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7/31【スターダム】壮絶張り合い制して朱里がシンデレラT覇者・上谷撃破

『5★STAR GP 2021〜開幕戦Day-1〜』神奈川・横浜武道館(2021年7月31日)
「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦 ○朱里vs上谷沙弥×

 朱里が壮絶な張り合いの末、シンデレラトーナメント覇者・上谷を撃破。次戦の舞華との同門対決へ向けて「二人にしかできない世界観を出したい」と描き、「5★STAR制して、勝利して、あの私がほしくてほしくてたまらない赤いベルトを今度こそ私が巻きます」と改めてワールド王座獲りを見据えて優勝を誓った。

 2年連続2度目の出場となった朱里は5★STAR GP初制覇によってワールド王者・林下詩美への再挑戦を狙う。開幕戦となったこの日の相手は、今年のシンデレラトーナメント覇者・上谷。2017年のトニー・ストーム以来、史上二人目となるシンデレラトーナメント&5★STAR GPダブル制覇を狙う。

 序盤から上谷が馬乗りになってのエルボー連打など、相手のお株を奪う打撃で先手を取る。ドロップキックで追撃したが、朱里はサッカーボールキック、ランニング低空ニーと鋭い打撃で逆転。腕ひしぎ逆十字で捕らえた。耐えた上谷もエルボーを連発するものの、朱里はヒザ蹴り連打で倍返しした。

 それでも上谷はフランケンシュタイナーで逆襲。コーナー最上段からのプランチャを発射した。リングに戻っても上谷はミサイルキックを放ったが、スタークラッシャーは決められず。ミドルキック連打を浴びせた朱里は腕固めで捕らえ、上谷がエルボーを何発も打ち込んでも、朱里は山折りで応戦。上谷も執念でスタークラッシャーを決めてやり返した。

 ファイアーバードスプラッシュが未遂に終わっても、上谷はエルボー合戦を狂ったような連打で競り勝つ。朱里がビンタでやり返すと、ここから壮絶な張り合いへと突入。朱里が左右の連打を浴びせてねじ伏せ、ストンピングを振り下ろせば、上谷も同じく張り手連打で徹底抗戦。あえてノーガードで受け止めた朱里だが、前のめりに倒れ込んだ。

 その後も両者とも本能の赴くまま戦っているかのようなエルボーの打ち合いが続いた。朱里が腕固めで捕らえれば、逃れた上谷はニールキックで応戦。朱里がカウンターのハイキックをぶち込むと、上谷もフランケンシュタイナーでやり返したが、朱里はランニングニーを後頭部にグサリ。腕ひしぎ逆十字固めから再び腕固めで捕らえる。耐えた上谷にローリングバックブローを3連打で浴びせると、流炎(変型エメラルドフロウジョン)を爆発させて熱戦に終止符を打った。

 激しい張り合いの末、朱里が上谷を仕留め、白星スタートを飾った。上谷が7・4中野たむとのワンダー王座戦でビンタ合戦を繰り広げた姿を見て、「張り手が凄い覚醒していたのを見たので、今日の試合であいつの張り手を受けたい」との思いに駆られた朱里。感想は「めちゃめちゃ痛かった」、「シンデレラトーナメント優勝してめちゃめちゃ勢いある選手なので楽しかった」というものだった。

 続く2戦目は明日8・1横浜武道館大会の舞華戦。Donna Del Mondo対決となる。「舞華とは同門で自分の中でみせたい世界観があって、それを明日、自分の中ではその世界観を、二人にしかできない世界観を出したい」と描いている朱里は「その中でもちろん自分が5★STAR制して、勝利して、あの私がほしくてほしくてたまらない赤いベルトを今度こそ私が巻きます」と改めてその先にワールド王者・詩美との決着を見据えて優勝を誓っていた。

【朱里の話】「5★STAR初戦勝利しました。いてぇ。まぁ上谷沙弥、初対戦となります。軽やかな飛び技、そして何といっても中野たむが師匠と聞いていたので、この間の中野たむとの試合も見てて、張り手が凄い覚醒していたのを見たので、今日の試合であいつの張り手を受けたいなと思って今日きました。めちゃめちゃ痛かったですね。でも、まだまだもっともっと痛い張り手を期待してます。そして、中野たむ。自分、中野たむとも初対戦なんですよ、この5★STARで。その中野たむの張り手も、どっかの記事で『張り手は愛だ』って書いてあったと思うので、それも凄く楽しみにしています。上谷沙弥、やっぱシンデレラトーナメント優勝してめちゃめちゃ勢いある選手なので楽しかったですね。でも自分が勝利したんで、また明日、舞華戦。舞華とは同門で自分の中でみせたい世界観があって、それを明日、自分の中ではその世界観を、二人にしかできない世界観を出したいなって思ってます。その中でもちろん自分が5★STAR制して、勝利して、あの私がほしくてほしくてたまらない赤いベルトを今度こそ私が巻きます。そのためにもこの5★STAR絶対制します」

【上谷の話】「5★STAR開幕戦、相手は朱里。自分が掲げてた4大巨頭の最初の一人目だったんですけど、そして完全無双を目指してやっていたんですが、一発目で負けてしまいました。自分の力不足さにホントに悔しいんですけど、でも、まだここで終わりじゃないので、ここから巻き返して完全無双マイナス1、ここから巻き返していきます!」

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