8/13【DDT】10代プロジェクトから13歳のエル・ユニコーン、18歳のイルシオンが8・21川崎でデビュー
8・21富士通スタジアム川崎大会『WRESTLE PETER PAN 2021』へ向けた会見が13日、東京・渋谷のAbemaTowersで行われ、大舞台で破格のデビューを果たす13歳のエル・ユニコーン、18歳のイルシオンがお披露目された。
ユニコーンとイルシオンは昨年からスタートしていたDDTの10代プロジェクトから誕生した10代レスラー。10代でデビューしたレスラーは珍しくないが、10代に特化した形はまれなケース。CyberFight・高木三四郎社長は「DDTも来年25周年を迎えることになりまして、50年、100年と続く団体であるという思いでおります。DDTの未来を見てきたなかで、竹下幸之介が17歳でデビューして、現在26歳なんですけど、立派に中心選手として育ってます。新人を育成していくなかで、門戸を広げるべきじゃないかと思いまして、10代に特化したプロジェクトをスタートしました」と同プロジェクトの目的を説明した。高木社長によると通常の練習生とは一線を画し、学業の合間を縫っての限定参戦となり、20代になった段階でDDT本体に組み込まれる予定だという。
8・21川崎大会ではユニコーンがHARASHIMA&吉村直巳&岡田佑介&今井礼夢、イルシオンが岡林裕二&TAMURA&渡瀬瑞基&飯野雄貴とそれぞれ組んでのデビュー戦対決を迎える。弱冠13歳のユニコーンは「記念すべき10代プロジェクトの最初のレスラーとして、デビューさせていただくことになり光栄です。東京五輪のスケートボードで金メダルを獲った西矢椛さんも僕と一緒の13歳で、すごく刺激を受けました。もっと練習して、川崎大会では僕が勝ちを狙っていきたいと思います」と白星デビューを宣言。「そして僕と同じ世代の人たちにもっとプロレスの魅力を伝えられたらなと思います」とレスラーとしての目標を描いた。
対するイルシオンは18歳。「10代プロジェクトの選手としてデビューするからには、まずは川崎大会ででっかいインパクトを残して勝ちたいと思います」とこちらも白星デビューを見据えた。8・29仙台大会ではユニコーンとの一騎打ちが組まれており、「楽しみにしております。13歳のユニコーンに注目しがちだと思いますけど、イルシオンが10代プロジェクトの象徴として、10代のプロレスを世界に広めていきたいと思います」とライバル心を燃やすばかり。「僕も東京五輪を見ていて、サッカーの久保建英選手に大きな影響を受けました。一つ上の世代でありながら、世界で闘って活躍している久保選手のように、僕も世界で闘って勝つようなプロレスラーになりたいと思いました」と意気込んでいる。
デビュー戦ではHARASHIMA、岡林ら先輩たちに囲まれる形となる。ユニコーンは「対戦相手にイルシオンがいるのはすごく大きいんですけど。岡林さんという僕とは全然体が違ってムチャクチャ大きいプロレスラーがいるんですけど、力では勝てないので、技だったりでお客さんを魅了して、そのなかで一番目立ちたいと思います」と岡林を意識。イルシオンは「ヒートアップの16歳の今井礼夢選手もいます。10代の選手が3人いるので、そのなかで一番を取れるような試合をしたい」と同世代対決を意識しつつ、「相手にはHARASHIMA選手もいます。これまでDDTのたくさんのベルトを獲ってきた選手もいるので、そういった選手たちも意識して闘っていきたい」と臆さず先輩たちに挑む構えをみせた。
なお、高木社長によると10代プロジェクトのメンバー募集は今後も継続。希望者は入門テストなしで受け入れるという。
☆8/21(土)神奈川・富士通スタジアム川崎『WRESTLE PETER PAN 2021』16:00開場、17:00開始
▼スペシャル10人タッグマッチ〜エル・ユニコーン&イルシオンデビュー戦
イルシオン
飯野雄貴
渡瀬瑞基
TAMURA
岡林裕二
vs
エル・ユニコーン
今井礼夢
岡田佑介
吉村直巳
HARASHIMA
