7/22【全日本】鬼塚善戦も届かず ゼウス&イザナギがアジアタッグ盤石V6

『2021 SUMMER ACTION SERIES』最終戦 東京・後楽園ホール(2021年7月22日)
アジアタッグ選手権試合 ○イザナギ&ゼウスvsエル・リンダマン&鬼塚一聖×

　鬼塚が奮闘したものの、最古のベルトに届かず。ゼウス&イザナギが盤石のアジアタッグ王座V6を果たした。

　当初は王者のゼウス&イザナギ組が#STRONG HEARTSのT-Hawk&リンダマンを迎え撃つ予定だったが、T-Hawkが右肋骨骨折のため欠場に。代わりに若い鬼塚がリンダマンのパートナーに名乗りを上げ、今回のV6戦が正式決定した。

　アジアタッグ初挑戦で気合いの入った鬼塚は序盤から発奮。積極果敢にゼウス相手に逆水平合戦&ショルダータックル合戦を仕掛ける。さすがに競り負けたものの、イザナギの追撃を許さず、リンダマンと代わる代わるに攻め立て、試合を優勢に進めた。

　リンダマンも体格差をものともせずにゼウスと真っ向勝負を繰り広げて気を吐くと、鬼塚も続く。イザナギに照準を合わせ、リンダマンのバックドロップ、鬼塚のダイビングエルボードロップ、リンダマンのジャーマン、鬼塚のスピアー…と怒とうの連続攻撃がさく裂し、タイトル奪取の絶好機を掴んだ。介入したゼウスにスピアーをキャッチされてしまったものの、リンダマンがミサイルキックを浴びせて好フォローを見せた。

　しかし、王者組は冷静だった。イザナギが仙人の首固めで鬼塚に揺さぶりをかけて主導権を奪い取る。それでも鬼塚はゼウスと正面からチョップを打ち合って場内を沸かせたものの、その間に体力を回復させたイザナギが不意を突く低空ドロップキックで足止め。ゼウスとのダブルインパクト式ミサイルキックも完璧に決まった。そして、最後はバズソーキックから仙人の首固めでクルリ。途中で足を痛めた様子のイザナギだったが、慌てることなく若い鬼塚を料理した。

　PURPLE HAZEのゼウス&イザナギがアジアタッグ王座V6。イザナギは「鬼塚もキャリアはわからないけど、相当の覚悟を持ってきて、T-Hawkの代わりに代理でプレッシャーは凄いと思うけど、本当にはねのけて、憎たらしいぐらいに強かったですね」と鬼塚を評価しつつ、「ただ、こっちも直前に挑戦者チームが怪我だって言って、相手変えられて、そんなところで負けられないんで」と盤石のタイトル防衛をアピールした。

　さらに、「まあ、T選手がどう思ってるのか知らないですけど、こっちはいつでもOKですよ。待ってますよ」と流れてしまったT-Hawkとの王座戦を改めて希望。ゼウスも「おい、リンダマン。次、もう1回やりたかったら、もともと予定やったT-Hawk連れてこい。いつでも俺らがアジアタッグのベルトを懸けてやったる」と口を揃えた。

【試合後のゼウス&イザナギ】
▼イザナギ「おいおい、鬼塚もキャリアはわからないけど、相当の覚悟を持ってきて、T-Hawkの代わりに代理でプレッシャーは凄いと思うけど、本当にはねのけて、憎たらしいぐらいに強かったですね。ただ、こっちも直前に挑戦者チームが怪我だって言って、相手変えられて、そんなところで負けられないんで。まあ、T選手がどう思ってるのか知らないですけど、こっちはいつでもOKですよ。待ってますよ」

▼ゼウス「おい、リンダマン。次、もう1回やりたかったら、もともと予定やったT-Hawk連れてこい。いつでも俺らがアジアタッグのベルトを懸けてやったる。待っとけ」

▼イザナギ「もう折るんじゃねえぞ、おい! 骨をよ!」