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11/27【スターダム】朱里が権利証&SWA王座死守 団体初UWFルールで小波を逆転蹴殺

『TOKYO SUPER WARS〜東京超女大戦〜』東京・国立代々木競技場 第二体育館(2021年11月27日)
ワールド・オブ・スターダム王座挑戦権利証マッチ&SWA世界選手権試合〜UWFルール〜 ○朱里vs小波×

 朱里がスターダム史上初となるUWFルールで小波を逆転蹴殺。ワールド王座挑戦権とSWA王座を死守した。

 シングルリーグ戦・5★STAR GPを制した朱里は、ワールド王座挑戦権を獲得。タイトル戦の舞台を年末のビッグマッチ12・29両国国技館大会に指定すると、リーグ戦で敗れた選手への雪辱ロードに着手した。当初、小波とは10・9大阪城ホール大会でUWFルールで対戦する予定だったが、急性腸炎のため、欠場に。朱里は11・3等々力大会でAZMへのリベンジを果たすと、復帰した小波と5ロストポイント制のUWFルールで改めて対戦することになった。

 独特の緊張感がリングを包み込むと、観客たちが固唾を呑んで見守る中、試合はスタート。激しいポジション争いを繰り広げると、朱里が腕関節で先にエスケープを奪い取るが、コグマもスリーパー、フロントネックロック、腕ひしぎ逆十字固めと移行しながら王者を絞め上げ、エスケープを奪い返した。朱里もサソリ固めで再びエスケープに追い詰めたものの、小波は右ハイキック、バズソーキックの連続攻撃でダウンを奪い取り、ポイントをイーブンとした。

 小波はここぞとばかりに掌底やハイキックで朱里を攻め立て、顔面蹴りで再びダウンを奪取。朱里も打撃で押し返したものの、小波は延髄斬りからトライアングルランサーに捕獲し、エスケープを再度奪って、朱里は残りロストポイント1とあとがない状況に追い込まれた。

 朱里は再びトライアングルランサーを狙われたものの、ギリギリで切り返すと、ドラゴンスクリューで形勢逆転。すぐさま足4の字固めに持ち込み、10・9大阪城ホール大会で鹿島沙希を仕留めた武藤敬司殺法の再現を狙う。小波はなんとかエスケープしたものの、朱里の猛攻は続き、右ハイキックでダウンを奪取。連続してポイントを奪い取り、互いに残り1ポイントに。

 即座に立ち上がらなければ敗北となるスリリングな状況の中、ビンタ合戦、ミドルキック合戦で火花。こん身の一撃が何度も交錯するが、どちらも意地になってダウンしない。小波がジャーマンを連発すれば、朱里もジャーマンを返して譲らず。小波が三角絞めを仕掛ければ、朱里も白虎(マフラーホールド)を狙い、関節技でもせめぎ合った。

 朱里はスキを突いてコードブレイカーをズバリ。ハイキックを食らっても踏みとどまり、水車落としの構えから急角度で頭から小波をマットに突き刺した。小波も三角絞めで抵抗をやめなかったが、振り払った朱里はハイキックを一閃。小波も延髄斬りでやり返したが、着地したところに朱里はヒザ蹴りをぶち込むと、すぐさまバズソーキックで側頭部を蹴り抜き、劇的KO勝利を挙げた。

 朱里がワンダー王座挑戦権利証とSWA王座を死守。12・29両国大会メインでのワンダー王座挑戦が確定した。試合が終わればノーサイド。感極まった表情で小波と抱き合った。

 「スターダムでUWFルールをやるのはたぶん初だったと思うんですよ。小波と朱里、2人でスターダムに新しい風を吹かす1日目になったと思ったので、私にとっては特別な日になりました」と試合を振り返った朱里は「5★STAR GPで負けた小波、そしてこの間戦ったAZMにしっかりと勝利したので、12月29日、両国国技館、私は赤いベルトを持っている選手と試合をしたいと思ってます」と噛みしめるようにコメント。メインイベントでは林下詩美が舞華を下してワールド王座を死守し、ついに「詩美vs朱里」の頂上決戦が実現する運びとなった。

【朱里の話】「小波とは大阪城ホールでの対戦が流れて、ここ代々木で新たに同じルールでやることができて、凄く嬉しかったです。スターダムでUWFルールをやるのはたぶん初だったと思うんですよ。小波と朱里、2人でスターダムに新しい風を吹かす1日目になったと思ったので、私にとっては特別な日になりました。5★STAR GPで負けた小波、そしてこの間戦ったAZMにしっかりと勝利したので、12月29日、両国国技館、私は赤いベルトを持っている選手と試合をしたいと思ってます。今日のメイン、しっかりみたいと思います」

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