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8/24【全日本】諏訪魔が入江絞殺で4強入り 準決勝へ石川戦希望も宮原と対決へ

『第8回 王道トーナメント』東京・新木場1stRING(2021年8月24日)
「第8回 王道トーナメント」2回戦 ○諏訪魔vs入江茂弘×

 諏訪魔がシングル初対決となった入江を絞殺。4年ぶりV3へ向けて前進し、準決勝では宮原との対決が決まった。

 連覇を達成した2017年以来4年ぶりVを狙う諏訪魔は1回戦で斉藤レイに圧勝し、2回戦ではシングル初対決となった大日本・アブドーラ・小林を絞殺した。この日迎えた3回戦の相手は入江。3戦連続で初シングルとなった。

 諏訪魔は入江のパワーを警戒してか右腕攻めで主導権を握った。ショルダーアームブリーカーで痛めつけたり、珍しい腕ひしぎ逆十字固めで絞め上げたりと徹底攻撃。序盤から中盤にかけて入江を防戦一方に追い込んだ。

 すると入江は巨体に似合わぬ機動力を駆使して巻き返す。トペスイシーダで反撃ののろしを上げると、ビーストスプラッシュを発射。諏訪魔の反撃をバックフリップでせき止め、キャノンボール、ビーストボンバーの波状攻撃に出た。

 これに諏訪魔はラリアットで対抗。相打ちに持ち込むと左ラリアットをフルスイングして逆転を果たす。すかさずバックドロップで引っこ抜き、スリーパーで捕獲。万力スリーパーに移行して一気に絞め上げた。入江は意地でもギブアップせず。レフェリーが試合を止めた。

 諏訪魔がシングル初対決となった入江を絞殺。準決勝進出を決めた。4年ぶりV3へ向けてあと二つと迫り、「やっぱバックドロップから万力スリーパー、これ間違いないな。凄い自信を得たし、再確認した」と手応えは申し分なく、「調子いいね。何かこのタイミングで王道トーナメント優勝するしかないんじゃないかなって今日、実感した」と優勝の2文字をより強く意識した。

 「石川選手とやりてぇっていうのはあるよね。ここは石川選手、上がってきてもらいたい」と希望していたが、メインでその石川を破った宮原と8・29後楽園大会での準決勝を争うことになった。4・25無観客試合でのチャンピオン・カーニバル公式戦以来4ヵ月ぶりの再戦で、諏訪魔にとっては雪辱戦となる。メイン後、宮原から呼び出された諏訪魔は最高男を「生意気」呼ばわりしたうえで、「王道トーナメント、全盛期復活のために何としても俺が優勝したいんだよ。だからな、優勝するのはお前じゃない。この俺だよ」と通告してみせた。

 コロナ感染の憂き目にあった諏訪魔だが、調子は上向きの一途。4年ぶり3度目の王道トーナメント優勝による完全復活証明の時は刻一刻と迫っている。

【諏訪魔の話】「(入江は)瞬発力あるな。ガンガン動くね、あれね。あいつの瞬発力っていうのはウリだよね。スピードっていう。それをヘビー級としてさ、受け止めなきゃいけないしさ。ペースの握り合いという部分も当人同士であるんだけどさ。ただ勝てたわけで、やっぱバックドロップから万力スリーパー、これ間違いないな。凄い自信を得たし、再確認したというか。調子いいね。何かこのタイミングで王道トーナメント優勝するしかないんじゃないかなって今日、実感した。まだまだ優勝まであと二つあるよね。それを何としても乗り越えて、あのでけぇトロフィー掲げっか(笑) (準決勝の相手は宮原か石川でどちらがきても強敵だが?)そうだね。どっちだ? いやぁ石川選手とやりてぇっていうのはあるよね。ここは石川選手、上がってきてもらいたい。楽しみにしてますよ」

【入江の話】「王道トーナメント、フリーになって一人でシングルのトーナメントに挑戦して、自分は3回戦で落ちて何も残ってなくて。残ってるものってアゴの痛みと足に力が入らない、この感覚だけです。PURPLE HAZE、#STRONGHEARTSみんなの思いを背負って、この3回戦、王道トーナメントに挑んだけど、何も残せなかった。入江茂弘は全てを獲りに来た。ずっとこういい続けてるけど、何も今残してない。いつになったら結果を残せるのかもわかんない。でもな、絶対にな、あきらめんぞ、おい。関係ないよ。3回戦で落ちようが、1回戦で落ちようが、選ばれなかろうが関係ないよ。絶対に、絶対に全てを獲ってやるよ。トップを獲ってやる。結果を残してやる」

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