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8/25【新日本】矢野がブチ切れ暴走 手錠姿で竹刀めった打ち

『映画 ゴジラvsコング Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月24日)
○チェーズ・オーエンズ&邪道vs矢野通&田口隆祐×

 手錠で両手を拘束されてしまった矢野だったが、珍しく怒りの暴走を見せて、オーエンズを竹刀でメッタ打ちにした。

 9・4メットライフドーム大会で『KOPW2021』の争奪戦を行う王者・オーエンズと挑戦者・矢野。ファン投票の結果、ルールは矢野提案の「NO-DQ I QUIT MATCH」に決定したものの、テキサス・ストラップ・マッチを推していたオーエンズは「反則裁定はないんだから、テキサス・ストラップ使える」と凶器としての投入をほのめかしており、前哨戦は波乱含みだった。

 この日は矢野が田口と、オーエンズが邪道とそれぞれ組んで対戦。矢野の選手コールが長いのはいつものことだったが、オーエンズもそれを意識して、阿部リングアナにメモを渡し、「バージニア州ブリストル出身、地元のスーパーヒーロー、ならびにキング・オブ・オールドスクール、ならびにサザン・シューター、ならびに大好評発売中KOPW獲得記念Tシャツもよろしくね、ならびに『KOPW2021』保持者、ならびにテキサスヘビー級チャンピオン、チェーズ・オーエンズ!」とお株を奪う選手コールさせる。これを聞いた矢野は普段のくせ者ぶりが嘘のようにエキサイト。ゴングを待たずに襲撃して、波乱の幕開けとなった。

 素早くコーナーマットを引っぺがし、むき出しになった金具に投げつけると、場外ではパイプイスで痛打する。しかし、オーエンズは鉄柵に投げつけて応戦。変型STFに捕獲すると、邪道がマイクで「アイ・クイット」と叫ぶよう迫った。矢野が応じないとみるや、テキサス・ストラップを持ち込み、ムチのようにして矢野を暴行。その後も邪道とともにやりたい放題に痛めつけた。

 矢野は後ろ髪を引っ張って浴びせ倒し、どうにか一矢報いるが、オーエンズは代わった田口に猛攻。ヒザ蹴り連打からパッケージドライバーの体勢に。ここで、体力を回復させた矢野が急行。怒りをぶつけるように、顔面からコーナー金具に叩きつけると、普段のひょうひょうとした態度から豹変し、レフェリーを場外に投げ捨て暴走すると、「やっちまうぞ!」と隠し持っていた手錠を投入した。

 オーエンズはそれを奪い取り、矢野の両手を拘束。ここぞとばかりに邪道が竹刀をリングに持ち込むが、矢野は金的攻撃で2人を返り討ちに。完全にブチ切れモードの矢野は、竹刀を強奪して、オーエンズたちをメッタ打ちにすると、ここで反則裁定が下った。

 感情むき出しの矢野はバックステージでも「調子に乗ってんじゃねえ、バカ野郎! てめえ、痛い目見るぞ、この野郎!」と激昂したが、オーエンズはそんな態度を歓迎。「俺が戦いたい相手は現在のCHAOSのヤノじゃない、G・B・H時代のヤノだ! お前の提案したルールに決まったからには、ケンカする覚悟はできてるはずだな! このストラップでお前を完璧に苦しめてやる!」と暴走ファイトを引き出したうえでの勝利を予告した。


【オーエンズの話】「これでやっと真剣になったか、ヤノ。そうだ、おふざけは終わり。これは価値あるKOPWのトロフィーだ。お前が保持してきた1年半、ふざけた試合をしても許されてきたかもしれないが、メットライフドームはそうはいかない。お前が提案した『NO-DQ I QUIT MATCH』がファン投票で選ばれたようだ。(メットライフドームで)俺が戦いたい相手は現在のCHAOSのヤノじゃない、G・B・H時代のヤノだ! お前の提案したルールに決まったからには、ケンカする覚悟はできてるはずだな! このストラップでお前を完璧に苦しめてやる! (日本語で)コレハワタシノKOPWトロフィーデス! (英語に戻して)永遠に俺のものだ!」

【矢野の話】「(※手錠をつけたまま現れて)調子に乗ってんじゃねえ、バカ野郎! てめえ、痛い目見るぞ、この野郎!」

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