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8/23【DDT】新KO-D王者・竹下が二夜明け会見で決意表明「唯一無二の王者像を」

 1年10ヵ月ぶりのKO-D無差別級王座戴冠を果たした竹下幸之介が23日、東京・渋谷区のAbemaTowersで会見。「今の絶好調の僕なら唯一無二の王者像を作れる」と決意表明し、クリス・ブルックスとの初防衛戦突破を誓った。

 竹下は2日前の8・21富士通スタジアム川崎大会で初の秋山超えを遂げ、KO-D無差別級王座5度目の戴冠を果たした。1年10ヵ月ぶりに頂点に返り咲き、この日、二夜明け会見に臨んだ竹下は「当日は実感というより、必死に闘って、必死に勝ったなと。負けられない闘いだったし。1日、2日経って、秋山準から獲ったこのKO-D無差別級のベルトというのは、今までのKO-D無差別級チャンピオンとしての防衛ロードとは重みが違うと思うし、責任感も違う」と王者としての重圧を噛み締めた。

 「でも、今の絶好調の僕なら、その重圧をはねのけて唯一無二の王者像を作れると思ってる」。そう決意をのぞかせた竹下の初防衛戦が9・26後楽園大会に決まった。戴冠後のリング上に登場し、名乗りを上げたクリス・ブルックスが挑戦者だ。「本当に素晴らしいレスラーの一人」と評した竹下は「(2019年7月に)僕が無差別のチャンピオンでクリスを挑戦者に迎え撃って闘ったこともあるし、そのときとダブることもある。(昨年2月に)初代DDT UNIVERSAL王者を争って、そのとき負けてる」と過去の戦いを回想。強敵との戦いが王者の宿命とあって「無差別を巻くのが約2年ぶりで本当に厳しい闘いがどんどん続く。簡単に勝てない相手がどんどん立ちはだかる感じが久しぶりなので。一発目がクリスで、素晴らしいレスラーを迎え撃てるのを楽しみにしています」と武者震いした。

 ただ、ブルックスには現在シングル3連敗中。「苦手意識は特にない。クリスとの試合はいつもお互い削るような闘いで紙一重。僕が勝っても、クリスが勝っても紙一重。お互い、手の内が分かり合う同士、プロレスオタク同士の闘いなので」と強調した竹下は「フィジカル面、メンタル面以上にいかに頭を使えるかが勝負の肝になるんで。あと1ヵ月あるんで、しっかりクリスとの試合の準備をしないといけないし、(8・29)仙台から前哨戦も始まるので。絶好調ぶりをキープして、もっと調子を上げていって相手の手の内を探りたい」と秋山戦同様にコンディションを仕上げて初防衛戦を迎える構えをみせた。

 「DDTファンだけじゃなく、日本のプロレスファン、世界のプロレスファンに届けられるような試合になると思います。今後の防衛ロードに大いに期待してもらいたい」と豪語してみせた竹下はブルックス突破を「唯一無二の王者像」確立への第一歩とする。

プロ格 情報局