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11/23【全日本】暴走SUPLEX連勝 小林はジェイク襲撃に怒り爆発

『2021世界最強タッグ決定リーグ戦〜ARROW浪速店presents ゼウス デビュー15周年記念大会〜』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2021年11月23日)
Aブロック公式戦 ○芦野祥太郎&諏訪魔vsアブドーラ・小林&ドリュー・パーカー×

 諏訪魔&芦野がブラディ・エクスプレスを破って2連勝。試合前の控室でジェイクに襲撃を受けた小林は「お前らの土俵で戦ってやる」と通告してきた三冠王者に「俺らの普通に上がってくるっていうんだな。上がってこいよ」と徹底抗戦の構えをみせた。

 暴走SUPLEXは初戦で斉藤兄弟に完勝。2戦目となったこの日は2連勝中の大日本・小林&パーカーと激突した。負ければAブロック突破が危うくなる状況の中、試合前に思わぬ事態が発生した。小林&パーカーが試合前の控室でジェイク&北斗に襲撃されたのだ。

 額を割られた小林は包帯を巻いて出陣。諏訪魔は「血流したらタダで済まさない」と予告していたが、不可抗力によって血を見ることになった。芦野が小林の頭にタオルを巻いて止血したものの、小林はそれを自ら剥ぎ取って拒否した。

 パーカーが雪崩式フランケンシュタイナーなどで奮闘するものの、暴走SUPLEXはアンクルロックとアンクルホールドの共演で流血超特急を同時に捕獲。芦野がフロントスープレックスでパーカーをぶん投げ、ラリアットで吹き飛ばすと、アンクルロックで絞め上げてギブアップに追い込み、その横では諏訪魔が小林を万力スリーパーで絞め上げた。

 暴走SUPLEXが2連勝で勝ち点を4に伸ばした。同時に小林&パーカーに土をつけたことで、失点率では単独首位となった。試合後、芦野はリングを血で汚すまいと小林の傷口にタオルをこすりつけるようにして拭って完全止血。「全日本プロレスに血はいらない」と言い切った。

 二人の怒りはジェイクにも向けられた。芦野が「まず血が必要ないし、襲撃も必要ないし、やんならリング上でやれ、このヤロー」と吐き捨てれば、諏訪魔も「正々堂々やるのが最強タッグ、全日本プロレスなんだからさ。そこまで血まみれなことは俺はいらねぇなって思うしね。ぶつかり合うのが一番危ないことだと思う」と同意。そのジェイクとは最終公式戦となる11・28小田原大会で当たることになり、芦野は「やるならやるで、やってこい。全部潰してやる」と宣言した。

 一方、収まらないのが小林。最終公式戦で勝てば決勝トーナメント進出が決まったはずが、足踏みを強いられた。「その試合前に何やってくれんだ三冠王者が。大阪まで来て、芦野と諏訪魔、タッグ王者なんだぞ。それと大日魂が当たる日に何てことしてくれてんだよ」と怒りを爆発させた小林は、ジェイクが「お前らの土俵で戦ってやる」と発言していたことを聞き、「逃げるわけねぇだろ。いつでも来いってんだよ。俺らの普通に上がってくるっていうんだな。上がってこいよ」と対決姿勢を明確にした。公式戦を端緒に遺恨が発生した小林とジェイクの再戦は避けられそうにない。

【試合後の諏訪魔&芦野】
▼芦野「ありがとうございました」

▼諏訪魔「ありがとう。素晴らしいね」

▼芦野「全日本プロレスに血はいらない」

▼諏訪魔「いらないね」

▼芦野「止血しましたよ。アブドーラ・小林の額みたか? 完全に血止まりましたね」

▼諏訪魔「よかった」

▼芦野「次、また全日本に来ても、どんだけ血流しても俺が止めますんで。何だ? あんな試合前からあんな流血して」

▼諏訪魔「何があったか、俺さっぱりわかんない」

▼芦野「三冠王者のジェイク・リーが試合前に襲ったらしいですよ」

▼諏訪魔「そうなんだ」

▼芦野「そんなこと必要ねぇだろ。まず血が必要ないし、襲撃も必要ないし、やんならリング上でやれ、このヤロー。小田原であいつと当たるんで、リング上でしっかりやろうぜ」

▼諏訪魔「正々堂々やるのが最強タッグ、全日本プロレスなんだからさ。鼻血出るとかそんぐらいはしょうがねぇと思うよ。口から血出るとか。そこまで血まみれなことは俺はいらねぇなって思うしね。ぶつかり合うのが一番危ないことだと思うしね。そこんところは正々堂々、しっかりやった方がいいんじゃないかなと思うね。それとジェイクもさ、そういうことしない方がいいんじゃないかな。俺はそう思う」

▼芦野「やるならやるで、やってこい。全部潰してやるジェイク。正攻法でね、正々堂々と俺はやる。その名のもとにタッグ組んでるんですから。このまま優勝いきましょう」

▼諏訪魔「いこう、いこう。小田原だな。小田原でやってやる」

▼芦野「名古屋も暴れましょう」

▼諏訪魔「いこう。全部いこう」


【試合後の小林&パーカー】
▼小林「お前らは何なんだ? お前らは。寄ってたかって。試合前、控室来ただろ!寄ってたかって。ジェイクだな。公式戦だぞ、公式戦。やっていいことと悪いことがあるんだろ。人として間違ってんじゃないか。ジェイク・リーだろ? ジェイク・リー。何か言ってたな。何て言ってた?」

――「お前たちの土俵でやってやる」と

▼小林「土俵って何だこのヤロー? 相撲か? 俺たちは。プロレスだろ。もっとはっきり言ってみろってんだよ。もっといろいろ言ってなかったか? 土俵だけか? お前らの土俵でやってやるって言ったのか? 土俵って何だ? プロレスの土俵はリングだぞ。6メートル40センチ四方の。プロレスに変わりねぇぞ。こっちのプロレスやるって言ってんのか? やってやるぞ。無茶苦茶だよ。仮にも俺ら2連勝してんだぞ。3連勝すればグループリーグ通過だぞ。その試合前に何やってくれんだ三冠王者が。大阪まで来て、芦野と諏訪魔、タッグ王者なんだぞ。それと大日魂が当たる日に何てことしてくれてんだよ。ジェイクだな。ジェイクがやるって言ってんだな。こっちの土俵で。逃げるわけねぇだろ。いつでも来いってんだよ。勝てる試合も勝てねぇよホントにもう。逆に質問あるかって感じだよ。ノーコメントだよ、ノーコメント。コメントもしたくねぇよ。わざわざ大阪…俺ら控室、上だぞ。2階段も降りてきたんだぞ、このヤロー。呼びつけやがって。こっちとしては受けるの一言だよ。控室…勝てる試合も勝てねぇよ。ねぇ?」

▼パーカー「まだまだ。ジェイク、大森、これからだよ。まだまだ終わってない」

▼小林「有終の美って言葉あるだろ。美しく終わる。ドリュー、日本最後なんだぞ」

▼パーカー「そうだよ。頭おかしいよ」

▼小林「日本には美しく終わるって言葉があるの。有終の美。全然美しくないよ。普通にやらせろって話だよ。俺らの普通に上がってくるっていうんだな。上がってこいよ。以上だ」

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