10/5【大日本】GCW王座戦へ兵頭が前挑戦者・石川撃破も王者パーカー「もうちょっと頑張って下さい」

『大日ブラックカンパニー 地獄のオクトーバーシリーズ』東京・後楽園ホール(2021年10月5日)
Gショックタッグデスマッチ ○兵頭彰&星野勘九郎vsドリュー・パーカー&石川勇希×

　兵頭がGCWウルトラバイオレンス王座挑戦を控える兵頭が前挑戦者・石川を撃破して弾みをつけたが、王者パーカーは動じず「もうちょっと頑張ってください」と要求する余裕をみせた。

　10・9後楽園大会でGCWウルトラバイオレンス王座をかけて対決する王者・パーカーと兵頭がこの日、前哨戦を迎えた。それぞれ石川、星野と組んでのGショックデスマッチ。兵頭得意のルールとなった。

　パーカーがドロップキックを連射して奇襲し、ショルダータックルを連発。ドロップキックを顔面に突き刺したが、兵頭も突っ込むパーカーをキャッチしてコンクリートブロック上にボディスラムを敢行。ブロックによる急所攻撃を見舞って応戦した。

　その後、パートナーの石川も星野のブロック攻撃で劣勢となり、リング内外で同時パワーボムを狙われたが、ともにリバース。石川はボディスラムで星野を鉄階段に叩きつけた。ブロック攻撃もお返し。パーカーも兵頭に見せつけるように鉄階段による急所攻撃で星野を痛めつけた。

　星野の劣勢が続いたが、ジャンピングネックブリーカードロップでパーカーをラダー上に叩きつけると、兵頭がスピアーで続く。パーカーの上にコンクリートブロックを乗せてブロックで殴打し、セントーンを投下。パーカーもトラースキック、ダイアモンドカッターの連続攻撃で押し戻した。

　その後もパーカーのメテオラがさく裂し、サンドイッチトラースキックで兵頭の顔面を射抜いたが、星野がジャンピングネックブリーカードロップでパーカーをイスの上に叩きつけて兵頭を援護射撃。孤立した石川に兵頭のバックフリップと星野の勘九郎カッターを同時に決めると、パーカーが飛び込んでも兵頭のアトミックドロップ、星野の勘九郎カッターの連続攻撃、セントーンの連続投下で返り討ちにした。

　石川もトラースキック、延髄斬りの連続攻撃で粘ったが、兵頭はブラックホールスラムで豪快に叩きつけて鎮圧。山折りで追い討ちをかけると、コンクリートブロックを乗せてのダイビングセントーンを放って3カウントを奪った。

　兵頭が王者・パーカーの眼前で前挑戦者・石川を撃破。「見たらわかる通り、前回の挑戦者・石川に勝ったし、今、自分、最高に調子いい。この調子であと4日後、10月9日、ドリューとのタイトルマッチ、最高のコンディションで挑めると思います」と好感触を得た。「ドリューに絶対に負けたくない。尊敬してるからこそ負けたくないのがある」とパーカーに対抗意識を燃やすだけに、「絶対、自分がドリューからベルトを獲って、この腰にあのベルトを巻いて、もっともっと大日本プロレス盛り上げていきたいと思います」とベルト獲りを誓ってみせた。

　試合後、兵頭はコンクリートブロック上にセントーンを敢行して気合を入れたが、それに冷ややかな視線を向けていたのがパーカー。「そんなびっくりではない。兵頭はもちろん強い。もちろん頑丈。でも石川とは同じ挑戦者じゃないよ。今日、お前が石川に勝ったけど、全然違う選手だよ」と9・23後楽園大会での挑戦者・石川以下と言わんばかり。「だから、あと4日。もうちょっと頑張ってください」と王者の余裕とともに注文を付けていた。

【兵頭の話】「見たらわかる通り、前回の挑戦者・石川に勝ったし、今、自分、最高に調子いい。この調子であと4日後、10月9日、ドリューとのタイトルマッチ、最高のコンディションで挑めると思います。ドリューもね、日本に来て、なじめない環境の中でもあんなにたくましくやっててすごいと思います。でもね、自分そんなドリューに絶対に負けたくない。尊敬してるからこそ負けたくないのがあるんで。10月9日、後楽園ホールで絶対、自分がドリューからベルトを獲って、この腰にあのベルトを巻いて、もっともっと大日本プロレス盛り上げていきたいと思います」

【パーカーの話】「やっぱね、兵頭の挑戦前、勝った。そんなびっくりではない。兵頭はもちろん強い。もちろん頑丈。でも石川とは同じ挑戦者じゃないよ。今日、お前が石川に勝ったけど、全然違う選手だよ。だからたぶん今、兵頭がいい感じになりました。石川に勝って、次の試合は挑戦して。でもお前はずっとシングルやってないよ。だから、あと4日。もうちょっと頑張ってください。以上」