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12/1【DRAGONGATE】新ツインゲート王者・土井吉が快勝始動も…恒例土井ダーツは「もう飽きた」

『FANTASTIC GATE 2021』東京・後楽園ホール(2021年12月1日)
○吉田隆司&土井成樹&飯橋理貴&飯橋偉進vsYAMATO&Kagetora&Ben-K&奥田啓介×

 新ツインゲート王者の“土井吉"土井&吉田が快勝始動。しかし、年末の風物詩となっていた土井ダーツについて土井は「この俺は土井ダーツもう飽きたんや。今年の土井ダーツはなしや」と語って行わなかった。

 “土井吉"と言えば、土井と今年引退した吉野正人のタッグチーム名として定着していたが、最近の土井は吉田と新生・土井吉を結成。11・27仙台大会では横須賀ススム&KING清水を破り、ツインゲート王座を奪取した。戴冠後、2人が組むのは今大会が初めて。飯橋兄弟とのカルテットで、HIGH-ENDのYAMATO&Kagetora&奥田&Ben-Kと対戦した。

 理貴が集中攻撃を浴びて先制を許したが、飛び込んだ吉田が地獄突き乱射や両腕パイナップルボンバーでHIGH-ENDをねじ伏せると、流れは逆転する。土井もスピード感溢れる動きを披露し、Ben-KをDDTでマットに突き刺すと、場内の手拍子を煽った。

 先輩たちの頑張りに続こうと、飯橋兄弟は同時卍固めを披露。2人がかりでYAMATOに襲いかかる。倍返しに遭い、偉進が攻め込まれたものの、土井&吉田が躍動すると、流れは再び一変。流れるような連続攻撃から、土井のサマーソルトドロップ、吉田のセントーンが連続して奥田に決まった。両軍入り乱れての混戦になると、吉田が勝機。RIZIN帰りの奥田を2019CC(延髄斬り)で棒立ちにさせると、最後は豪快なパイナップルボンバーをフルスイングで叩き込んで3カウントをもぎ取った。

 新生・土井吉がツインゲート王者としての初戦で快勝。土井はマイクを持つと、「試合終わってからの報告になるけど、この前の仙台で、俺たち土井吉がツインゲート獲ったぞ!」と後楽園の観客に報告し、「これからDRAGONGATEのタッグ戦線、面白くなるな。ツインゲートは俺たち土井吉に任せとけや」と自信ありげに予告した。

 さらに、「それから、もう1つ。みんな待ってたよな? 今日は12月1回目の後楽園や! もうみんな分かってるよな! 何が見たいんや! 何が見たかったんや! 何に期待しとったんや! 土井ダーツか!? お前ら土井ダーツが見たかったんか!? ある意味、今日のメインイベントのマスカラ戦より、土井ダーツが見たかったんちゃうんか!?」と煽るだけ煽った末に、「でも、残念やな。お前らが見たくても、この俺は土井ダーツもう飽きたんや。今年の土井ダーツはなしや」と断言した。

 毎年、年内最後の後楽園大会で土井が制作したダーツ…通称・土井ダーツによって選出されたメンバーが特別試合を行うのが恒例だったが、土井は自らそれを否定した形。ツインゲート王者としての決意の表れとも、別の新たな仕掛けを準備しているとも取れなくはない。次回の後楽園は12月15日開催。土井はそこで何を見せるのか。

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