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8/21【DDT】大仁田が電流爆破バットでクロちゃんに雪辱 遺恨清算でクロニタ軍団結成へ

『WRESTLE PETER PAN 2021』神奈川・富士通スタジアム川崎(2021年8月21日)
○大仁田厚&高木三四郎&伊藤麻希vsスーパー・ササダンゴ・マシン&黒田哲広&乃蒼ヒカリ&クロちゃん×

 大仁田が電流爆破バットでクロちゃんを撃破して雪辱に成功。遺恨清算となると、大仁田は強引にクロちゃんに合体を呼びかけ、クロニタ軍団結成をアピールした。

 大仁田は昨年12月の電流爆破マッチでクロちゃんにまさかのピンフォール負け。その後、再戦を要求し続け、デスマッチで数々の伝説を生み出してきた川崎球場(現・富士通スタジアム川崎)でついにリベンジの機会を掴んだ。9日前に行われた爆破実験はクロちゃんに乱入され、大仁田は爆破バットの餌食に。クロちゃんは「電流爆破の利権は俺がもらう」と宣言し、得意のヒザ舐め攻撃まで予告していた。

 リング上には電流爆破バットが置かれ、コーナーに置かれたスイッチを押すと電源が入り、爆破攻撃が可能となる形式。女子選手も含めた混合8人タッグマッチで両軍は激突した。

 大仁田はゴング前から革ジャンを振り回してクロちゃんに襲いかかり、場外乱闘で試合はスタート。リングに上がると、クロちゃんは「なんだよ、来いよ。弱虫。お前の人工関節、俺のヒザ舐めで溶かしてやるからな!」と強気に叫んで、大仁田のヒザを舐めたが、まったく通用しなかった。大仁田は早くも爆破バットを手にすると、クロちゃんは「早くない?」と動揺。クロちゃんと同じ松竹芸能に所属するササダンゴも必死に「まだお客さんが座ってない」となだめる。

 大仁田は気にせずスイッチを入れると、クロちゃんはクズっぷりを発揮し、女子レスラーの乃蒼を縦にして防御。仲間の加勢を受けて爆破バットを奪い取ると、大仁田にフルスイングで叩き込む。場内には衝撃音とともに火花が散り、大仁田は場外に転落した。その後も大仁田とクロちゃんは場外乱闘を繰り広げる。

 乃蒼も電流爆破バットで高木に攻撃を加え、リング上がさらに混戦となると、復活した大仁田はリングにテーブルを持ち込み、黒田にパイルドライバーで突き刺す。乃蒼と伊藤は電流爆破バットを互いに持って殴りかかると、2つのバットが正面衝突し、凄まじい衝撃音が川崎に響き、試合はクライマックスに。

 クロちゃんは「一騎打ちで勝負つけようじゃねえか。負けても泣くなよ」と大仁田を徹底挑発。「正々堂々と勝負しよう」と言いつつ、パイプイスを振り上げる。だが、大仁田は爆破バットを持って応戦。「聞いてないから。約束が違う」と狼狽したクロちゃんは、それでもスキを突いてイス攻撃を狙ったものの、背後から伊藤が金的攻撃を決めて援護射撃。大仁田は一気に爆破バットでクロちゃんに一撃。火花が散る中、クロちゃんから3カウントを奪い、雪辱に成功した。

 試合後、大仁田はペットボトルの水をクロちゃんにぶっかけ、ビンタを連発して制裁。クロちゃんの頭を掴んで、強引に頭を下げさせると、そのままバックステージへ連行していく。平謝りするクロちゃんに対し、大仁田は「お前、レスラーの素質がある。だから、レスラーになれ。お笑い辞めろ」と提案。嫌がるクロちゃんを強引に説き伏せ、クロニタ軍団結成をアピールする。高木や伊藤、ササダンゴらも合流を表明。クロちゃんのマネージャーもGOサインを出すと、ヤケになったクロちゃんも乗る気になり、「見とけよ。この最高の8人で末広がりに幸せを届けるからな。クロニタ軍団、覚えとけよ」と豪語すると、高木はベルト挑戦を視野に入れていた。

