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10/4【全日本】SUGIがV3戦へ豪語「世界ジュニアは私の腰にいるべきもの」、5度目の挑戦イザナギは「自分には獲れる実力がある」

 10・16大田区大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を争う王者・SUGI、挑戦者・イザナギが4日、東京・湯島の全日本事務所で会見。SUGIが「(世界ジュニアは)私の腰にいるべきもの」と3度目の防衛に自信をみせれば、5度目の挑戦となるイザナギは「自分にはまだ世界ジュニアを獲れる実力があると信じてます」と初戴冠へ向けて決意をにじませた。

 7・22後楽園大会で世界ジュニア初挑戦・初戴冠を果たしたSUGIはここまで青柳亮生、児玉裕輔を退け、2度の防衛を重ねてきた。V3戦となる今回はイザナギを迎え撃つ。最多防衛記録更新を目指しているだけに、「まだ3つ目なので、全然ここで負けるわけにはいかない」と誓うばかりだ。

 戴冠から3ヵ月近くが経過し、「毎日、一緒にいるわけではないんですけど、私の腰にいるべきものなのかなというのは感じてきています」と世界ジュニアのベルトも腰になじんできた。「独特な世界観があると思うんで、そのイザナギワールドに持っていかれないことが重要なポイント」と警戒しつつ、「私が試合で王者と呼ばれる所以を見せつけたい」とV3に自信をみせた。

 対するイザナギは3・21京都大会でCIMAに敗れて以来5度目の世界ジュニア挑戦となる。「試合を見てる限り、世界ジュニア王者史上でも凄い高い技術の持ち主だと思ってます」とSUGIに敬意を払い、「技術的にもはるか僕の上をいっていて、今回もハッキリ言って実力では僕の上だと思う」と認めている。

 だが、イザナギには負けられない理由がある。大阪プロレス時代からの後輩・ゼウスとシングル王座戴冠を誓い合っているからだ。「年も取って、体もあちこちボロがきてガタがきて自信を失ってたんですけど、全日本に入ってからですね。ゼウスだけが僕の実力をずっと高く評価してくれて、一緒にアジア巻いて男にしてくれた」と感謝するように、ゼウスの存在が大きな刺激となってきた。だからこそ、「彼の気持ちにも応えたい」と誓うイザナギは「自分にはまだ世界ジュニアを獲れる実力があると信じてます」と言い切ってみせた。


☆10/16(土)東京・大田区総合体育館『2021 Champions Night 2〜全日本プロレス49周年記念大会〜』16:00開始

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
イザナギ
vs
SUGI
[第57代王者]
※SUGI3度目の防衛戦


【会見の模様】
▼イザナギ「前回のSUGI選手と挑戦者・児玉選手の戦いを見てですね、もともとどちらが勝とうが何とかしてベルトに挑戦しようかなと思ってたんですが、前回挑戦したようにいろんな経験を使って、いろんな方法で挑戦を考えてたんですけど、タイトルマッチの内容を見て、あまりにも久しぶりに見たというか、高度な技術の応酬を見てですね、久しぶりに胸が熱くなりました。それで正攻法でいくしかないだろうということで、直接、防衛直後のチャンピオンのもとにいって挑戦を表明しました。僕の勘が正しければ、僕はSUGI選手、チャンピオンと対戦経験があります。おそらくですけど、かつて矢巾、東北のタイトルをかけて戦って、その時は私が完敗してますね。15年近く前かなと思うんですけど、ご存じの方もいらっしゃらないかもしれないですけど。今回、全日本に参戦して以来、対戦経験はないんですけど、10何年以上も前の話ですから、それも参考にもならないですけど、試合を見てる限り、世界ジュニア王者史上でも凄い高い技術の持ち主だと思ってます。そのチャンピオンに勝ってですね、私も世界ジュニア挑戦5度目になりますんで、ゼウスとの約束もありますし、ここで何としても獲りたいと思ってます。長いでしょうか? じゃあ、このへんで」

▼SUGI「しゃべったら間違いなく負けると思うんで。防衛12回を目指してる、まだ3つ目なので、全然ここで負けるわけにはいかない。私が試合で王者と呼ばれる所以を見せつけたいと思います」

――イザナギ選手の警戒する点は?

▼SUGI「独特な世界観があると思うんで、そのイザナギワールドに持っていかれないことが重要なポイントかと思います」

――防衛を重ねてきて世界ジュニアへの愛着、思い入れは高まっている?

▼SUGI「はい。毎日、一緒にいるわけではないんですけど、私の腰にいるべきものなのかなというのは感じてきています」

――イザナギ選手は過去の挑戦とは覚悟の違いはある?

▼イザナギ「前回も違う団体から背負っていったんで、前回が大して覚悟してなかったというわけではないですけど、前回と比較もできないですけど。前回はSUGI選手に挑戦した直後にサスケさんと対決も控えてたんで、それで集中できなかったというのがもしかしたらあるかもしれないですね。当時も技術的にもはるか僕の上をいっていて、今回もハッキリ言って実力では僕の上だと思うんですけど、プロレスにおいて実力以外のものもありますので。ぶっちゃけ運があるんで。僕はついてる男なので、勝ち方も研究してますし、勢いだの、そういうもので獲れるものかわからないですけど、それが少しでも運を引き寄せる要素になれば、それを積み上げていけば。あとは神頼み。僕は神様なんですけど、神頼み。僕自身に僕の勝利を願ってるという感じです」

――ゼウス選手との約束がモチベーションになる?

▼イザナギ「大きいですね。年も取って、体もあちこちボロがきてガタがきて自信を失ってたんですけど、全日本に入ってからですね。ゼウスだけが僕の実力をずっと高く評価してくれて、一緒にアジア巻いて男にしてくれたんで、彼の気持ちにも応えたいですし、自分にはまだ世界ジュニアを獲れる実力があると信じてます」

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