7/22【新日本】鷹木が欠場・飯伏にメッセージ 「待っててやる」「中途半端な状態なら一瞬で終わらす」

『映画「ゴジラvsコング」Presents SUMMER STRUGGLE in OSAKA』大阪府立体育会館・第1競技場(エディオンアリーナ大阪)(2021年7月22日)
○鷹木信悟&BUSHIvs本間朋晃&マスター・ワト×

　IWGP世界ヘビー級王者・鷹木が7・25東京ドーム大会での挑戦者・飯伏幸太の復帰を待つ構えをみせつつ、「万全なお前を倒さなきゃ意味がねぇんだよ。中途半端な状態できたら一瞬で終わらすぞ」と通告した。

　7・25東京ドーム大会で飯伏とのIWGP世界ヘビー級王座初防衛戦を控える鷹木。この日の大阪から7・24名古屋までの3大会で前哨戦が組まれていたが、飯伏が「誤嚥性肺炎」のため欠場。挑戦者不在の中、鷹木はBUSHIと組んで本間&ワトと激突。飯伏にメッセージを送るように王者の強さをみせつけた。

　序盤、本間にエルボー連打で先手を取られ、執ようなヘッドロックに捕まっても、雄たけびもろともショルダータックルでねじ伏せて場内に拍手を求める。セントーンが自爆に終わると、逆水平を連発され、フェースクラッシャーで叩きつけられたが、小こけしは回避。エルボースタンプ連打で首を狙い撃ちし、セントーン、ダブルチョップ、ブレーンバスターと攻勢を続けた。

　その後も鷹木は止まらない。両腕ラリアットで本間とワトをまとめてなぎ倒し、ワトには熨斗紙を敢行。「来た、来た、来たぁ!」と絶叫し、手拍子の中、串刺しパンピングボンバーで追い討ち。ワトが丸め込みを連発して食い下がり、顔面蹴りもぶち込まれたが、ナックルパンチで応戦。追尾式左ラリアットを叩き込むと、パンピングボンバーでワトを吹き飛ばして3カウントを奪った。

　挑戦者・飯伏不在の大阪2連戦初日で鷹木が快勝。当然、7・25ドームで飯伏とIWGP世界王座を争うつもりで、「王者としてどっしり構えて待っててやるよ」との意向を示した。飯伏復帰は回復状況で判断されるが、鷹木は「万全なお前を倒さなきゃ意味がねぇんだよ」と強調。「中途半端な状態できたら一瞬で終わらすぞ」と投げかけていた。

【鷹木の話】「本間とワトじゃ、準備運動にもならんな、オイ。なんだったらもう一発、ハンディキャップマッチでもやるか。まぁ冗談はさておき、今日からビッグマッチ4連戦だ。大阪、大阪、名古屋、そして東京ドームか。まぁ残念ながら今日、明日、あさっては飯伏幸太は休みのようだな。だが7・25東京ドームは未定なんだろ? 俺はそこに彼の強い意志を感じるよ。なぁ? ヤツはまだあきらめてねぇんだろ? だが飯伏、俺から言わしてもらうと、万全なお前を倒さなきゃ意味がねぇんだよ。中途半端な状態で来たら一瞬で終わらすぞ。まぁ俺は王者として、どっしり構えて待っててやるよ」

※BUSHIはノーコメント


【本間の話】「IWGP世界ヘビー級チャンピオンになった鷹木信悟と初めて今日、リングで肌を合わせました。メッチャクチャ強い。もともとの強さにベルトの重みが加わって、もっと強い。25日、日曜日、東京ドーム。飯伏の挑戦が決まってますけど、まだどうなるかわかんない。でも俺はIWGP世界ヘビー級のベルトが似合うのは飯伏幸太だと思ってる。あいつしかいない。あいつのベルトだよ。あいつが(インターコンチネンタルと統一すると)言ったんだから。飯伏、必ず戻ってきて、鷹木をやっつけてくれ。でも、でも、だからといって焦りは絶対禁物だから。体調万全にしてドームに戻って来てくれ。もし、万が一、戻って来れないようなことがあった場合、明日、あさって、どっちかで、どっちかでいいんで俺がチャンピオン、鷹木から(勝利を)取ったら、俺が東京ドーム、いかしてもらう。こんなチャンスは2度とない。俺みたいなヤツがIWGP世界ヘビーいったっていいだろ? こんな時だからこそ、夢見たっていいだろ? 夢、実現するからよ。明日、あさって、鷹木(から)絶対取ってやる」

【ワトの話】「(※片ヒザをついて)チャンピオン、鷹木信悟…北海道でやられた借りは必ず返させてもらう。俺はお前にリベンジがしたい。飯伏さんがもし帰って来れなかったとしても、本間さんがいったとしても、俺はお前にリベンジがしたい。負けた、せっかくのチャンスの場で負けた思いがすごく、すごく悔しくて…。俺は必ず倒してやる。(※立ち上がって)やってやる」