8/18【全日本】芦野が「プロレス脳」でゼウスに雪辱 3回戦へ青柳兄弟2タテ予告

『第8回 王道トーナメント』神奈川・横浜市保土ヶ谷公会堂(2021年8月18日)
「第8回 王道トーナメント」2回戦 ○芦野祥太郎vsゼウス×

　芦野が「プロレス脳」でゼウスに雪辱を遂げ、ベスト8進出。亮生と対決する3回戦へ向けて青柳兄弟2タテを予告した。

　王道トーナメント初出場となった芦野は1回戦で青柳に快勝。チャンピオン・カーニバルで敗れた借りを返した。続く2回戦の相手はゼウス。奇しくも同じ横浜・保土ヶ谷におけるカーニバル公式戦で敗れて以来の再戦となった。

　開始と同時にドロップキックで奇襲した芦野だが、フライングバイセップスエクスプロージョンを食らって返り討ちにされてしまう。ならばとロープ越しのドラゴンスクリューやマフラーホールドでアンクルロックの布石となる足攻めに出たものの、マシンガン逆水平によって失速させられた。

　終盤にはしつこくアンクルロックを狙った芦野だが、ゼウスが決めさせない。ジャーマンでぶん投げ、ようやくアンクルロックで捕らえたものの振りほどいたゼウスがバイセップスエクスプロージョン、チョークスラムでたたみかけ、フェースロックの構えに入った。が、ここで芦野が勝負どころを見出した。サムソンクラッチの要領でゼウスを転がすと、アンクルロックで捕獲。両足で動きを止めて一気に絞め上げ、ゼウスをギブアップに追い込んだ。

　芦野が青柳に続いてゼウスにも春のリベンジを遂げ、2回戦を突破した。「力じゃ全く勝てねぇよ、あいつには。力も体も何も勝ててない」と認める芦野だが、ゼウス戦が決まってから対策を十分に練ってこの日を迎えた。結果、ゼウスが勝負をかけたところで逆転して快勝。「プロレス脳が違うんだよ。見てただろ。執ようにアンクル獲ったろ。あれだよ、あれ」と胸を張った。

　8・24新木場大会での3回戦では唯一ジュニアでベスト8に生き残った亮生と対戦する。「ファンは亮生に勝ってほしいって? 覆してやろうかな」と不敵な笑みを浮かべた芦野は「青柳兄弟二人とも勝ってやるよ。兄弟狩りだ」と宣言。これを制すれば3戦連続の所属狩りにもなる。芦野は「どんな飛び技も捕まえて、ぶん投げて決めやるよ。ジャーマンとアンクルロックとTボーンスープレックス、ここ試験出ます。対策しとけ」と敵に塩を送る余裕も見せていた。

【試合後の芦野】
▼芦野「よーし、勝ったぞ。3回戦進出。これはね、完璧に青柳兄に勝ってから、すぐ作戦練ったから。プロレスはな、筋肉だけじゃねぇんだ。もっと大事なものがあるんだ。ここだ、ここ。脳みそだ。脳みそがだいぶ足りてなかったな。力じゃ全く勝てねぇよ、あいつには。力も体も何も勝ててない。ただな、プロレス脳が違うんだよ。見てただろ。執ようにアンクル獲ったろ。あれだよ、あれ。ラリアット一発じゃ俺の心は折れねぇぞ。よし、これで次、8月24日、新木場。相手誰ですか?」

――青柳亮生だが?

▼芦野「青柳亮生。青柳亮生? 兄弟狩りだよ。青柳兄弟二人とも勝ってやるよ。兄弟狩りだ、このヤロー。亮生、いいですか? どうですか? 亮生は。どっち勝つと思いますか? 俺と亮生どっちが勝つと思いますか? ファンは亮生に勝ってほしいって? 覆してやろうかな。これで所属狩り、亮生で3人目だぞ。あと1週間あるな。せいぜい対策練ってこい。どんな飛び技も捕まえて、ぶん投げて決めてやるよ。ジャーマンとアンクルロックとTボーンスープレックス、ここ試験出ます。対策しとけ」