9/19【NOAH】拳王がカシンと再び珍問答 猛攻・稲葉に貫禄勝ちでN-1初日も…
『N-1 VICTORY 2021 on WRESTLE UNIVERSE』TVマッチ※無観客(2021年9月19日配信)
Bブロック公式戦 ○拳王vs稲葉大樹×
拳王が稲葉の猛攻を受けきったうえで完勝。稲葉を脱落に追いやり、自身は2年ぶりVへ望みをつないだが、試合後には再びカシンに絡まれて珍問答を展開した…。
初戦でカシンに敗れて黒星スタートとなった拳王。対する稲葉も望月成晃に敗れており、2戦目にして“負ければ脱落"の状況での激突となった。
試合で見せ場を連発したのは、ノア参戦1年でのチャンス到来に燃えまくる稲葉。拳王の猛打に、目だけは死なずに食い下がり続けるや、中盤過ぎには力技のトルネードボムで反撃を開始した。打撃戦も目をひん剥きながらの気迫エルボー連打で競り勝ち、反撃されてもPFS(ダイビングフットスタンプ)は避けてジャンピングハイキック、ジャーマンスープレックス…と押しまくる。さらには拳王の右ミドル連打を、ひたすらな頭突き乱打で飲み込み、極反り卍固めへ。形が崩れたところでがむしゃらに丸め込み、キックアウトされてもタイガースープレックス178(二段式タイガースープレックス)で固めて3カウントを迫った。
だが、ギリギリで肩を上げた拳王は、続く稲葉のDDD(サイド抱え式パイルドライバー)をかろうじて着地すると、スリーパーホールドへ。PK同様、絞めに絞め上げてからの蹴暴(ランニングローキック)でけり抜くや、今度こそのPFS投下で3カウントを奪ってみせた。
稲葉の猛攻を受けきったうえでの貫禄勝ち。稲葉は2連敗で脱落となったものの、バックステージでは拳王も「稲葉大樹…迷子になったと言ったけど、一筋ぐらいは光が見えたんじゃないのか?」と奮闘を認めた。
自身としては2年ぶりVへ望みをつないだ形。改めて優勝とGHC王者・丸藤正道打倒を誓った拳王は「いいか? ノアの未来をみせるのはこの俺、拳王だ。テメーらクソヤローども、これからはな拳っ……王、この俺についてこい」とカメラに向かって語りかけた。
拳王が得意の“溜め"を利かせながら、ばっちりキメたところで、「おめでとう」とひょっこりカシンが登場。両者は開幕戦後のバックステージでも妙な口論を繰り広げ、50代のビッグネームが集結する現ノアマットの高齢化に警鐘を鳴らす拳王に、カシンが「老人ホームを作って俺らの面倒を見ろ。介護士の資格を取れ」と迫り、拳王も「俺も教員免許は持ってるんだ」などと意外にも律儀に反論していた。
そしてこの日は、まずはカシンが「俺は(老人ホームの)名前考えてやったよ! 『有料老人ホーム・金剛』だよ! 金剛!」と提案。すると拳王も「めちゃくちゃダセー名前じゃねえかよ…。それだったらな『ノア・ケアハウス』のほうがいいだろ?」とやはり律儀に返答してしまう。
その後も「なんで征矢学がフランスベッド社製の介護用ベッドのCM出てるんだよ?」(カシン)、「中嶋勝彦もな、ベッドのCMには出てるんだよ!」(中嶋)と無関係の人間に流れ弾を当てながら、N-1ともまったく無関係な不毛な言い争いを展開。何かの試合に向けての舌戦でもなく、ただ試合もないのにカシンが絡みにきただけなのだが、“カシンvs拳王"の珍問答はノアの新名物となってしまうのか。
【試合後の拳王、カシン】
▼拳王「初戦は落としたけど、希望はつながっただろ? 稲葉大樹…迷子になったと言ったけど、一筋ぐらいは光が見えたんじゃないのか? お前のことはどうでもいいよ。俺はリーグ戦突破して、N-1王者となり、丸藤正道の持つGHCヘビー級王座を奪う。俺がチャンピオンになるんだ。いいか? ノアの未来をみせるのはこの俺、拳王だ。テメーらクソヤローども、これからはな拳っ……王、この俺についてこい」
※拳王が決め台詞をキメたところで、音もなくカシンが現れる
▼拳王「うわっ! おいっ! なんだお前!?」
▼カシン「おめでとう」
▼拳王「おう、これで首の皮一枚つながったよ。何しにきたんだよ?」
▼カシン「老人ホームどうなったんだよ、老人ホーム!」
▼拳王「カンケーねえだろ! 何言ってんだよ! もうリーグ戦はテメーとは当たらねえだろ!?」
▼カシン「何言ってんだ! 俺は(老人ホームの)名前考えてやったよ! 『有料老人ホーム・金剛』だよ! 金剛!」
▼拳王「めちゃくちゃダセー名前じゃねえかよ…。それだったらな『ノア・ケアハウス』のほうがいいだろ?」
▼カシン「ちょっと待ってくれ。だったらなんで征矢学がフランスベッド社製の介護用ベッドのCM出てるんだよ? そういうことだろ?」
▼拳王「うるせーんだよ、中嶋勝彦もな、ベッドのCMには出てるんだよ! っていうかテメー、俺のこと好きなのか? 来てんじゃねえよバカヤロー!(※と言いながら去っていく)」