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11/18【全日本】土肥羆がゼウス&入江撃破で白星発進 入江ピンの土肥はGAORA王座に色気

『2021世界最強タッグ決定リーグ戦』東京・新木場1stRING(2021年11月18日)
Dブロック公式戦 ○土肥こうじ&羆嵐vsゼウス&入江茂弘×

 土肥&羆嵐がゼウス&入江を破って白星発進。王者・入江にピンフォール勝ちを収めた土肥はGAORA王座に色気をみせた。

 土肥&羆嵐は2016年以来、5年ぶりの最強タッグ出場。この日、初戦を迎え、ゼウス&入江と激突した。試合は真っ向勝負の肉弾戦の様相を呈した。序盤から羆嵐がゼウス相手にタックル合戦で何度もぶつかり合い、土肥はゼウスと逆水平合戦で火花を散らす。土肥羆は羆嵐がバックフリップ、セントーンの連続攻撃でゼウスを攻め立てて流れをつかむと、アルゼンチンバックブリーカー→バックフリップの競演で攻め込んだ。

 その後もダブルタックル、セントーン&ギロチンドロップの同時投下と好連係をみせた土肥羆だったが、ダブルインパクトが不発に終わって一転して劣勢に。土肥が二人がかりのデッドリードライブで叩き落とされると、入江のキャノンボール、ゼウスのチョークスラム、入江のビーストスプラッシュの猛攻を浴びた。

 それでも土肥は入江のビーストボンバーをラリアットで何度も相打ちに持ち込み、キャノンボールを食らっても人殺しラリアットで応戦。入江の動きが止まったのを見逃さず、2発目となるこん身の人殺しラリアットを叩き込んで一気に3カウントを奪った。

 土肥&羆嵐が初戦で強敵・ゼウス&入江を撃破し、白星スタートを切った。次戦は11・23大阪大会での大森&イサミ戦で公式戦は残り2試合。土肥が「このリーグ戦は負けられないと思うから全勝だ」と快進撃を予告すれば、羆嵐も「ゼウス&入江に勝ったっちゅうことはよ、それなりに責任もあるからよ」と呼応してみせた。

 そして土肥は現在シングル3冠王の入江にピンフォール勝ち。「今リーグ戦中だからすぐにとは言わねぇけど」と前置きしたうえで「入江茂弘、ベルト持ってんだろ、ベルト。肩にかけてたな、赤いベルト。そこにも色気出していくぞ俺は。おい、そういうことだ」と最強タッグの先に入江の持つGAORA王座獲りを見据えた。

 一方、ゼウス&入江は勝ち点3で公式戦全日程を終了。決勝トーナメント進出が絶望的な状況となった。3カウントを奪われた入江は何度も謝ったが、ゼウスは「頭下げんといてや。ありがとう。シゲのおかげでホントに最強タッグ最後できた。ホントに俺、満足や。全日本所属で最後、花飾れた。シゲのおかげや。一緒に組んで最強タッグ、最高の思い出になったわ」と感謝。「シゲは全然悪くない。俺の方が力不足や」と慰めた。

 全日本所属としての活動は残り1ヵ月半。最強タッグの栄冠を手にできる可能性は限りなく低いものの、ゼウスは「まだ全日本プロレス所属として試合も何試合かあるし、来年からも大阪プロレスやってもね、このリングまた上がろう思ってるんで。まだまだここからが始まり」と宣言していた。

【試合後の土肥&羆嵐】
▼土肥「この1勝はでけぇぞ。この1勝はジャスミンよりもでかい。そして中野新橋よりもでかい1勝だ」

▼羆嵐「出し切ったね」

▼土肥「出し切っちゃったよ。明日はもう立てないかもしれない」

▼羆嵐「立てねぇし、立たないよ。やばいぜ、カッコよかったぜ最後」

▼土肥「最後のひと搾りが出るかもしれない」

▼羆嵐「最後のひと搾りがいい音してたよ、またこれが」

▼土肥「俺らはな、憎しみの数だけ強くなったんだ。おい、ニュー土肥羆はな、まだまだこんなもんじゃねぇ」

▼羆嵐「興奮して鼻血が出ちまった」

▼土肥「マジか。何年ぶりの鼻血だ?」

▼羆嵐「6年ぶりだ、鼻から血出すなんてよ」

▼土肥「令和の橋本真也がここにいたぞ」

▼羆嵐「おい、こっち誰だ? 令和の誰だ?」

▼土肥「うっせぇ。それピー入るからやめろ。傍若無人ぶりがばれちゃう。けど、今日で1勝だな」

▼羆嵐「この1勝はホントでけぇな」

▼土肥「このリーグ戦は負けられないと思うから全勝だ」

▼羆嵐「ゼウス&入江に勝ったっちゅうことはよ、それなりに責任もあるからよ」

▼土肥「そうだ。この1勝は方南町よりでけぇよ」

▼羆嵐「西川口よりも大宮よりも凄いぞ。出し切ってるぞ。出し切っちゃうぞ俺ら」

▼土肥「出し切るぞ! あとよ、入江茂弘、ベルト持ってんだろ、ベルト。肩にかけてたな、赤いベルト。今リーグ戦中だからすぐにとは言わねぇけど、そこにも色気出していくぞ俺は。おい、そういうことだ」


【試合後のゼウス&入江】
▼入江「ゼウスさん、すいませんでした」

▼ゼウス「いやいや、ホントにね、こうやって所属最後の最強タッグ、入江茂弘と組めて本当によかったよ。ありがとう!」

▼入江「ゼウスさん、すいませんホントに」

▼ゼウス「いや、頭下げんといてや。ありがとう。シゲのおかげでホントに最強タッグ最後できた。ホントに俺、満足や。全日本所属で最後、花飾れた。シゲのおかげや。一緒に組んで最強タッグ、最高の思い出になったわ」

▼入江「ありがとうございました」

▼ゼウス「ありがとうホントに」

▼入江「クソ…」

▼ゼウス「仕方ない、それはリーグ戦厳しいから。シゲは全然悪くない。俺の方が力不足や、今回のリーグ戦に関しては。ありがとう」

▼入江「ありがとうございました」

▼ゼウス「まぁ、全日本の最強タッグリーグ1勝1分けか。希望はなくなったんかな。わからんけど、ホントに最後、最強タッグ、この入江茂弘と組めてよかった。まだ全日本プロレス所属として試合も何試合かあるし、来年からも大阪プロレスやってもね、このリングまた上がろう思ってるんで。まだまだここからが始まりなんで、見とってください。次、次、まだまだ。シゲは今がピークやから、これからいこう」

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