7/11【全日本】芦野が仕切り直しの三冠挑戦要求 拒否のジェイクに2日後新木場での直接勝利予告

『2021 SUMMER ACTION SERIES』開幕戦 エディオンアリーナ大阪・第2競技場(2021年7月11日)
○芦野祥太郎&諏訪魔&田村男児vsジェイク・リー&児玉裕輔&大森北斗×

　芦野が新三冠王者・ジェイクに仕切り直しの挑戦をアピール。拒否されたものの7・13新木場大会での再激突で直接勝利を奪い、認めさせる構えをみせた。

　当初、芦野はこの日、石川修司と三冠王座次期挑戦者決定戦を争う予定だった。が、石川が新型コロナ陽性判定を受けて欠場。挑戦者決定戦も消滅した。

　この日、芦野は復帰戦となった諏訪魔、田村とのトリオで、ジェイク&北斗&児玉と対決。ジェイクに触れる機会はほとんどなかったものの、北斗相手にエルボースマッシュを連発するなど圧倒。児玉の援護射撃を受けた北斗にブレーンバスター、ダイアモンドカッターで攻め込まれたものの、飛びつきアンクルロックで捕らえて応戦した。

　終盤には加勢に飛び込んだ児玉をリフト式エルボースマッシュで返り討ち。田村が児玉にプランチャを放つと、諏訪魔がジェイクに、芦野が北斗にジャーマンを同時に敢行する見せ場を作った。そして最後はアンクルロックで北斗をギブアップさせて勝利を決めた。

　挑戦者決定戦は消滅したものの、芦野は当然、三冠挑戦をあきらめたわけではない。試合後、去ろうとしていた王者・ジェイクを呼び戻すと「俺はあの(6・26大田区の)メインのあと覚悟持ってリングに上がってんだよ。ベルトに挑戦させろってな。7月22日、後楽園ホールで三冠かけて俺と試合しろ」と舞台を指定し、仕切り直しの三冠挑戦を迫った。

　ジェイクは「答えはノーだ、バカヤロー。お前とやるメリットがどこにある?」と拒否。4月のチャンピオン・カーニバル公式戦で芦野に勝利しているだけに正論そのものだが、芦野も引かない。「勝った奴が正義なんだよな? じゃあ7月13日、新木場大会、俺は諏訪魔さんと組んでお前と土肥こうじだな。そこでお前から勝ってやるよ。お前から勝って、『答えはイエスだ』って言わせてやるからよ」と実力行使で認めさせる構えを見せた。

　しかも7・13新木場大会は諏訪魔とのタッグ本格始動となる。「俺はここでタッグでも勝ちたいし、ジェイク・リーにも直接勝ちたいんだよ。必ずジェイクから、必ず、必ずジェイクから勝つ」と自らに言い聞かせるように繰り返した芦野は直接勝利によってジェイクの首を縦に振らせる。

【試合後の諏訪魔&芦野&田村】
▼諏訪魔「おし! ありがとう!」

▼芦野「ありがとうございました!」

▼諏訪魔「よし、ただいま帰ってきましたよ」

▼田村「ありがとうございました」

▼芦野「待ってましたよ」

▼諏訪魔「いやぁ、うれしいね。つらかったよ。1ヵ月、間あいちゃってさ、試合できるかなと思ったけど、やっぱ息上がったからね。コンディション的にはもっともっと。あとは試合、実戦をこなすだけかなと思いますよ。もうちょっと経ったら三冠という言葉も出したいと思うし。芦野選手がさ、ホントに凄いよね。絶好調だ。ノってるよ。俺みてたぜ、大田区。凄ぇ待ってくれてんだよね。うれしいよ。だから今日ジェイクとやり合った時っつうのはいっちゃえよって思ったんだ」

▼芦野「いくしかねぇなと。諏訪魔さんと欠場してる間にやっぱり自分の考えも三冠にもう一回向き直さなきゃって気持ちを再確認したんで。ジェイク、必ずお前から獲るぞ。あいつから獲ることに、また違う意味が出てきましたね」

▼諏訪魔「意味あるよ」

▼芦野「ホント諏訪魔さんがいない間に、誰も忘れないように、ずっと投げるぞオイッ!使わせてもらいました」

▼諏訪魔「いやあ、ありがとう。あれはうれしかったよ、俺」

▼芦野「戻ってきたんで、本家がいるんで、やることはないですけど」

▼諏訪魔「いいよ、やって(笑)」

▼田村「やっていいんですか?」

▼諏訪魔「お前はダメだよ(笑) お前もうちょっとだな」

▼田村「わかりました。今日は復帰してくれたんでうれしいです」

▼諏訪魔「ホントうれしいの?」

▼田村「うれしいです」

▼諏訪魔「ホントかよ?」

▼芦野「ずっと寂しがってました」

▼田村「寂しかったです」

▼芦野「諏訪魔さん、いなかったんで、その間にめちゃくちゃ仲良くなって今日連係も」

▼諏訪魔「おぉ、いいチームになるね」

▼芦野「男児とはチームワークいいんですけどね、もう一人とは」

▼諏訪魔「誰だ? もう一人は。佐藤? あれダメだよ。あれ無理だな。何だよ?」

▼田村「同じチームでダメですって(苦笑)」

▼諏訪魔「もう同盟関係が結ばれたな。チームメイトとしてEvolutionとEnfants Terribles、ガッチリ同盟が結ばれたんじゃねぇかなと思うよ。佐藤もどうするか早く答え出しなさい。いらない?」

▼田村「いや、いりますよ」

▼諏訪魔「じゃあ、お前が何とかしろ。わかったな?」

▼田村「はい」

▼芦野「頼むよ」

▼諏訪魔「よし、いい感じで」

▼芦野「じゃあ次、7・13新木場。2日後ですけど」

▼諏訪魔「おぉ、やろう」

▼芦野「正式にタッグ始動なんで、絶対勝ちましょう。俺はここでタッグでも勝ちたいし、ジェイク・リーにも直接勝ちたいんだよ。必ずジェイクから、必ず、必ずジェイクから勝つ」

▼諏訪魔「かっこいいな。お前、もっとかっこよくなれよ」

▼田村「すいません、かっこよくなります」

【ジェイクの話】「あいつとやって何のメリットがあるんだ? 俺に。おい、諏訪魔。お前が返上したもの、俺が持ってるぞ。このまま専務業に戻るわけねぇだろ? まぁ、13日、やってやるよ。獲ってみろ俺から」