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9/7【全日本】大森が久々参戦・菊タローに快勝 GAORA王者・石川欠場も「万全になって挑戦させてくれ」

『2021 SUPER DELUXE SERIES』開幕戦 東京・後楽園ホール(2021年9月7日)
○大森隆男vs菊タロー×

 大森が久々の参戦となった菊タローに快勝。欠場となったGAORA TV王者・石川修司に「万全になってここに戻ってきて、そしてこの大森隆男に改めて挑戦させてくれ」と仕切り直しの挑戦をアピールした。

 コロナ陽性判定を受けた岩本煌史、濃厚接触者に認定された石川、本田竜輝の欠場に伴い、この日のカードが一部変更に。大森は「X」とのシングルマッチに臨んだ。相手は久々の全日本参戦となった菊タロー。互いに急所を蹴り合うなど明るく楽しいプロレスを展開し、最後はアックスボンバーで快勝した。

 9・12博多大会でのGAORA王座挑戦が決まっている大森だが、王者・石川の健康観察期間が今月15日までに定められており、タイトルマッチが消滅となる可能性が高い。そこで大森は「俺は全て万全なチャンピオンから、あなたのそのGAORAのベルトを力ずくで奪いたい」と強調したうえで、「だから、万全になってここに戻ってきて、そしてこの大森隆男に改めて挑戦させてくれ。そこんとこ、ワイルドによろしく」と仕切り直しを訴えた。

 来年迎える50周年へ向けて「絶対に必要なベルト」と言い切った大森にとってGAORA王座は全日本で唯一未戴冠のベルト。タイトル総なめを成し遂げて記念イヤーを迎えるためにも、大森は石川の復帰を待つつもりだ。

【大森の話】「GAORAチャンピオン・石川修司。チャンピオン、挑戦者の言葉をよく聞いてくれ。俺は全て万全なチャンピオンから、あなたのそのGAORAのベルトを力ずくで奪いたい。だから、万全になってここに戻ってきて、そしてこの大森隆男に改めて挑戦させてくれ。そこんとこ、ワイルドによろしく」

【菊タローの話】
▼菊タロー「(藤波辰爾の息づかいを真似てコメントスペースに現れると)なんか質問ねえのかよ?」

――10数年ぶりの全日本参戦となったが?

▼菊タロー「10何年ぶりぐらいだぞ? 何年呼ばれてないんだよ。干支が一回りするところだったじゃねえかよ。ヘタすりゃしているしれねえよ」

――久しぶりに上がった全日本はどうだった?

▼菊タロー「久しぶりに帰ってきた田舎みたいな感じで、嬉しかったですね。実は1回だけオファーを今年いただいたんですけど、日程が合わなくて。で、あまり呼ばれないかなと思ったら、突然急にオファーを、本当にギリギリでいただいて。ありがたいことですね。まあ、渕さんも草葉の陰から喜んでくれてますよ」

――まだ生きているが?

▼菊タロー「まだ生きてる? だったら、リングに上がってこいよって。渕とやらせろ、渕と。俺はまだ渕に勝ってねえんだよ。とりあえず、あのジジイが死ぬまでに、1回スモールパッケージを逆に返して、3カウント取ってやらねえと。何回スモールパッケージに止められて負けてると思ってんだ。新生・全日本に久々に上げていただいたからには、もう大半が知らない選手ですよ。たぶんファンの人も、俺が上がっていたのを知っている人は少ないと思う。上がった姿を見た人は。それだけ新しいファンが全日本プロレスに生まれているだろうし、だからこそ菊タローっていう面白いスタイルがあるぞというのを、全日本さんで見せたいですよね。せっかく上げていただいたからには。まあ、全戦参戦させろとは、今の世の中、言いにくいですけど、ぜひ、ちょくちょくと、たまには地方、月に1回ぐらい後楽園に呼んでいただけたらありがたいですね。本当に久しぶりに帰ってきた感じで、しかも大森さんとシングルですからね。デカいよ、やっぱり。俺のほうがいろいろとワイルドなところを見せていきますから。打倒・渕正信、打倒・大森隆男ということで。今日、火種は起きたからね。これを大きい炎にしていきますよ。全日本プロレス大炎上。楽しみにしてろ」

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