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10/30【NOAH】“天才タッグ"武藤&丸藤組がGHCタッグ挑戦へ 清宮即諾「願ったり叶ったり」

『LEC クリンぱっ! presents DEMOLITION STAGE 2021 in FUKUOKA』福岡国際センター(2021年10月30日)
○武藤敬司&丸藤正道&望月成晃vs清宮海斗&マサ北宮&稲葉大樹×

 武藤&丸藤の“天才タッグ"によるGHCタッグ王座挑戦が決定的になった。

 ノア秋の博多ビッグマッチ・セミファイナルで、武藤&丸藤と新GHCナショナル王者となった望月の豪華“M's alliance"トリオが実現。とはいえ試合で目立ったのは“武藤超え"を目指す清宮の気迫だった。

 清宮は今年3月、ここ福岡国際センター大会で当時王者だった武藤のGHCヘビー級王座に挑戦したものの、敗れたばかりか脳震とうで救急搬送。そこからスランプに突入し、『N-1 VICTORY』開幕直前まで闇をさまよった。N-1でも武藤と対決したが、今度はフルタイムドロー。“武藤に勝つ"ことへの思いを一層深くしていた。

 序盤から武藤相手に躍動した清宮は、中盤過ぎには武藤をドラゴンスクリューからの足4の字固めで徹底拷問。さらには“ロックオン"からの逆シャイニング・ウィザードまで繰り出した。

 だが、武藤も沈まず。その後も稲葉に押し込まれたものの、丸藤が虎王でカットインするや、すかさずシャイニング・ウィザードを叩き込み、あうんの連係で一気に3カウントまで持ち込んでみせた。

 さらに、そのままマイクを握った武藤は「清宮、北宮。今日はやばかったよ。お前ら二人、チャンピオンらしいじゃん。俺と丸藤とそのベルト獲りにいっていい?」と清宮&北宮組が持つGHCタッグ王座への挑戦を表明した。

 「いつでもいいから返事聞かせてくれ」としたものの、即座にマイクを握った清宮は無論「願ったり叶ったりだよ!」と即諾。“天才タッグ"によるGHCタッグ王座挑戦が決定的となった。

 バックステージで武藤は「シングルのベルト、丸ちゃん相手に落としてからさ、ちょっとこの辺(腰回り)が軽くなっちゃって。軽い腰のまま年を越すっていうのはちょっと気分良くないからさ」と動機を説明。「(GHCヘビーの)シングルのベルトも前が丸ちゃんで、その前が俺だからね。シングルを獲ったもん同士が組むわけだからさ。普通に考えて負けるわけねえよな? どっちがチャンピオンか分かんねえよな」と“天才タッグ"での挑戦に絶対の自信をのぞかせた。

 丸藤も「あいつらなんでチャンピオンなのに今日ベルト巻いて来なかったの? 自覚がねえよ自覚が」と切り捨てたうえで、「俺がプロレスラーになる前から見てた人ですから。憧れてた人とそうやってタッグを組んで挑戦して、絶対にベルトは獲りますし、かっこいいタッグチャンピオンをぜひとも創り上げたいなと思います。なんで“ひとまず"獲りましょう!」と早くも“奪取後"すら見据えた。

【試合後の武藤&丸藤&望月】

▼武藤「シングルのベルト、丸ちゃん相手に落としてからさ、ちょっとこの辺(腰回り)が軽くなっちゃって。なんかN-1でさ、ちょっと頑張ろうかなって思ったんだけど、結果的には決勝にも上がれなくて。ただ、この軽い腰のまま年を越すっていうのはちょっと気分良くないからさ。たまたまあいつら…清宮も俺の方向いてくれてるし、突然表明しちゃったよ。まぁ断られれても良いと思ったんだけど…」

▼丸藤「すぐ来ましたね」

▼武藤「うん。だから丸ちゃん、ぜひベルトを一緒に獲りましょう。俺、自信はあるから」

▼丸藤「そうですよ。清宮にも負けないし、北宮にも負けてないし、ちょっと俺が頑張れば」

▼武藤「いやもう頑張んなくていいっすよ」

▼丸藤「じゃあ武藤さんにおまかせします!」

▼武藤「そうそう。最後のおいしいとこだけ持ってってよ。土台は俺が作って。そして何よりも嬉しいことに、望月選手がチャンピオンになってくれて。だから二人とも頼もしかったですよ」

――M's allianceとしてももう一本ベルトを?

▼武藤「そうっすね。シングルのベルトも前が丸ちゃんで、その前が俺だからね。シングルを獲ったもん同士が組むわけだからさ。普通に考えて負けるわけねえよな? どっちがチャンピオンか分かんねえよな。俺は『挑戦してやってもいいよ』って言ったんだよ。別に断られてもいいと思って。そしたら即決だもんね!」

▼望月「向こうがやりたいんですよ!」

▼丸藤「しかもあいつらなんでチャンピオンなのに今日ベルト巻いて来なかったの? 自覚がねえよ自覚が」

▼武藤「ウチのチャンピオン見てみろよ! しっかり腰に巻いて…」

▼望月「ありがとうございます!」

▼武藤「(ナショナルの)ベルトも喜んでるよ! あのベルト(タッグ)はあいつらが巻いてても喜んでないよ。俺たちが巻いたら喜ぶよ」

▼丸藤「LECさんの新商品でベルトもちゃんと磨いていきましょう! あいつらが持ってたら汚れちまうから」

▼武藤「獲ったらあいつらに磨かせようよ」

――武藤&丸藤組はどんなチームになりそう?

▼武藤「少なからず桜庭とは違うよ。あの野郎! 今日、ダブルインパクト成功させやがった。俺の時は失敗したくせにあの野郎……。桜庭とは違うすげーいいコンビネーションでいけますよ」

▼丸藤「俺がプロレスラーになる前から見てた人ですから。憧れてた人とそうやってタッグを組んで挑戦して、絶対にベルトは獲りますし、かっこいいタッグチャンピオンをぜひとも創り上げたいなと思います。なんで“ひとまず"獲りましょう!」

▼武藤「うん、このまま腰の軽いまま年越したくないよ!」

プロ格 情報局