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9/14【日本プロレス殿堂会】永田が天山を真っ向撃破 新日本提供試合で第三世代奮闘

『日本プロレス史70周年記念大会「LEGACY」』東京・後楽園ホール(2021年9月14日)
○永田裕志&田口隆祐vsマスター・ワト&天山広吉×

 永田が新日本提供試合で天山を真っ向撃破。第三世代が奮闘を見せた。

 日本プロレス史70周年記念大会『LEGACY』の新日本プロレス提供試合は、ヘビー級&ジュニアヘビー級のタッグ同士による正規軍対決。永田&田口組と天山&ワト組が対戦した。

 ジュニアの田口とワトがスピードを活かして先制争いで火花を散らすと、永田と天山の第三世代対決へ。気迫全開の永田がミドルキックを連打すれば、天山もモンゴリアンチョップで譲らず。激しい打撃戦で意地を張り合った。

 その後、天山&ワトの師弟コンビの猛攻にフェイント付きの低空ドロップキックを天山に放つと、ワトにはキチンシンクを見舞って形勢逆転。あとを受けた田口は各種ヒップアタックを乱れ打ってリズムを掴むと、ワトとジュニアらしいスピーディな攻防を展開する。

 天山と永田も再び対峙。永田がミドルキック連打、フロントハイキックでたたみかけるが、天山も頭突き、マウンテンボムで譲らない。ここぞとばかりにワトが加勢に入り、天山の串刺しラリアット、ワトのレッグラリアット、天山のエルボードロップが立て続けにさく裂。天山はアナコンダバイスに捕獲したが、ここは田口のカットが間に合った。

 天山はアナコンダバスターを狙ったものの、永田はエルボーで振り払う。そして、カウンターのフロントスープレックスで反攻。タイナーをぶち込むと、永田の延髄斬りと田口のダイビングヒップアタックのサンドイッチ攻撃がさく裂する。止まらない永田はエクスプロイダーからナガタロックIIに捕獲。ワトのカットが一度は間に合ったものの、田口がオーマイ&ガーアンクルで分断すると、永田は秘密兵器のナガタロックIVに持ち込んで、今度こそギブアップを奪った。

 第三世代対決で気迫を見せた永田は「日本のプロレスが誕生して70年を記念した大会。世の中がコロナ禍という中で、非常に苦しいけど、ある意味、嵐の中とというか。でも、こういう苦しい状況で勝ち上がって導くのがプロレスのすごいところだなと」とプロレスの力を改めて強調。「日本のプロレス界が誕生して70年。やっぱり今までいろんな苦難の中で、そこから立ち上がって大きくしてきた業界なんでね。このコロナ禍でも必ず立ち上がって、隆盛に導くことができるんじゃないかと思います」と力強く断言していた。

【永田の話】「日本のプロレスが誕生して70年。70年を記念した大会。世の中が今コロナ禍で非常に苦しいけど、こういう苦しい状況から立ち上がって大成に導くのがプロレスの凄いところ。日本プロレス界が誕生して70年ってことは、やっぱり今までいろんな苦難の中で、そこから立ち上がって大きい業界になって。このコロナ禍の中でも必ず立ち上がって大きくしてきた業界なんでね。このコロナ禍でも必ず立ち上がって、隆盛に導くことができるんじゃないかと思います。今コロナでいろいろ厳しい中で大変だと思いますけど、ここから踏ん張って、希望を捨てずにやって。そういうところに少しでも力に、助けになることができれば。なぜなら新日本プロレスは来年50周年。その中でどんなに苦難と言われても立ち上がってきた。立ち上がってプロレス界がより、さらに続いていく。それを祈念してます」

【田口の話】「プロレスが70年。ありがとうございます。プロレスがあったからこうして楽しく生きていられます。この世界に入って19年ですかね。19年目ですけど、これからもプロレスの歴史の1ページを、ほんの端っこで作っていける手応えを感じます。まだまだ選手として頑張っていきますので、今後も応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

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