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11/13【NOAH】望月KO…拳王がナショナル返り咲き GHC王者・中嶋と同門ダブル王座戦で電撃合意!

『DEMOLITION STAGE 2021 in YOKOHAMA』神奈川・横浜武道館(2021年11月13日)
GHCナショナル選手権試合 ○拳王vs望月成晃×

 拳王が望月との激闘を制して、約8ヶ月ぶりにGHCナショナル王座返り咲きに成功。試合後にはGHCヘビー級王者・中嶋勝彦とダブルタイトル戦で電撃“合意"し、史上2度目となる「GHCヘビー×GHCナショナル」W王座戦が決定的となった。

 杉浦貴との男の激闘を制して歓喜のナショナル戴冠を果たした望月と、“ストップ・ザ・アラフィフ"を掲げた拳王が激突。やはり序盤から激しい打撃戦となったが、拳王が攻めども攻めども望月も激しく応戦し、鉄人っぷりと懐の深さが際立った。

 そして終盤には“真剣の斬り合い"のようなギリギリの打撃戦を展開。望月が真・最強ハイキック、拳王が右ハイキック、さらに望月が船木誠勝直伝のストレート掌底を立て続けに繰り出しあって両者大の字に。その後も三角蹴りを拳王が延髄斬りで阻めば、望月も上段後ろ回し蹴りを側頭部にモロにぶち込む強烈な攻防が続いたものの、続くストレート掌底を避けた拳王が逆に日本拳法仕込みの掌打で王者を棒立ちにすると、続けざまに右ハイキックをクリーンヒットさせた。

 倒れ込んだ望月も必死に立とうとしたものの、ロープをつかんで上体を起こすので精一杯。そのままダウンカウント10で数えられ、拳王のKO勝ちが宣せられた。

 拳王が9・26後楽園大会の『N-1 VICTORY』Bブロック公式戦に続いて望月を撃破し、約8ヶ月ぶりにGHCナショナル王座返り咲きに成功。赤いベルトを手にしてマイクを握った拳王は「望月成晃! オッサン・オッサン言ってたけどな、オッサンの底力、めちゃくちゃ凄かったぞ。また俺たちの世代がだらしなかったら、俺の目の前に立ってくれ」とノーサイドで“ドラゲーの鉄人"を称えた。

 さらに元日の日本武道館大会を見据えて早速動いた。言葉を続けた拳王は「ようやくGHCナショナルのベルトが帰ってきた。そして今後も俺の夢であった日本武道館大会が1月1日、俺の誕生日に行われるよな? 俺の夢、もうひとつあるぞ。日本武道館のメインに立つことだ。メインに立つためにはGHCヘビーのベルトも必要だ。おい中嶋勝彦! そんなところに座ってないで、リングに上がってくれ」とテレビ解説席に座っていた中嶋を呼び出すと、「GHCナショナル、GHCヘビーのベルトを巻いてメインに立ちたいんだ。お前の言う時代を動かす? そんなゆっくり動かさないで、もっとでっかく動かしていこうぜ。武道館前に俺のベルト、そしてお前のベルトを懸けて戦おうぜ!?」と、まさかの同門ダブルタイトル戦を提案した。

 不敵に笑った中嶋も「時代を動かすのは、俺と拳王…。俺らしかいないよな? 文句はねえ、やろうぜ」と返答し“電撃合意"へと至った。

 GHCヘビー&GHCナショナルのダブル王座戦は、昨年の8・10横浜文体大会でも実現。当時のGHCヘビー級王者・潮崎豪とGHCナショナル王者・拳王が真夏に60分フルタイムドローの死闘を展開している。とにもかくにも、元日武道館を前に急展開。金剛同門対決による至高の蹴撃戦が、両王座を懸けた団体最高峰の舞台で実現することになりそうだ。

【試合後の拳王】
▼拳王「オッサン、オッサン、言ってたけど、オッサンの底力、オッサンが培ってきたもの、スゲーもんがあるな。体が痛えよ。50代でどんだけ元気なんだよ? 俺なんかまだ30代だけどな、あんなヤツに負けちゃだめなんだよ。俺はいい力もらったぞ。俺たちが新たな道を切り開いていくんだ。このベルトを懸けて、そして中嶋勝彦のベルトを懸けて、俺たちがノアの先頭に立って突っ走っていくんだ。中嶋勝彦の…」

※ここで中嶋が姿を現すと、

▼中嶋「拳王。やるぞ」

※2人はベルトを掲げてにらみ合う

▼中嶋「楽しみだ」

※中嶋が去っていくと

▼拳王「これからはな、オッサンの時代じゃねえぞ。俺たちの時代だ。俺たちがノアの道を切り開いていく。そして、俺の夢であった日本武道館大会のメインにこのベルトと、GHCヘビー級のベルトを巻いて、最後に入場してやるからな。おい、テメーらクソヤローども。これからはGHCヘビー、ナショナル、二冠王者になる拳王、俺に…ついてこい」

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