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9/19【新日本】G1初戦でYOSHI-HASHI猛威 惜敗もEVILを圧倒

『G1 CLIMAX 31』エディオンアリーナ大阪第1競技場(2021年9月19日)
Bブロック公式戦 ○EVILvsYOSHI-HASHI×

 今G1・Bブロック最初の一番でYOSHI-HASHIが存在感を発揮。最後は惜敗を喫したものの、徹底的にEVILを追い込みまくって、敗れてもその“勢い"が際立った。

 この日開幕したBブロックの先陣を切る一番。のっけから押しまくったがYOSHI-HASHIだった。いきなり動き回ってEVLLを真正面からショルダータックルでなぎ倒し、気迫と好調さが目立った。

 EVILがセコンドのディック東郷を暗躍させながら反撃する常套手段に出ても、うなる勢いのラリアットや逆水平、カウンターのトラースキックなどで、その都度ペースを奪回。激しい先の読み合いに発展して、必殺技のEVILを脇固めで切り返し、バタフライロックに変化だ。ギブアップしないとみるや、一度スリーパーに切り替えてからバッククラッカーを見舞い、再びバタフライロックに持ち込むスキの無さをみせる。

 介入した東郷に救われたEVILも、レフェリーをつかんでの急所蹴りを狙ったものの、相次ぐ反則に怒りを溜め込んでいた佐藤健太レフェリーも、ビンタを叩き込むように振り払う。EVILがひるんだところでラリアットをぶっ放したYOSHI-HASHIは、KUMAGOROSHI(変型ノーザンライトボム)発射に成功した。

 EVILも3カウントぎりぎりでキックアウト。逆にレフェリーとの交錯を誘って金的攻撃を狙ったが、これもキャッチして阻んだYOSHI-HASHIは、昨年EVILを破っている秘策の丸め込み。緊箍児(きんこじ)を解禁して3カウント…かと思われた。

 だが、やはり東郷がレフェリーを引きつけてカウントを阻止。EVILの両肩はゆうに3秒以上マットに着いていただけに、YOSHI-HASHIは怒りを露わにしてレフェリーに講義したものの、その背後をまんまと金的で襲ったEVILが必殺EVILでなぎ倒して3カウントが数えられた。

 闇王流の初戦白星をつかんだEVILは「勝った俺が正義。G1なんて所詮は踏み台だけど、全員“拷問の館"に引きずり込んでやる」と勝ち誇ったものの、内容的な“主役"は間違いなくYOSHI-HASHIだった。

 ここ1年、自身“初ベルト"NEVER6人タッグ王座の長期防衛ロードを通じて地道に進化を続けてきた。5度目のG1出場となるYOSHI-HASHIだが、今回は過去とは“一味違う"ところを見せつけた形。「クソッたれ、EVIL。まだ始まったばっかだ。次。次、勝ちにいくから」と、初戦を落としたことでむしろ反骨心が一層燃え上がった。

【EVILの話】「(※自らイスを手にコメントスペースにやって来て、それに腰かける)いいか、まずは1勝だ、オイ。これで優勝に一歩近づいた。いいか、オイ、勝った俺が正義なんだよ。なんべんでも言ってやるよ。勝った俺が正義なんだよ、オイ。まあG1なんてよ、所せん、踏み台だけどな。全員“拷問の館"に引きずり込んでやるよ。よく覚えとけ」

【YOSHI-HASHIの話】「(※コメントスペースにたどり着くなり崩れ落ち)クソッたれ、EVIL。まだ始まったばっかだ。次。次、勝ちにいくから、クソッ……」

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