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12/8【GLEAT】細川がエキシビションで初GLEAT 仙女・橋本が宮城に宣戦布告「本物を叩き込んでやる」

『G PROWRESTLING Ver.12』東京・新宿FACE(2021年12月8日)
エキシビションマッチ 宮城倫子vs細川ゆかり

 高校生レスラー・細川ゆかりがエキシビションながらGLEATマットに初登場。試合後、センダイガールズの橋本千紘が現れ、元同門の宮城に「お前に本物を叩き込んでやる」と宣戦布告した。

 11・6新宿大会で宮城が「GLEAT女子にはいつも何もありません。ハヤシさんに一つお願い事があります。12月8日に細川ゆかりvs宮城倫子のエキシビションマッチをやらせてください」とアピール。カズ・ハヤシが「我がGLEATでは宮城選手、細川選手を未来の黄金カードとして育てていきたい」と快諾し、この日、両者によるエキシビションマッチが実現することになった。

 高校生ファイターの細川は2019年8月に我闘雲舞でリンリンの名でデビュー。退団後の今夏、GLEAT入団を果たし、この日、エキシビションながら初めてGLEATのリングで試合を行うことになった。

 「本当に本当に尊敬していて、大、大、大好きな宮城選手、GLEATの愛をもってしばかせていただきます」と誓っていた細川にとって宮城は幼少期からの憧れの存在。それでも臆さず立ち向かった。

 握手を交わして開始のゴングを聞くと、ダイビングボディアタックを放ったが、軽々とキャッチした宮城がシュミット流バックブリーカーでもん絶させる。それでも細川は胸板にハンマーパンチを連発したが、仁王立ちで受け止めた宮城がフロントハイキックで返り討ちにした。

 それでも細川は逆エビ固め、ブレーンバスターをことごとく阻止し、フライングヘッドシザースで反撃を開始。低空ドロップキック、ダイビングフットスタンプ、ダイビングボディアタックと必死の攻撃をみせ、腕固めで捕らえた。さらにスリーパーで絡みついたが、難なく逃れた宮城が逆エビ固めで捕獲。細川も耐え抜いて5分エキシビションマッチが終了した。

 すると場内にテーマ曲が流れ、センダイガールズの橋本千紘が現れ、「ぬるい試合やってんじゃねぇよ。お前、宮城倫子、仙女辞めてやりたかったこと、ホントにこれで合ってんの? 今日GLEATさんに呼ばれて仙台から来たら、こんなぬるい試合みせられて」と宮城を痛烈批判した。宮城が「確かにGLEATに仙女とやりてぇと泣きついたのは私だよ」と返答すると、橋本は「私、あんたのこと大っ嫌いなんだよね。大っ嫌いなんだけど、LIDET UWFのリングが大好きなんですよ。私がここにいるってことはお前もわかってんだろ?」と問いかけた。

 宮城が「わかってるよ。身に染みるほどな」と応じると、橋本は「今の宮城倫子ブレブレ。お前に本物を叩き込んでやるよ」と通告。さらに細川にも「まさか今日のエキシビションで満足してないよね? センダイガールズの選手、用意するので二人とも覚悟しろよ。今日みたいなぬるい試合じゃ終わらせねぇよ」と言い放った。

 屈辱的な言葉を浴びせられた宮城は「出てくださってありがとうございます。ただよ、一言だけ。ざまあみろ!」と意地の反論に出たが、橋本は「だからお前、ブレてんだよ」と吐き捨てて去っていった。宮城は「GLEAT課題をくださってありがとうございます。過去に向き合う課題をくださってありがとうございます。細川選手と過去の課題に立ち向かいます」と誓った。

 バックステージでも宮城批判を展開した橋本は「私はどのルールでもいいんですけど、大好きなそのルールでやらせてもらえるならば、そちらでケチョンケチョンにしたいと思います」とLIDET UWFルールでの対戦を希望していた。

【試合後の宮城】
▼宮城「12月30日、私の元いたセンダイガールズプロレスリングの過去、私の過去、橋本千紘と戦うことになりました。まずGLEAT、私に課題をくださってありがとうございます。これほど嫌な課題はありません」

――橋本はUWFルールを希望していたが?

▼宮城「橋本千紘と戦えるなら何でもいいです。あいつとは腐れ縁なんで。やり合えるなら何でもいいです」

――旗揚げ戦で対戦がかなわなかったが念願かなってという思いはある?

▼宮城「その当初はなんで私がいるのに私と戦わせてくれないんだと。形になるまで、形にするまで、泥水すすって、やっと形になります。それが12月30日です。みててください」

――宮城選手に憧れたという細川選手と対戦したが?

▼宮城「憧れてとか、大好きっていうの戦いに持ち込んだとしても、お客さんは別にそこを求めてないんですよ。まず彼女に対してそこを伝えたかったです」

――あえて受けているように見えたが?

▼宮城「まずお客さんに細川選手を知ってもらうのがあったんです。どこまでできるのか私自身も知りたかった」

――5分という短い時間で手応えは?

▼宮城「カタいですね。16歳ですよね。16歳で倍以上年が離れてる大人と戦うのは相当な根性が必要じゃないですか。気持ちは見えました。プロレスに対する気持ち、戦いへの気持ちは見えました」


【試合後の細川】
▼細川「(コスチュームの背中をみせて)見てください、これ。ここにね、GLEATって張ったんですよ。こうすればね、宮城選手蹴れないと思ったんです。でも思いっきり蹴られました。なので、次回はここに宮城って書きたいと思います。アイ・アム・GLEATスーパースター。トゥデイ・イズ・GLEATスーパースターズ・バースデー。サンキュー」

――センダイガールズの橋本選手が細川選手の相手を用意すると言っていたが?

▼細川「もう私は誰が相手だろうとGLEATな愛を込めてしばかせていただきます」


【橋本の話】
▼橋本「今日GLEATさんに呼ばれて仙台からここに来させてもらったんですけど、宮城倫子のあのぬるい試合みて、正直ガッカリしてますね。仙女をやめてやりたいこと本当にこれかなと思って。SNSでも私の名前を出してたみたいですけど、そんなぬるいもんじゃないよ、橋本千紘は。まぁ、ここに私が呼ばれてきたということは、皆さんもどういうことかわかってると思うので、しっかり本物をあいつにぶつけたいと思います」

――LIDET UWFルールでやりたい?

▼橋本「言った通り宮城倫子のことは本当に嫌いなんですけど、7月に上がらせてもらって、LIDET UWFのリング、本当に私は大好きです。また試合をやらせていただけるなら、私はあのリングで試合がしたいです。私はどのルールでもいいんですけど、大好きなそのルールでやらせてもらえるならば、そちらでケチョンケチョンにしたいと思います」

――通常のプロレスルールとは違う戦いになる?

▼橋本「今の宮城倫子をみてて、本当に何をやりたいのかわからないので、一回UWFルールで戦って、芯のある戦いを思い出してほしいなと思います」

プロ格 情報局