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10/9【東京女子】山下が伊藤との盟友対決制してプリプリ王座V3 来年3・19両国決定で「必ずチャンピオンとしてメインに立つ」

 『WRESTLE PRINCESS II』が9日、東京・大田区総合体育館で行われ、プリンセス・オブ・プリンセス王者・山下実優が伊藤麻希とのパートナー対決を制して3度目の防衛に成功。2022年3月19日に両国国技館への初進出も決まり、「必ずチャンピオンとしてメインに立つ」と誓った。

 タッグチーム「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」を結成する両者がこの日、メインでプリンセス王座を争った。試合は熱戦に。序盤から山下がキックを連打すれば、伊藤は鉄柱攻撃、飛びつきDDTで反撃して譲らない攻防を展開。10分過ぎにはエルボー合戦で火花を散らし、山下がミドル、ロー、ハイとキックを乱れ打ったが、それでも立ち上がった伊藤はフライング・ビッグヘッド、ヘッドバットで応戦した。

 終盤には山下がジャーマンで投げ、Skull kickを狙ったが、かわした伊藤は伊藤デラックスで追い込む。なんとか逃れた山下は頭部にヒザを叩き込んで形勢逆転。Skull kickもズバリと決まると、クラッシュ・ラビットヒートをぶちかまして3カウントを奪った。

 山下が盟友・伊藤との激闘を制し、プリンセス王座3度目の防衛を果たした。「お前は本当に強くなった。存在もメチャクチャ大きくなって、そういうお前だからこそ、私はこのベルトを懸けて、この場所で戦いたいと思ったし。今日こうして強くなれたのも、お前という存在があったから」と称えた山下は「でも私と伊藤の戦いはまだ終わってない。終わってないし、私とお前の121000000も終わってないよね?」と右手を差し出すと、伊藤と握手、抱擁を交わしてタッグ継続を意思表示。バックステージでは「いろんな意味で一番強い相手でした。私の人生で一番大切な宝物を絶対に守りたいという一心で戦いました。勝ったけど、まだ私と伊藤の戦いは終わってないし。握手もしてくれたので、121000000も終わってないよね? 私と伊藤はこれからもそれぞれの戦い方で、東京女子を盛り上げていきます」と誓った。

 メイン後には来年3月19日、両国国技館への初進出が発表された。山下は2013年8月17日、DDT両国大会で正式デビュー。思い出の会場での開催が決まり、「私は8年前からずっと戦ってきて。DDTの両国でデビューした日から、いつか東京女子単独で両国でやりたいって気持ちを持ち続けてきて。やっと、この今の仲間で両国に行けるのはすごくうれしいです」と喜んだ山下は「改めて決意しました。両国も必ずチャンピオンとしてメインに立ちます」と今から誓ってみせた。

☆『WRESTLE PRINCESS II』
東京・大田区総合体育館
[観衆]914人

◇第8試合◇
▼プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合/30分1本
[第9代王者]
○山下実優
(17分23秒)
×伊藤麻希
[挑戦者]
※クラッシュ・ラビットヒート→片エビ固め
☆山下が3度目の防衛に成功


【伊藤の話】「山下のことは尊敬してる。強いことも分かってる。でも負けたくなかったんだよ。これからもタッグは続けていきたいし、山下のことは大好きなんだけど、負けたくなかった。だから強くなるしかない」

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