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11/10【NOAH】望月が船木直伝・ストレート掌底で拳王ピン 横浜ナショナル防衛へ加速

『Go on to the DEMOLITION STAGE 2021』東京・後楽園ホール(2021年11月10日)
○望月成晃&船木誠勝vs中嶋勝彦&拳王×

 ナショナル王者・望月が船木直伝のストレート掌底で拳王を直接ピン。11・13横浜大会でのタイトル防衛戦へ勢いを加速させた。

 10・28熊本大会で杉浦貴から“レスラー人生イチの勝利"を挙げ、GHCナショナル王座初挑戦・初戴冠を果たした望月。11・13横浜大会では拳王相手に初防衛戦が組まれたが、最初で最後の前哨戦ではベルト奪取の勢いのままに挑戦者を圧倒した。

 望月は船木、拳王は中嶋と組んで激突。蹴撃ファイター揃いの一戦はのっけから激しい打撃戦の様相に。望月も気迫全開で激しい打ち合いを展開した。

 拳王たちに左腕を執ように蹴られると急ブレーキ。拳王の蹴暴、投げ捨てドラゴンスープレックスの餌食になると、金剛コンビのミドルキックにメッタ打ちにされてしまった。それでも今の望月はこのまま終わらない。ハイキックの相打ちから拳王が棒立ちになった刹那、こん身のストレート掌底を一閃。強烈な一撃で拳王から直接ピンフォール勝ちを奪い取った。

 試合前に掌底の名手・船木から指導を受けという秘密兵器で劇的勝利。不意を突かれた拳王はなかなか立ち上がれず、唇から流血を喫したほど。望月は「蹴り一辺倒じゃね。お互いもう散々やってるんで、ちょっと違う打撃が欲しいと思って。パンチは反則なんで、今日はこのストレート掌底の精度を高めるために、船木さんに試合前に教えを乞いました。これがバッチリ決まったんでね」と新兵器に手応えを見せた。

 拳王には挑戦表明を受けた際に「これからはな、未来のプロレスをみせないといけないんだ」と言われてしまったが、望月は若い世代に譲る気などさらさらない。杉浦との激闘を経て手にした赤いベルトには思い入れもある。「俺の時代…まあ、俺は初防衛だけどな、終わらせるもんなら終わらせてみろ。あいつらの世代がだらしないってことをしっかり見せつけてやる」とタイトル死守を誓っていた。

【試合後の望月&船木】
▼望月「見たか、拳王。もう一度言わせてもらうぞ。前哨戦で直接負けるなんて、お前らの世代はだらしないんじゃないのか? 見たか、今日のフィニッシュ。ストレート掌底だ、ストレート掌底。ちょこっとは前から使ってたんだけど、今日は船木さんがパートナーということで。まあ、蹴り一辺倒じゃね。お互いもう散々やってるんで、ちょっと違う打撃が欲しいと思って。パンチは反則なんで、今日はこのストレート掌底の精度を高めるために、船木さんに試合前に教えを乞いました。これがバッチリ決まったんでね。あと3日。蹴りとこの掌底で…」

※船木が遅れて姿を現すと、ガッチリと握手を交わす

▼船木「バッチリでした」

▼望月「ありがとうございました、船木さん。バッチリでした。ありがとうございました。船木さんのおかげです。おい、あいつはオッサンって言ったよな? 船木さんは俺より上だぞ。でも、一番若々しい。俺より若々しいよ、船木さんは。あと3日。俺の時代…まあ、俺は初防衛だけどな、終わらせるもんなら終わらせてみろ。あいつらの世代がだらしないってことをしっかり見せつけてやる」

【拳王の話】「(唇からの出血をテーピングで拭うと)おい、望月。やったな。テメー、今のはなんだ? 痛えな。この唇を俺は忘れねーぞ。必ずやってやるかな、横浜武道館。覚えておけよ」

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