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11/23【NOAH】W王座戦へ壮絶蹴撃戦でフルタイム 中嶋「獲るか、獲られるか」、拳王「物足りねえ!」

『PREMIUM PRELUDE 2021』新潟・万代島多目的広場大かま(2021年11月23日)
△中嶋勝彦&仁王vs拳王&覇王×

 11・28代々木大会のGHCヘビー&GHCナショナルダブル王座戦「(GHCヘビー級王者)中嶋vs拳王(GHCナショナル王者)」に向けた唯一の前哨戦は、壮絶な蹴撃戦の末にフルタイムドロー。それでも拳王は「物足りねえ!」と叫び、中嶋も「獲るか、獲られるか」と殺気を撒き散らした。

 元日武道館のメイン出場を目指す拳王は、11・13横浜武道館大会でナショナル王座返り咲きを果たすと、即座にGHCヘビー級王者・中嶋にWタイトル戦を提案。中嶋も即諾し、金剛・同門対決による頂上決戦が決まった。

 この日の新潟大会で唯一の前哨戦。のっけから超ハイテンポのローキック合戦を展開して猛烈な火花が散った。中盤にも再び対峙すると、中嶋が左ミドル、拳王が右ミドルを徹底的に打ち合い、痛々しい破裂音が響き続けた。フロントハイキックと右ハイキックもことごとく相打ちとなって両者大の字となった。

 終盤には中嶋が覇王を徹底的に追い込んだものの、フィニッシュにはいかずにあえて相手コーナーに投げつけて拳王を指名。拳王も応じて再び猛烈なミドルキック合戦を繰り広げ、拳王がアンクルホールドからのホイップ式ミドルキックでボディをえぐれば、中嶋もPFSを跳ね返してヴァーティカル・スパイクで返礼。顔面を密着させながら立ち上がると、やはりこん身のミドルキックを一発、また一発と打ち合ったまま、30分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 前哨戦から壮絶な蹴撃戦の末にフルタイムドロー。試合が終わっても、両者ベルトを肩にかけて改めてにらみ合う。拳王が「いてぇ! でもまだまだ俺は元気だぞ!? まだやってやるぞ。まだまだやり足りねえぞ! 俺が1月1日、日本武道館のメインで最後に入場するにはな、テメーのベルトが必要だ。いいか? 代々木でテメーのベルト、奪ってやるからな!」と叫べば、「一言だけ…獲るか、獲られるか。もちろん獲るのは俺だけどね」と中嶋も完全決着へ殺気をみなぎらせた。


【中嶋の話】「一言だけ…獲るか、獲られるか。もちろん獲るのは俺だけどね」

【拳王の話】「いてぇ! でもまだまだ俺は元気だぞ!? まだやってやるぞ。テメーを倒すまで…。代々木体育館、俺がテメーを倒してやる。まだまだやり足りねえぞ! 俺が1月1日、日本武道館のメインで最後に入場するにはな、テメーのベルトが必要だ。いいか? 代々木でテメーのベルト、奪ってやるからな!!」

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