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12/16【NOAH】杉浦がKENTAを“杉浦軍新入り"扱い!? 桜庭は「オー!」唱和に意欲 元日武道館へ杉浦&桜庭インタビュー

 ノア1・1日本武道館大会でKENTAとのトリオ結成が決まった杉浦貴&桜庭和志。杉浦にとっては、“ほぼ同期"の盟友が約7年半ぶりに里帰り参戦を果たす形となるが、嘘か真か“杉浦軍の新入り"として扱うことを示唆…。KENTAに対する“予備知識ほぼゼロ"をにこやかに告白した桜庭は、中央大学の先輩にあたる故ジャンボ鶴田さんばりの「オー!」の武道館唱和に執心し、自然体…というよりは好き放題に“元日武道館"に向けて語り合った――。


【杉浦貴&桜庭和志インタビュー】

――まず元日に日本武道館大会を行うことについて?

▼杉浦「ぶっちゃけ言えばいい迷惑だよな。正月早々、仕事させられてさ」

――ノアも勝負をかけているが…

▼杉浦「勝負かけるなら三が日からズラせって」

▼桜庭「…(笑)」

――……桜庭さんは?

▼桜庭「いや特には…」

▼杉浦「特には…って一番ダメな受け答えじゃん(笑)」

▼桜庭「いや、年末とかに試合するのは普通のことだったので。ただ毎年1月3日に知り合いとかが集まっての新年会があるんで、そこさえズラしてもらえれば(笑)」

▼杉浦「家に居たくないってのもありますしね…」

▼桜庭「いやいやいや(笑)」

――杉浦さんは元日にプロレスをしたことは…

▼杉浦「あるよ。ZERO1で田中将斗とシングルやったりしてるから。だからさっきサクさんが言った通り、あんまり『正月だから』とか『休みだから』とかは関係なしに“いつ何時誰の挑戦でも受ける"っていうね。元気ですか!」

▼桜庭「……(笑)」

――日本武道館は特別な舞台?

▼杉浦「全然特別じゃないよ! 俺はいつ何時誰とでも闘うから。それは地方の小さな会場でも、後楽園でも、日本武道館でも特別なアレはないよ。常に全力! 川崎のあの小さな会場……あ、ラゾーナ川崎ね。ラゾーナ川崎でも関係ない! いつ何時、誰の挑戦でも受ける。元気ですか!」

――…2月の武道館では第4試合、今回はタイトルマッチよりも後の試合で注目度は上がっていますが…

▼杉浦「だからさっきも話したように、ラゾーナ川崎でも日本武道館でも常に全力で、いつ何時誰の挑戦でも受ける! 元気ですか!」

――もう話を変えます…。KENTA選手が参戦してトリオを結成することについて?

▼杉浦「サクさんは(KENTAとは)なんかあるんですか?」

▼桜庭「ないですね。初めてですね」

――試合を見たことはない?

▼桜庭「名前は知ってますけど、試合を見たことはないですね。柴田(勝頼)君と仲良いんですよね?」

――はい、知ってる範囲でどんな印象を…

▼杉浦「だから知らねーって言ってんだろ(笑)」

――ホントに完全にご存じない?

▼桜庭「名前だけしか……」

――改めて杉浦さんにとってKENTA選手はどんな存在?

▼杉浦「まぁデビューがほとんど同じで、向こうが何ヶ月か先輩で。その後ノアを辞めてアメリカに行って。で、アメリカでちょっとイマイチで、ノア戻ってくるかなって思ったら新日本に行った。そんな男ですね」

▼桜庭「……(笑)」

――もう少しいろいろあったと思うのですが…?

▼杉浦「どこで闘おうが、いつ何時誰の挑戦でも受けるから。ラゾーナ川崎でも日本武道館でも、ノアでも新日本でも全力で闘えばいいんじゃないかな!」

――…退団後もKENTA選手の動向はチェックしていた?

