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8/29【全日本】三冠王者・ジェイクが準決勝敗退 連覇&シングル5冠消滅も覇者・諏訪魔迎撃へ

『第8回 王道トーナメント〜べろ〜家 presents〜』東京・後楽園ホール(2021年8月29日)
「第8回 王道トーナメント」準決勝 ○芦野祥太郎vsジェイク・リー×

 ジェイクが芦野に雪辱を許し、連覇とシングル5冠制覇ならず。「軌道修正」で王道トーナメント覇者・諏訪魔との三冠戦を受けて立った。

 前回覇者のジェイクは三冠、チャンピオン・カーニバル、そして王道トーナメントとシングル5冠制覇をぶち上げて連覇に挑んだ。SUGI、岩本煌史、吉田綾斗をことごとく撃破し、この日の準決勝で芦野と7・22後楽園大会における三冠戦以来の再戦に臨んだ。

 右腕攻めで主導権を握ったジェイクは変型羽根折り固めで絞め上げるなど徹底攻撃に出た。芦野がエルボースマッシュを連発しても、三角絞めや腕ひしぎ逆十字固めで捕らえてギブアップを迫った。

 芦野が耐えてもジャイアントキリングなどヒザの雨を降らせ、Tボーンスープレックスも決めさせず。再び三角絞めで絞め上げて勝利目前と迫ったが、ここで落とし穴が待っていた。体を起こした芦野が絞められながらもジェイクを持ち上げると、諏訪魔ばりのラストライドを大爆発。豪快に叩きつけられたジェイクは大の字で3カウントを聞いた。

 この瞬間、ジェイクの連覇とシングル5冠は水泡に帰した。当初は決勝で諏訪魔を破って優勝し、10・16大田区大会で仕切り直しとなる諏訪魔との三冠戦を実現させるつもりだったが、その青写真も消滅。メイン後、優勝を決めた諏訪魔と対峙したジェイクは三冠挑戦を要求されて「本当に最悪だ。俺の計画は狂った。本来、俺がここに立って、お前を逆指名するはずだった。いいさ、軌道修正だ。タイトルマッチ、いつでもやってやる」と受けて立った。ジェイクは王道トーナメントの汚点を三冠戦で払拭する構えだ。

【芦野の話】「まだ座んねぇぞ。まだ終わってないので。よし。勝ったぞ、ジェイクに! 三冠王者ジェイクだ。このトーナメントで俺は優勝しないと、もうあとがねえんだ。本当に背水の陣でこのトーナメントに臨んでんだよ。俺は次の試合、呼ばれねぇかもしれねぇんだよ。勝てば呼んでくれるだろ? 優勝すれば、呼ばざるを得なくなるだろ? 覚悟が違う。所属の人間たちとはな、全日本プロレスでプロレスをやっている覚悟が違ぇんだ。次は諏訪魔さん、いや、対戦相手だから…諏訪魔! 獲るぞ! よし!」

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