【大仁田&高木&彰人&伊藤、クロちゃん&ササダンゴ】
※大仁田と高木がクロちゃんをコメントスペースに連行してくると

▼クロちゃん「すいません! 謝ったじゃんか…」

▼高木「元はと言えば、レスラーに手を出したんだよ、あんたが」

※大仁田が顔面に水をかけると、クロちゃんは苦もんする

▼クロちゃん「ごめんなさい」

▼高木「頭、やけどしてるから」

▼クロちゃん「してないから。だったら、医務室行かせてよ! 医務室行かせて。リングで謝ったからもういいじゃん」

▼高木「でもまあ、いろいろありましたけど、許してやりましょう」

▼大仁田「俺、悪いけど、コイツ、レスラーの素質があると思う。お前、レスラーの素質がある」

▼高木「確かに」

▼クロちゃん「どういうこと?」

▼大仁田「だから、プロレスラーになれ」

▼クロちゃん「いやいや、待って待って」

▼大仁田「お笑い辞めろ」

▼クロちゃん「無理無理無理」

▼彰人「辞めちゃえ、辞めちゃえ」

▼大仁田「辞めたほうがいいよな?」

▼高木「大仁田さんの事務所に入れよ」

▼クロちゃん「いや、個人事務所は嫌だって。ややっこしいでしょ」

▼高木「プロレスはそっちでやる?」

▼クロちゃん「ダメダメダメ。せめてDDTだったら」

▼大仁田「なんだ、コノヤロー。差別したよ」

▼クロちゃん「いや、区別だから」

▼大仁田「区別!?」

▼高木「反省してないっすね」

▼クロちゃん「してる、してる。ごめんなさい」

▼高木「大仁田さんに育ててもらえるなんて、なかなかないですよ」

▼クロちゃん「誰も育ててないじゃん、マジで」

▼大仁田「コノヤロー」

▼伊藤「お前、大仁田さんの事務所に入れ!」

▼クロちゃん「お前も入れよ」

▼伊藤「お前もそこでプロレスラーになれ!」

▼クロちゃん「いや、なれてないんだよ。全員体壊して辞めてんだよ」

▼彰人「お前、なんてこと言うんだよ」

▼高木「もう大仁田さん、軍団入れちゃいましょう」

▼クロちゃん「軍団に入れるってなに?」

▼大仁田「チャンピオンベルト欲しいか?」

▼彰人「巻きたいだろ?」

▼大仁田「巻きたいだろ?」

▼伊藤「巻きたいだろ?」

▼大仁田「お前は! 新日本プロレスと! 全日本プロレスと! どっちが好きなんじゃ!?」

▼クロちゃん「ええと…全日本プロレス」

▼高木「おお! (みんなで拍手すると)全日好きじゃんな」

▼クロちゃん「そうだって。だって、大仁田さんが全日からやってるの知ってるもん」

▼大仁田「そのわりには舐めてんだろ」

▼クロちゃん「だから、そこから変なことし始めたから」

▼大仁田「軍団作りましょう。案を決めといたから。(クロニタ軍団とニタクロ軍団と書かれたボードを手にする)」

▼高木「おお、すごい!」

▼大仁田「クロニタ軍団かニタクロ軍団。どっちかにしようかなって」

▼クロちゃん「どういうこと?」

▼大仁田「軍団に入るんだよ、お前」

▼クロちゃん「大仁田さんの?」

▼高木「だって今日はもう負けたんだから、軍門に降ったんだよ。大仁田さんの軍団に入れ。あとはネーミングですね?」

▼大仁田「ネーミングはどっちがいい? やっぱり俺が頭に来て、ニタクロがいいけど、チョコクロみたいでね」

▼クロちゃん「ニタクロだとクロちゃんみたいな感じになりますよ」

▼大仁田「文句があるのか?」

▼クロちゃん「いや、語呂的には上のクロニタがいいと思うけど」

▼高木「ああ、確かに確かに。語呂的にはね」

▼大仁田「じゃあ、クロニタで」

▼高木「決定ですね」

▼クロちゃん「いや、どっちかって聞かれたから言っただけで。やるって言ってないじゃん」

▼高木「クロニタ軍団結成です、結成。ベルトも欲しいでしょ、ベルトも」

▼クロちゃん「いや、欲しいけど…」

※伊藤やササダンゴ、乃蒼、黒田まで加わる

▼高木「軍団に入ってもいいけど、お前(乃蒼)だけは許さねえからな」

▼クロちゃん「ちょっと待って。俺のチームもこっちに来るの? どういうこと?」

▼ササダンゴ「あれだけの電流爆破やったら、みんなもう仲間なんで」

▼高木「みんなで共通の目標を目指しましょう。僕が何か考えますよ。DDTにあるチャンピオンベルトをみんなで獲りましょうよ」

▼伊藤「おお、獲ろう!」

▼クロちゃん「決定なの、これ?」

▼高木「みんなで獲りましょう、みんなで。何か考えます」

▼大仁田「ちょっとペン貸して。(記者からペンを借り、ニタクロの文字に×を付けると)じゃあ、ニタクロはやめて、クロニタ軍団だ。決定決定」

▼クロちゃん「決定なの?」

▼高木「団体の垣根を越えていろいろ行くからな」

▼クロちゃん「ちょっと待って…」

▼高木「もう同門だから」

▼クロちゃん「いや、違うから」

▼大仁田「うるさいな!」

▼クロちゃん「ごめんなさい」

▼高木「クロニタ軍団、結成だ!」

▼クロちゃん「ベルト獲るぞ…。本当に決まったの? 新しいの創設しないと無理じゃない?」

▼大仁田「(クロちゃんのマネージャーを見つけると)あのマネージャー最高だよ」

▼クロちゃん「なんで俺のマネージャー誉めるの?」

▼大仁田「マネージャー、いいだろ?」

※マネージャーはOKサインを出すと

▼クロちゃん「勝手に決めるなよ。マジで決まった? だったら、見とけよ。この最高の8人で末広がりに幸せを届けるからな。クロニタ軍団、覚えとけよ」

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