8/24【全日本】ジェイクが元盟友・吉田撃破 準決勝で芦野と再戦も「楽勝」宣言、諏訪魔を決勝指名

『第8回 王道トーナメント』東京・新木場1stRING(2021年8月24日)
「第8回 王道トーナメント」2回戦 ○ジェイク・リーvs吉田綾斗×

　ジェイクが元盟友・2AWの吉田を撃破。準決勝で三冠戦に続く芦野との再戦が決まったが、「楽勝」を強調し、今から諏訪魔を決勝戦の相手に指名した。

　三冠王者として王道トーナメントに臨んだ前回覇者・ジェイクは1回戦でSUGIとの王者対決を制し、2回戦では岩本との遺恨マッチに勝利。シングル5冠へ向けて着実に勝ち進んできた。この日の3回戦の相手は吉田。かつて陣で共闘した元盟友との注目対決が実現した。

　試合は削り合うような消耗戦の様相を呈した。ジェイクが左腕へのピンポイント攻撃を展開すれば、吉田は場外戦でジェイクのハイキックを鉄柱に誤爆させると足攻めで応戦した。

　互いにダメージを蓄積していく中、ジェイクが後頭部へのジャイアントキリングで流れを引き寄せたが、吉田もバックドロップですぐさま逆襲して譲らない。ジェイクが追尾式ニーリフトでやり返しても、ジャンピングネックブリーカードロップで飛びつき、2発目の岩石落としを仕掛けた。

　するとジェイクはヒザを吉田の顔面に突き刺して阻止し、ハイキックをぶち込んだ。棒立ちとなった吉田を高角度バックドロップで叩きつけると、D4Cでダメ押しして意地の張り合いに終止符を打った。

　ジェイクが熱戦の末に吉田を撃破し、準決勝進出を決めた。相手は芦野に決定。7・22後楽園大会以来の再戦となる。シングル5冠制覇へあと二つと迫ったジェイクは「芦野は楽勝だ。置いとこう。前回(の三冠戦)みてるだろ」と芦野眼中なしと言わんばかり。すでに決勝の舞台を見据え、「何度も何度も言ってるけど、諏訪魔、お前だよ。お前が上がってこい。お前なんだよ」と指名した。

　「諏訪魔、大田区が流れてるんだから、大田区で俺とタイトルマッチやろうぜ。俺が勝ったら、俺の要求はそれだ」。そう言い切ったようにすでに優勝後のプランも出来上がっている。決勝戦で諏訪魔を破って王道トーナメント連覇とシングル5冠制覇を成し遂げ、6・26大田区大会で消滅した諏訪魔との三冠戦を10・16大田区大会で実現させるというものだ。ジェイクは対諏訪魔2連勝を遂げ、三冠王者としての地位を盤石とする腹づもりでいる。

【ジェイクの話】「おい、吉田。お前、シングルのタイトルなくなってから何かモヤモヤしてんのかと思ったら、そうでもねぇな。まぁ、いつでも来い。千葉も活性化させてやるよ。何たって全日本だからな。芦野は楽勝だ。置いとこう。前回みてるだろ。決勝だよ、決勝。何度も何度も言ってるけど、諏訪魔、お前だよ。お前が上がってこい。お前なんだよ。俺が勝ったら諏訪魔、大田区が流れてるんだから、大田区で俺とタイトルマッチやろうぜ。俺が勝ったら、俺の要求はそれだ」

【吉田の話】「強かった。強かったよ、ジェイク・リー。またやろう。次はこうはいかんから、またやろう」