10/1【新日本】コブがタマ粉砕で4連勝 タイチ戦へIWGPタッグに興味

『G1 CLIMAX 31』静岡・浜松アリーナ(2021年10月1日)
「G1 CLIMAX 31」Bブロック公式戦 ○ジェフ・コブvsタマ・トンガ×

　コブがタマを粉砕し、無傷の4連勝。次戦のタイチ戦へ向けてIWGPタッグ王座に興味を示した。

　グレート-O-カーンとのUNITED EMPIRE対決による決勝戦を描くコブはここまで3連勝。勢いが止まりそうにない状況の中、この日はタマとの外国人対決に臨んだ。

　先手を取ったのはコブ。スピードで翻ろうにかかるタマが串刺しボディアタックを放つと、これを軽々とキャッチしてフロントスープレックスでぶん投げた。ここからコブはエルボーを連発したり、踏みつけ攻撃に出たり、滞空式ブレーンバスターホイップで放り投げたりと腰攻めを展開。コーナーに追い込むと両腕を駆使して逆水平とラリアットを同時に連打する珍しい攻撃に出た。

　防戦一方に追い込まれたタマだったが、ドロップキックで反撃を開始。ヴェレノで脳天から突き刺し、ネックブリーカードロップ、串刺しボディアタックで攻め立てる。デスバレーボムも敢行した。コブがランニングバックドロップ、その場飛びムーンサルトで押し戻そうとしても、ツアー・オブ・ジ・アイランドはタマがトンガンツイストで切り返し、ダイビングボディプレスを発射した。

　すかさずタマはガンスタンで勝負をかけたが、コブが決めさせない。トラースキックを放ち、タマが再びガンスタンを仕掛けてもジャーマンでぶん投げて返り討ち。間髪入れずツアー・オブ・ジ・アイランドを爆発させて3カウントを奪った。

　コブが外国人対決を制して4連勝。「今日のタマは何のずるい手も使わず、正面から挑んできた。そこはよかったぞ」とタマを称える一方で「楽勝」を強調した。5戦目は10・4後楽園大会で相手はタイチ。これも勝利して5連勝で後半戦に折り返せば、勢いが増すのは確実だ。

　「何回タイチと戦ってきたかは覚えていないが、お前の腰に光る宝が見えるぞ」とタイチがザックと保持するIWGPタッグ王座に興味を示したコブ。「今の俺は去年のG1におけるジェフ・コブとは全くの別人だ。さらにタフになったし、もうナイスなヤツでもない。それから肌の色ももっと黒くなった」と豪語しつつ、「お前にUNITED EMPIREの新生ジェフ・コブの力を味わわせてやるぜ」と通告していた。

【コブの話】「よし! オイ、見たか? まず今日のタマは何のずるい手も使わず、正面から挑んできた。そこはよかったぞ。でもな、俺にとっては楽勝な相手だった。これで4勝0敗。次は…タイチか。何回タイチと戦ってきたかは覚えていないが、お前の腰に光る宝が見えるぞ。タイチ、タイチ、タイチ…前回と同じ結果にはならないぞ。今の俺は去年のG1におけるジェフ・コブとは全くの別人だ。さらにタフになったし、もうナイスなヤツでもない。それから肌の色ももっと黒くなった。お前にUNITED EMPIREの新生ジェフ・コブの力を味わわせてやるぜ」

【タマの話】「(※左の鎖骨あたりをアイスパックで冷やしながら)コブ、さすが評判通りの強さだな。リスペクトしかねえよ。お前とシングルで戦ったのは今日が初めてだ。今日はいつもと戦略を変えて、スピードとスタミナを活かした頭脳戦で挑んだ。でもお前は、その体のデカさの割に全然息切れもしてなかった。すごいな。おめでとう、コブ。でも、FxxK YOUだ。さて、次はEVILか。ちょっとばかしケリをつけるべき問題もあるよな。オイ、EVIL、“アイツ"は知ってると思うか? 俺はそうは思わないけどな…」