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12/5【全日本】小林がジェイクを血祭り葬で三冠挑戦を表明

『2021世界最強タッグ決定リーグ戦』最終戦 東京・後楽園ホール(2021年12月5日)
ハードコアマッチ ○アブドーラ・小林&ドリュー・パーカーvs大森北斗&ジェイク・リー×

 小林が王者・ジェイクを血祭りに上げたうえでピンフォール勝ちを収め、三冠王座挑戦を表明。舞台を1・2後楽園大会に指定した。

 パーカーをパートナーに2年連続の最強タッグ出場を果たした小林。決勝トーナメント進出はならなかったものの、初戦でジェイク&北斗組を撃破。11・23大阪大会ではジェイクと北斗に控室で襲撃されたが、この日、ハードコアルールによる再戦を迎えた。

 試合はレフェリーが特に危険とみなしたもの以外、すべての反則が認められるルール。当然、デスマッチファイターである小林&パーカーに有利であることは言うまでもない。全日本のリングにテーブルなどが設置された異様な光景の中、戦闘開始。北斗にフォークを奪われて脳天に突き刺された小林だが、普段のデスマッチに比べればまだまだ序の口。場外戦に持ち込むと、ジェイクの額にフォークを突き刺したり、噛みついたりして三冠王者を流血に追い込んだ。

 ブラディ・エクスプレスはパーカーが北斗を場外のテーブルめがけて断崖式河津落としを敢行してジェイクを孤立化。すかさず小林がテーブルに叩きつけ、スリーパーで絞め上げる。ジェイクの反撃をパーカーがイス攻撃で阻んで小林がウエスタンラリアットを叩き込む。さらにバカチンガーエルボードロップを投下した。完全に勢いづいた小林はイスをジェイクの脳天に振り下ろすと、パーカーもスワントーンボムで援護射撃。すかさず小林がダイビングバカチンガーエルボードロップを投下して3カウントを奪い取った。

 ジェイクを血祭りに上げた小林が三冠王者にピンフォール勝ち。公式戦に続く2連勝で控室襲撃の借りを倍返ししてみせた。そして小林は王者撃破の実績を盾に「土俵に上がってきてくれたお礼をしようと思う。俺も礼を尽くすよ。次の三冠王者へのチャレンジャー、俺がいいんじゃないか?」と三冠ベルト挑戦を表明。小林コール代わりの手拍子を受け、「決定みたいだな。やるなら早いほうがいいな。そうだ、早くていい日…正月ぐらいがいいんじゃないか。1月2日はBJWもあるし、返答は…できそうにねえな。わかった。俺は中途半端な土俵には上がらないぞ。お前の本丸でやってやるぞ」と1・2後楽園大会を舞台に指定した。

 「全日本プロレスの50年の歴史を思い返してみろ。シークがいただろ? ブッチャーいただろ? ブロディ、ハンセン、タイガー・ジェット・シンもいただろ?」。そう改めて強調した小林は「こいつらはハードコアの歴史なんだよ。わかるか? それをこの令和に俺が蘇らしてやろうっていうんだよ。ジェイクは新しい王道とかって言ってんだろ? じゃあ、俺は今までの王道を見せてやるよ。その王道がもしかしたら大日魂かもしんねえぞ」と宣言。ついに全日本の頂に手をかけた小林は開幕戦で予告していた「ブラッドヒストリー復活」を有言実行する構えだ。

【試合後の小林&パーカー】
▼小林「勝っちゃったぞ、オラ。勝っちゃったぞ、オラ」

▼パーカー「(日本語で)勝ったな。勝ったな。(ジェイクは)全日本の一番でしょ? チャンピオンだから。全日本の一番が、お前らのリング上でやりましょう? やったじゃん。負けちゃったじゃん」

▼小林「向こうが負けた責任を俺が取ってやるよ。あいつらのトップのベルトは三冠ベルトでいいんだな? GAORAじゃねえな? 三冠だな。三冠挑戦だよ」

▼パーカー「そう。ちょっと待って。リーグ戦で普通のルールで勝って、ハードコアルールも勝って」

▼小林「だから、次は向こうのルールでやってやるよ」

▼パーカー「そうそうそう。それはバランス」

▼小林「けど、大日本プロレスじゃない。全日本だ。全日本プロレスの50年の歴史を思い返してみろ。シークがいただろ? ブッチャーいただろ? ブロディ、ハンセン、タイガー・ジェット・シンもいただろ?」

▼パーカー「ブラッドファイターじゃないの」

▼小林「こいつらはハードコアの歴史なんだよ。わかるか? それをこの令和に俺が蘇らしてやろうっていうんだよ。ジェイクは新しい王道とかって言ってんだろ? じゃあ、俺は今までの王道を見せてやるよ。その王道がもしかしたら大日魂かもしんねえぞ。なんたって、アジアタッグ王者のグレート小鹿の会社だぞ。多少俺にもオールジャパンの血が流れてるぞ」

▼パーカー「日本一のブラッドファイターは大日本じゃないよ。全日本だよ。大日本の前。これは自分たちじゃないよ」

▼小林「俺たちが里帰りだな。ドリューがイギリスに帰るようなもんだよ。そうだ。コーチとして教えてもらったミスター・ヒト、安達さんもトム・マギーのセコンドとかやってただろ? あの伝説のトム・マギーvs長州戦、あの時のセコンドはミスター・ヒトだぞ。そういうのもあるんだよ。桜田さんも上がってたな。この団体に、ケンドー・ナガサキも。ミスター・ポーゴは上がってなかった。まあ、俺らの里帰りだな。里帰りで大日魂、そして真の王道を見せるよ。そういうことを言うと怒る人もいるけど、怒る人もいるけど、時代は令和だぞ。怒る人がいるかもしれないけど、時代は令和だぞ。見せてやるよ。令和の王道=大日魂じゃないか。そんな感じだ。ああ、疲れた」

▼パーカー「いやもう、お疲れ様でした」

▼小林「この3日間疲れたよ。ドリューとシングルマッチ。で、昨日はドリューの宴会」

▼パーカー「イベントやって」

▼小林「ドリューはイサミともやってるんだ。チョコプロも出てるんだ」

▼パーカー「そうそうそう」

▼小林「まあ、濃厚な3日間だったな。This is wrestlingだよ。質問ある人? (誰もしないと見ると)みんな宮原を観に行きたいのか? 結局宮原か? 乱入しちゃうか? 乱入は今日できない。疲れちゃった」


▼パーカー「以上!」

▼小林「以上!」

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