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10/13【新日本】鷹木がオーカーンとの接戦制して6勝目 4人首位タイで最終公式戦へ「最後まで鷹木信悟を貫く」

『G1 CLIMAX 31』宮城・ゼビオアリーナ仙台(2021年10月13日)
Aブロック公式戦 ○鷹木信悟vsグレート-O-カーン×

 鷹木がオーカーンとの激闘を制して6勝目。飯伏、KENTA、ザックと首位タイに並んで最終公式戦を迎えることになり、「このG1最後まで鷹木信悟を貫く」と誓った。

 史上3人目のIWGP王者によるG1制覇を狙う鷹木はここまで5勝2敗で、首位の飯伏とは2点差。優勝圏内で終盤戦を迎えた。8戦目となったこの日の相手はこれが最終公式戦となるオーカーン。今宵もIWGP王者が激闘を繰り広げた。

 鷹木は10・9大阪大会で痛めた左脇腹にテーピングを施して出陣。それでもショルダータックルを連発して先手を取ったが、アイアンクローに捕まると、フロントハイキックで場外に蹴落とされて脇腹をフェンスに痛打してしまう。ここからオーカーンに攻勢を許し、脇腹のダメージを蓄積。それでもDDTを足がかりに反撃に出たが、スライディングラリアットを狙ったところを肩固めに捕まり、一本背負いで投げ飛ばされた。

 その後も劣勢が続いた鷹木は強制靴舐めで屈辱も味わわされると、コーナーに追い込んでエルボーやハンマーパンチを乱れ打って怒りの反撃。エルボー合戦に持ち込んだものの、オーカーンが地獄突きとフルスイングエルボーをぶち込んで譲らない。それでも鷹木は追尾式ラリアットや高速バックドロップを敢行。二段式フロントハイキックで反撃されてもパンピングボンバーを叩き込み、バックドロップで叩きつけられた次の瞬間、スライディングラリアットをさく裂させた。

 だが、熨斗紙はオーカーンがコーナーに叩きつけて阻止。リバースベアハッグで絞め上げたり、ブレーンバスターの体勢からトップロープに叩き落としたりと脇腹にダメージを与えた。すかさず大空スバル式羊殺しで絞め上げ、バックブリーカーとの複合技に移行。アバランシュホールドで追い討ちをかけた。

 ピンチを迎えた鷹木だったが、エリミネーターを飛びつき腕ひしぎ逆十字で切り返して突破口を開いた。右腕を集中攻撃してからパンピングボンバーを連発。オーカーンのフロントハイキックをキャッチしてのMADE IN JAPANでにニアフォールに追い込んだ。雄たけびを上げた鷹木はオーカーンがなおも脇腹攻めに出ても、ワンツーエルボーを乱れ打ち。ナックルパンチの打ち合いから飛び込んできたオーカーンにカウンターエルボーをぶち込んだ。

 それでもオーカーンはラスト・オブ・ザ・ドラゴンを阻止してエリミネーターを狙う。不発に終わっても読み合いを制してラリアットを叩き込んだが、エリミネーターは鷹木が決めさせず。高速ドラゴンスープレックス、スライディングエルボー、パンピングボンバーで一気にたたみかけた。そして自らテーピングをはがすと、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを爆発させて激闘に終止符を打った。

 鷹木がオーカーンとの接戦を制して6勝目。勝ち点12をマークし、飯伏、KENTA、ザックと首位タイに並んだ。残る公式戦は10・18横浜大会の裕二郎戦のみ。4者間の戦績は1勝2敗で不利だが、勝って望みをつなぐのみだ。

 試合後、マイクを持った鷹木は過酷な戦いの直後でも「満身創痍? そりゃ当たり前だ。これがG1だろ。これがプロレスだろ。プロレスラーは生き様をみせてナンボだ」と豪語。「これで6勝2敗、勝ち点12。やっとトップに並んだぞ。俺、言ったよな? 可能性がゼロじゃない限り絶対あきらめないって。こういうのは最後まで何が起こるかわからないんだよ」と言い切った。そして「他力本願なのは心から悔しいんだけど、俺はこのIWGP世界ヘビー級王者として、このG1最後まで鷹木信悟を貫く。ということで、俺の言いたいことは以上だ」と誓って締めた。

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