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10/8【DDT】堀田がEXTREME王座挑戦へ公開特訓 「全女固め」による青木料理を予告

 10・12後楽園でDDT EXTREME王者・青木真也に挑戦する堀田祐美子が8日、東京・御茶ノ水のDDT道場で公開特訓。「全女固め」による青木料理を描いた。

 10・12後楽園大会で堀田はEXTREME王者・青木に挑戦。愛弟子の川畑梨瑚はダークマッチで赤井沙希との一騎打ちに臨む。この日、二人が公開特訓を敢行。それに先立ち、堀田はEXTREME王座戦へ向けた調印書にサイン。青木の希望で通常のプロレスルールで行われることも決まり、「ルールは何でもよかった。私は37年目だけど、プロレスの基本の基本でフォールを取ってやろうかなと。全女固めはフォール技。全女イズムを爆発させてやろうかな。今日は全女イズムの押さえ込みをやってみたい」と宣言した。

 堀田の言う「全女固め」はかつて全日本女子プロレスにおいて新人同士の試合で用いられた押さえ込み。使える技が限られた中、ひたすらフォールを奪い合う必死の攻防が繰り広げられ、堀田もその戦いを経験している。原点回帰とばかりに堀田は川畑と押さえ込みの練習を入念に繰り返し、「全女でいつもやってたフォール。これを出すしかない。私はこのフォールで青木から3カウント絶対取るんで。アンタも赤井沙希をこれでフォールして。これで2人して勝利を得ます。最後の最後まで押さえ込む」と言い切った。

 現在54歳の堀田だが、「万全です。週3回トレーニングに行ってますから。(相手は)格闘技界で名の知れた強豪なんですが、プロレスのリングに上がれば関係ない。強かろうが弱かろうが問題ない」とコンディション面も含めて不安はなし。「プロレスは奥深い。勝つ手段として、何が出るのはお楽しみです。経験の差が出るんじゃないですか」と不敵な笑みとともに自信をみせた。

 9・26後楽園大会では必殺技ピラミッドドライバーで青木に勝利し、王座挑戦を決めた。今回は押さえ込みにこだわる構えをみせつつ、「勝つ方法はいくらでもある。大技にこだわるんじゃなく。押さえ込みは不意打ちで入れる。ああいう地味なものも一つ一つ大切にやった後に、あれも生かせるかな。ピラミッドドライバーは、あの人は恐れたんじゃない。前回は手のロックが甘かった。今度はガッチリとロックして頭から落としてやろうかな」と戦い模様を描いた。

 青木は関節技のスペシャリストだが、堀田は「対策は考えてない。自分が経験してきたことを体で動ければいい。その前にプロレスのリングでは私の方が経験豊富」と豪語した。「青木選手は私と対戦することに、どう思ったか分からないけど。プロレスラーとしてプロレスのリングで戦う。ナメられちゃいけない。女性だからって簡単に考えられてることがすごく腹が立つ。だからガツッとやらなきゃいけない」と怒りも垣間見せながら締めくくった堀田は全女イズム全開で勝利し、EXTREME王座を手にするつもりだ。

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