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7/30【新日本】棚橋再始動 US王座獲りへ「いい流れが来ている」

『映画「ゴジラvsコング」Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年7月30日)
○棚橋弘至&矢野通vsチェーズ・オーエンズ&外道×

 棚橋が再始動。早くもUS王座挑戦が決定し、初戴冠に向けて「いい流れが来ている」と手応えを見せた。

 7・25東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者・鷹木に緊急挑戦した棚橋だったが、惜しくも敗れてベルト獲りを逃した。しかし、落ち込むことなく、早くも再起に向けて新たな動きを見せ、これまで手にしたことのないUS王座に照準。8・14ロサンゼルス大会で王者ランス・アーチャーとの対戦が決まった。

 この日、棚橋は矢野と組んで、BULLET CLUBのオーエンズ&外道と対戦。いきなりオーエンズが矢野の消毒スプレーを強奪し、棚橋たちの顔面に噴射して奇襲を受けた。むき出しになったコーナー金具に投げつけられると、パートナーの矢野が長時間捕まる展開に。矢野とオーエンズは9・4メットライフドーム大会で「KOPW 2021」争奪戦を控えているだけに、厳しい攻撃が続いた。

 しかし、嫌な流れを棚橋が変える。オーエンズにフライングフォーアームを放つと、介入しようとした外道にロープを挟んだ状態でドラゴンスクリューをズバリ。オーエンズにはダイブ式サマーソルトドロップを投下した。オーエンズのヒザ蹴りを食らうと一転してピンチを迎えるが、外道の外道クラッチを切り抜けた棚橋は逆回転のグラウンド式ドラゴンスクリューで逆転。テキサスクローバーホールドに捕らえて、一気にギブアップを奪った。

 再起戦を自らの勝利で締めくくった棚橋は「いい流れが来ている。ドームでは敗れましたけど、次にUSヘビー級」と手応え。ドームのダメージが体には残っているものの、「懐かしい感覚。肉体が精神を超えていく感覚、大事にしていきます」とそんな状況すらも楽しんでいる様子だった。

 鷹木戦後、「下半期、期待していいよ」と強気に予告していた棚橋が早くも掴んだ急浮上のチャンス。US王座奪取を果たし、ドーム大会での敗戦から最短距離で、再び新日本のトップ戦線へと駆け上がる構えだ。

【棚橋の話】「いい流れが来ている。(7・25)ドームでは(IWGP王者・鷹木に)敗れましたけど、次にUSヘビー級(王座挑戦)。ただ、ドームのダメージがあっちこっちあっちこっちに(ある)。けど、そういうモンなんだよな、レスラーってな。懐かしい感覚。肉体を精神が超えていく感覚、大事にしていきます」

【矢野の話】「淋しい! 淋しい! 淋しい! よく見ろ、オイ! 父さんが夜なべして作ったこのマイベイビーちゃんを! なんてことするんだ、お前は! ふざけんな、お前! なんてことするんだ、オイ! なんか言ってたな、あいつ。『アイ・クイット(I quit)』? 『アイ・クイット(I quit)』? やめてくれ! そんなことはな、俺は一言も言ってない。ドームでもこの前の後楽園でも今日の後楽園でも言ってないぞーッ!」

【オーエンズの話】「聞いたか? ヤノがなんて言ったか聞いたか? あいつは『チェーズ、もうやめてくれ! お前は俺より優れたアスリートでテキサスヘビー級王者で、ミスター・ランボー、そしてミスター・キング・オブ・プロレス! やめてくれ! チェーズ、君こそがナンバーワン。もうやめてくれ! やめてくれ!』とヤノは確かに俺にそう言った!」

※外道はノーコメント

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