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8/25【新日本】新ヤングライオン・藤田晃生と大岩陵平が聖地でデビュー 同期対決初戦は白熱ドロー

『映画 ゴジラvsコング Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月24日)
△藤田晃生vs大岩陵平△

 新たなヤングライオンとして藤田晃生(ふじた・こうせい)と大岩陵平(おおいわ・りょうへい)が聖地・後楽園ホールでデビュー。同期対決初戦は白熱のドロー決着となった。

 8・1後楽園大会を最後に辻陽太と上村優也が海外遠征に旅立ち、ヤングライオンは欠場中の中島佑斗だけとなっていたが、この日、新たな若獅子が産声を上げた。愛媛県新居浜市出身の藤田は、2002年7月14日生まれの19歳。身長178cm、体重83kg。高校時代はアマチュアレスリングに打ち込んでいた。愛知県江南市出身の大岩は、1998年11月7日生まれの22歳。身長180cm、体重90kg。中学から大学時代までアマチュアレスリングの経験がある。ともに2020年12月の新弟子テストに合格し、2021年4月に道場入り。わずか4ヵ月で、直接対決によるデビュー戦を迎えた。

 黒いショートタイツに黒いリングシューズ、坊主頭と新日本伝統のスタイルでリングに飛び込んだ2人。後楽園ホールが手拍子に包まれると、気迫全開のグラウンド戦でせめぎ合う。激しいバックの取り合いを繰り広げると、場内の手拍子はさらに大きくなった。

 序盤は藤田が関節技で左腕を攻めたが、大岩もエルボー合戦を制して奮起。アキレス腱固めや逆片エビ固めでギブアップを迫る。藤田は懸命にロープにエスケープ。不意を突くドロップキック連発で反撃へ。後楽園ホールには何度も手拍子がこだまし、ヤングライオンたちの背中を押した。時間切れが迫る中、藤田は絶叫しながら逆エビ固めで捕獲するも、大岩も意地を見せてロープに逃れる。藤田は逆エビ固めに再度捕らえて絞めに絞めたが、大岩が耐え抜き、試合終了となった。

 闘志むき出しのデビュー戦は決着つかず。今日からの後楽園4連戦では連日一騎打ちが組まれているが、初戦は白熱のドローに。試合が決したあとも、額をつけてにらみ合い、悔しさをあらわに。そんな2人に客席からは温かい拍手が降り注いだ。

 記念すべきデビュー戦を終えた藤田は、「まずはこの新日本プロレスでデビューさせていただいたことに本当に感謝しています」と喜びをあらわにしながらも、「でも、満足できることはなに一つなくて、まだまだ当たり前ですけど、足りないことばっかりで」と反省の弁。それでも「自分の目標は一番になることなんで、一つでも上を食って、先輩たちを倒して、自分という価値を上げていきたいと思います」と目標を掲げた。一方、大岩も「今まで新日本プロレスのプロレスラーになるのを目指してここまで来たけど、同期の藤田にも全然敵わなかった」と肩を落としつつも、「明日こそは絶対勝ってやる!」と雄叫びを上げた。

 これから何年も続くであろう同期のライバル争いがこの日スタート。2人は切磋琢磨し、セルリアンブルーのマットで高みを目指していく。

【大岩の話】「今まで新日本プロレスのプロレスラーになるのを目指してここまで来たけど、同期の藤田にも全然敵わなかった。(大声を張り上げて)明日こそは絶対勝ってやる! ありがとうございました!」

【藤田の話】「まずはこの新日本プロレスでデビューさせていただいたことに本当に感謝しています。でも、満足できることはなに一つなくて、まだまだ当たり前ですけど、足りないことばっかりで。でも、自分の目標は一番になることなんで、一つでも上を食って、先輩たちを倒して、自分という価値を上げていきたいと思います。ありがとうございました!」

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