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11/3【NOAH】2年ぶり原田-小峠“桃の青春対決"がサプライズ実現 熱闘フルタイムで“ノアジュニア発展の志”再確認

『Go on to the DEMOLITION STAGE 2021』神奈川・横浜ラジアントホール(2021年11月3日)
△原田大輔vs小峠篤司△

 ノアの横浜大会で原田と小峠による“桃の青春タッグ"対決が事前予告なしで実現。熱闘ドローで“ノアジュニアの志"を確認し合った。

 この日の横浜大会では『Special single secret 5』と銘打たれ、入場までカードが分からないシングルマッチ5試合が組まれた。

 サプライズの桃の青春対決は第4試合で実現。原田が衝撃の雪崩式片山ジャーマンスープレックス“ホールド"で防衛に成功した、2019年11・18後楽園大会のIPWジュニア王座戦以来、約2年ぶりの一騎打ち。現在はノアジュニア正規軍で共闘する両雄だが、序盤から徹底的に技量と気迫をぶつけあい、互いの力量を確認し合うかのような攻防が続いた。

 一進一退の展開が続いて残り時間が5分を切ると、小峠が原田のお株を奪うニーアッパーからの片山ジャーマンを繰り出す。負けじと原田も小峠の得意技・キルスイッチを発射し、両者大の字となった。

 必死に立ち上がった両者は、手の内を知り尽くすからこそのハイレベルな読み合いを最後まで展開。小峠のオーバーキルスイッチ狙いを丸め込みの連続で切り返した原田が、ニーアッパーからのローリングエルボーをぶち込み、必死に片山ジャーマンを狙ったところで30分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 約2年ぶりの一騎打ちは熱闘ドロー。両者悔しげながらもグータッチで健闘を称え合うと、マイクを握った小峠は「久しぶりの原田とのシングルマッチ。つらいし、いてーし。でも一番は気持ちよかったよ。やっぱ、これがノアジュニアの闘いっすよね? これよ。ノアジュニアの闘いは。先代の先輩らがやってきて、俺らもやらなきゃいけない闘いはこれよ。金剛も、STINGERも、ペロスもいる。でも俺たちが誇りを持ってノアジュニア、創り上げていこうぜ」と呼びかけた。

 原田もバックステージで「俺たちが目指すノアジュニアはこういう闘いですから。反則とかそういう卑きょうな試合内容じゃない。しっかりとした闘いで俺たちはどんどん、これからのノアジュニアを創っていきたい」と強調しながら呼応した。STINGERやPERROS DEL MAL DE JAPON、金剛ジュニアら軍団割拠で大荒れの展開も続くノアジュニア。決着こそつかなかったが、正規軍の軸として、目指すべき形と“ノアジュニアの志"を改めて確認し合う意義ある一騎打ちとなった。


【試合後の小峠、原田】
――思わぬ形で久々の桃の青春対決が実現したが?

▼小峠「向こうの入場テーマ聞いた瞬間『マジか!』って思いましたけど、あいつとなら『これぞノアジュニア』って胸張れる試合ができると、すぐ思いましたね。そういう試合を見せられたんじゃないかなって思います」

※原田がやってくる

▼原田「ありがとうございました! いやぁキツい! 小峠さんキツいっす!」

▼小峠「いや、俺もキツいよ…」

▼原田「でも、俺たちが目指すノアジュニアはこういう闘いですから。反則とかそういう卑きょうな試合内容じゃない。しっかりとした闘いで俺たちはどんどん、これからのノアジュニアを創っていきたいです」

――二人で闘うことで、他の軍団とも闘っていた?

▼原田「そうですね。俺たちノアジュニアずっとやってきて、そういうものを見てきましたし、これからもノアジュニアのレベルを上げて、俺たちが“価値"を創っていきたいです。まだ大原さんもいますし、休んでますけど宮脇もいる。しっかり俺たち4人でこのノアジュニアの価値を高めて、他のチームに負けないものを創っていきます。俺たち4人の気持ちを込めてジュニアタッグも絶対獲りにいきます。それだけです!」

▼小峠「全部言ってくれましたね。軍団いっぱいありますけど、俺たちらしく、俺らしく気持ち込めて。絶対に気持ちはお客さんに伝わると思いますから」

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