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8/17【新日本】緊急出場オーカーンが完勝 “オスプレイ復活"に言及

『映画「ゴジラvsコング」Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月17日)
○グレート-O-カーンvs本間朋晃×

 緊急出場となったオーカーンが本間とのシングル初対決に完勝。8・14ロサンゼルス大会で復活を宣言したウィル・オスプレイに言及した。

 一部選手の欠場によるカード変更のため、オーカーンが緊急参戦。本間とのシングル初対決に臨んだ。

 序盤から得意のグラウンドでコントロールしたオーカーンはV1アームロックや脇固めを仕掛けて手玉に取る。本間も小こけしで反撃を狙うものの自爆。オーカーンは場外フェンス攻撃でいたぶり、アイアンクローや肩固めで絞め上げて本間を消耗させた。

 防戦一方となった本間だが、起死回生のDDTで突き刺して反撃を開始。ショルダータックルを連発し、逆水平を連打すると、串刺しバックエルボー、フェースクラッシャーの連続攻撃で巻き返す。さらに小こけしもヒットさせ、逆水平を連打していった。

 するとオーカーンが逆水平を返して打ち合いに。モンゴリアンチョップで競り勝ったオーカーンは一本背負いでぶん投げると、一気にエリミネーターの構えに。阻止した本間もノーモーション頭突きを連発し、ラリアット、こけしロケットで攻め立てたが、オーカーンは3カウントを許さず。コーナーからダイブした本間をキャッチして大空スバル式羊殺しで捕獲。エリミネーターで豪快に叩きつけて完勝を決めた。

 試合後、本間を踏みつけたオーカーンは無言のまま花道を下がったが、バックステージで8・14ロサンゼルス大会で復活ののろしを上げたUNITED EMPIREの盟友オスプレイについて言及した。オスプレイはG1不参加、新日マット参戦拒否の意向を示し、鷹木を「暫定王者」呼ばわりしたうえで「真のIWGP世界ヘビー級王者」を主張。新日本のアメリカ大会『NJPW STRONG』を支配する構えをみせていた。

 「我々、連合帝国はチームやユニットじゃない。しょせん個の集まり」と強調したオーカーンは「我々は同盟という形で支援するだけ。ゆえにオスプレイがアメリカで何をしようが余はかまわん」との意向を示した。一方で意味深長にも「連合帝国軍の支配者」、「ニュー・コモンウェルズ・キングピン」を自称し、「余が全世界を支配する。これは序章だ」とオスプレイへの下剋上とも受け取れる発言を口にしていた。

【オーカーンの話】「2000何年か知らんがなぁ、ワタリ(WORLD TAG LEAGUE)は制覇したと言っても、シングルじゃこのザマだ、オラ。まぁ、ヤツに対してコメントは特にねぇよ。リングでも興は乗ったが、しゃべるまでは乗らなかったな。代わりにオスプレイがアメリカで復帰を宣言したな。ひと言だけ言っておく。我々、連合帝国はチームやユニットじゃない。しょせん“個"の集まり。個人ならではの思惑がある。それを我々は同盟という形で支援するだけ。ゆえにオスプレイがアメリカで何をしようが余はかまわん。ヤツが暴れた結果、日本、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、グアム。世界中を帝国が、いや、連合帝国の支配者である余が、ニュー・コモンウェルス・キングピンの余が全世界を支配する。これは序章だ。余についてこい、愚民ども!」

【本間の話】「(※肩を借りてインタビュースペースにたどり着くと前のめりにヒザをつき、顔を上げて)オーカーン、強いよ。俺が負けたから、今年のG1は、なしか。俺は絶対あきらめねぇ。G1 CLIMAX出てやるよ! こんな世の中だから俺は出て、みんなを勇気づけてやる。それは俺しかできない」

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