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7/28【NOAH/金剛】拳王が金剛興行でケジメの北宮絞殺 対道場軍・対抗戦で貫禄決勝打

『金剛興行 DIAMOND 4』神奈川・クラブチッタ川崎(2021年7月28日)
○拳王vsマサ北宮×

 4度目の開催となった金剛興行メインで、拳王が元メンバー・北宮とケジメの一騎打ち。激闘の末の絞殺勝利で締めくくり、対ノア道場軍相手の対抗戦で貫禄の“決勝打"を放った。

 “ノア道場軍"とのシングル6番勝負が展開された第4回金剛興行。そのメインで組まれたのが、拳王と北宮のケジメの一騎打ちだった。

 結成から金剛に所属し続けてきた北宮だが、今春、中嶋勝彦との亀裂を機に離脱。別々の道を行くことになった両雄が“信念"をぶつけ合った。

 見せ場を重ねたのは、金剛離脱後の躍進が目立つ北宮だった。徹底したヒザ攻めで序盤から主導権を握ると、反撃に出た拳王のPFSもスピアーで空中撃墜。拳王の猛烈な蹴り、鋭いドラゴンスープレックスを浴びてもムックリと立ち上がり続け、リング中央での監獄固めで獄門鬼と化した。

 だが、もがき苦しみながらもロープをつかんだ拳王は、サイトスープレックスをスリーパーで切り返す。何度振り払われ、投げ飛ばされても絞るその手を離さず、最後は執念の胴締めスリーパーで北宮を力なくタップアウトさせてみせた。

 北宮とのケジメの一戦を制して、ノア道場軍との対抗戦も3勝2敗1分けの勝ち越しに持ち込む決勝打。金剛興行で首領の面目を保った拳王は、「今日、征矢は残念ながら結膜炎で欠場したけどな、金剛のイメージカラーみたいに真っ赤に情熱が燃えてるんだ。髪だけじゃないぞ、今日は気合い入りすぎて、目ン玉まで真っ赤にしちまったんだ」とマイクでも場内を沸かすや、「それくらい熱い金剛のメンバー・征矢を入れて、またDIAMOND5、開いてやるからな、それまで楽しみにしといてくれ! 今、ここにいるクソヤローども! (動画で)観ているクソヤローども。これからはな、金っ剛、俺たちに……ついてこい!」と締めくくった。

 2019年に結成された反骨集団・金剛も、気づけばオリジナルメンバー(北宮、小峠篤司、稲村愛輝)はすべて離脱。それでも拳王は「北宮光洋(※北宮の本名)…めちゃくちゃ良い信念を持ってんじゃねえかよ。金剛やめても、そのまま突き進めよ。テメーだったらな、俺たちの敵としてふさわしい。これからもどんどん突き進んでいけ。小峠篤司もそうだ、稲村もそうだ。突き進んでいけ」と改めて“金剛魂”なメッセージを送った。

【拳王の話】「金剛興行、DIAMOND4……金剛も結成してから、色々あったよな。オリジナルメンバーも抜けて、移り変わっても、今日の試合を見て分かっただろ? 金剛のメンバーはな(現・元関わらず)強い信念を持ってんだ。元メンバーも強い信念を持ってんだ。その強い信念のまま、歩んでいけよ、北宮光洋。めちゃくちゃ良い信念を持ってんじゃねえかよ。金剛やめても、そのまま突き進めよ。テメーだったらな、俺たちの敵としてふさわしい。これからもどんどん突き進んでいけ。小峠篤司もそうだ、稲村もそうだ。突き進んでいけ。そしてな、今いる金剛のメンバー……テメーらもうかうかしてらんねーぞ? もっともっと突き進んで頂点目指していってやるからな。俺たちの強い信念、これからもクソヤローども…よぉく見ておけよ」

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