今大会に延期に。怒りの土肥羆は「暫定王者」を自称し、「挑戦してこい」と挑発していたが、NEXTREAMにとっては落とし前をつける意味でも負けられない一戦となった。

 だが、憤怒の土肥羆に大苦戦を強いられた。序盤から中盤にかけて青柳が土肥のギロチンドロップと羆嵐のセントーンを同時投下されるなど集中砲火を浴び、宮原が巻き返しに出ても単発で終わり、土肥の南京錠固めに捕まってしまう。主導権を握った土肥羆は王者組をアルゼンチンバックブリーカーで同時に担ぐと、羆嵐がバックフリップ、セントーンで攻め込んで流れを作った。

 青柳が羆嵐のダイビングセントーンを自爆させ、エンドゲームで勝機を作ったものの、TOTAL ECLIPSEはレフェリーを場外に転落させて無法地帯を作り、乱入した北斗がイス攻撃の暴挙に出る。さらに児玉がトラースキック、北斗がダイアモンドカッター、土肥が旋回スクラップバスターと総出で青柳を攻め込み、土肥羆が合体バックフリップを敢行すると、土肥が人殺しラリアット、羆嵐が埼玉に乾杯!でたたみかけた。

 だが、仕上げのダイビングセントーンは青柳が自爆させて突破口を開いた。すかさず宮原がブラックアウトで土肥を蹴散らし、北斗がイスを手にエプロンに上がってもフロントハイキックで撃退。セコンドの亮生がケブラーダで北斗と児玉を足止めする好フォローに出ると、スピンキックで追い討ちをかけた青柳がエンドゲームで絞め上げ、羆嵐をギブアップさせた。

 宮原&青柳が土肥羆を返り討ちにし、世界タッグ王座4度目の防衛に成功。大田区延期のケジメをつけた。「次また大阪に来る時は世界タッグ王者、そして三冠チャンピオンとして帰ってきたいな! 次、会う時は5冠王の宮原健斗で帰ってくるぜ」と大阪のファンに約束した宮原は「俺と青柳優馬、タッグチャンピオンとしてメインイベントを締めた。そして大阪の皆様の大歓声を聞いた。それが全てだ」と会心の防衛劇に胸を張った。

 一方、青柳はこれが大阪での初タイトルマッチ。自身で勝利を飾り、「まだまだ大森北斗に負けるわけにいかないんだ。俺はこれからもどんどんこのベルトとともに成長していって、プロレスラー・青柳優馬、どんどん上にいきます」とSNS上で舌戦を繰り広げてきた北斗を意識しつつ誓ってみせた。

 一方、土肥羆は初挑戦・初戴冠ならず。「1回目の挑戦で獲れるほど世界タッグのベルトは甘くなかったってことだ」と悔しさを噛み締めた土肥は「あいつらがチャンピオンのうちに必ず取り返したいな。俺らのベルトをな」と今から再挑戦の時を見据えて誓うばかり。羆嵐も「俺が参ったしちまったからよ、俺がやるしかないだろ」とリベンジを描いていた。

【試合後の宮原&青柳】
▼宮原「大阪に帰って来たぞ。全日本プロレスは6・26大田区総合体育館から明らかに新しい波が立っている。その中で! 俺と青柳優馬、タッグチャンピオンとしてメインイベントを締めた。そして大阪の皆様の大歓声を聞いた。それが全てだ。4度目、防衛したぞ。しゃあ!」

▼青柳「OK、4度目の防衛成功しました。まだまだ大森北斗に負けるわけにいかないんだ。俺はこれからもどんどんこのベルトとともに成長していって、プロレスラー・青柳優馬、どんどん上にいきますんで、応援よろしくお願いします」

▼宮原「次はあさって7月13日、東京・新木場。そして! 横浜・保土ヶ谷、そして! 千葉・成田、そして! 東京・後楽園ホールだ。7月も皆様と会場、そして全日本プロレスTVなど各媒体で会えるのを楽しみにしてるぞ。ありがとう」

▼青柳「皆さん、またお会いしましょう。バァイ」


【試合後の土肥&羆嵐】
▼羆嵐「疲れたぜ…」

▼土肥「まぁ、1回目の挑戦で獲れるほど世界タッグのベルトは甘くなかったってことだ」

▼羆嵐「やっぱりあの二人強ぇな」

▼土肥「あいつらがチャンピオンのうちに必ず取り返したいな。俺らのベルトをな」

▼羆嵐「俺が参ったしちまったからよ、俺がやるしかないだろ。しっかし青柳優馬、進化してやがった」

▼土肥「無尽蔵のスタミナを持ってる」

▼羆嵐「あの時のあいつじゃないな、もう」

▼土肥「こちら側の欠点がおもむろになっちまった。スタミナ不足という」

▼羆嵐「デブにはきついところだ、夏場は。今度は冬場にやろう冬場に」

▼土肥「俺はもうちょっと動けるけど。完全に最後バテちゃってたから。見てただろ。最後の50m20秒ぐらいの足の遅さ(笑)」

▼羆嵐「おい。ある意味、音速だよ音速。速すぎてゆっくりみえるだけだ。やっぱり戦い方変えないとな。相手の土俵に引っ張り込まれちまった今日は。動かされちまったな。俺、普段あんな試合にならない。あいつらのそういう強い気持ちとかよ、そうさせやがったんだよ」

▼土肥「俺らは宮原、青柳が世界タッグ持ってるうちに必ず世界タッグ獲るぞ。そういうこっちゃ。俺たちはまだ終わっちゃいねぇからな。始まったばっかりだ」

▼羆嵐「何ベビーフェースみたいなこと言ってんだ。ベビーフェースかましやがってよ、土肥先輩が、こうじ先輩が。もっと言った方がいいよ。ベビーフェースみたいなこと。もっと言ってくれ」

▼土肥「大阪のみんな、また来るからな。頼むぞ」

▼羆嵐「また会おう」

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