▼杉浦「まぁ…アメリカではアレだったけど、日本に戻ってきて、どんな闘い方してんのかなーとかは気になってたけど」

――ヒデオ・イタミとしてノアに上がったことはあったが、KENTAとして戻ってくるのは7年半ぶりとなる

▼杉浦「え? 名前が違ってるだけで小林健太でしょ? 7年ぶりとかじゃないでしょ? ぶっちゃけ」

――……でも、こうしてまた組む日が来ることは

▼杉浦「うれしいよ、それは。しかも杉浦軍のメンバーに入ってくれて」

――杉浦軍のメンバーとして扱う? BULLET CLUBからのゲストではなく?

▼杉浦「そこは(BULLET CLUBの)邪道の出方次第だよ! 邪道がついてくるようなことあったら、それはダメだってことだよ」

――あくまで杉浦軍のKENTAとして…

▼杉浦「どうなんですか? 桜庭さん」

▼桜庭「(※面倒だから話を合わす感じで)…ですね。杉浦軍としてですね」

――あくまで杉浦軍の新入りとして扱うと?

▼杉浦「うん。今でいうと藤原(喜明)組長の下になるのかな?」

▼桜庭「え……(笑)」

▼杉浦「だって杉浦軍に入ったのは一番新しいでしょ? 組長は今、俺のパンツ洗ってるから」

――…KENTA選手のスタイルも以前とはだいぶ変わっているが、どんな試合になりそう?

▼杉浦「どうなんだろうね。ノアにいた頃のイメージしか湧いてこないから。試合で凶器使ったりもしてるみたいだし」

――桜庭さんは?

▼桜庭「想像つきません。どういうスタイルなんですかね?」

▼杉浦「ノアにいた頃は、すっごい分かりやすく言えば、中嶋勝彦みたいに蹴りを使って、ガンガンバチバチ行くタイプ。新日本に行ったりして、そこが少し変わった」


▼桜庭「だったら僕とはキャラがまるっきり逆だと思うんで。それが杉浦さんも一緒に混ざるっていうのは面白いんじゃないですかね」

――対戦相手は北宮&稲村&稲葉組、今のノアの中心世代となる

▼杉浦「やっぱりこの試合は“KENTAが"ってことでクローズアップされるから、そこを覆すくらいにやって欲しいよね。若い世代が。おとなしく無難に試合したら“杉浦軍と組んだKENTAが目立った"ってなっちゃうだけだから、お客様扱いしないでガンガン行ってもらいたいよね」

――桜庭さんは対戦相手について?

▼桜庭「杉浦さんが言ったように、ハイ、頑張って……」

▼杉浦「いやいや(笑) 頑張りますとかって一番インタビューでダメなヤツでしょう。(※北宮に対抗して)セントーンはやりますか?」

▼桜庭「掟破りの逆セントーン。でも体重が違うから効くかどうか…」

――桜庭さんは最近、モンゴリアンチョップの威力が増して、フィストドロップも使ったりと技の幅が広がってきている

▼杉浦「あとはジャンピングニーからのオー!まで。最近お客さんも合わせてやるようになってるから。なんでジャンピングニーを桜庭さんが使ってるか知ってる?」

――?

▼桜庭「大先輩ですから」

▼杉浦「中央大学の」

――なるほど! では日本武道館でついに“オー"を唱和する日が来たと

▼桜庭「そうですね。やりたいですね。もう何やっても『オー!』やろうかな(笑)」

――フィストドロップからの『オー!』とかモンゴリアンチョップからの『オー!』とか…

▼桜庭「はい(笑)」

――ちなみに杉浦軍として改めて今年を振り返ると?

▼杉浦「いやもうねえ、年をとると、いつまでが今年だったか分からなくなるんだよ。二日前何食ったかとか覚えてます?」

▼桜庭「いやもう全然覚えてないっすねえ。階段上がったら『あれ? 俺なに取りにきたんだっけ?』っていうことが多くて」

▼杉浦「それもう完全に“始まって"ますね(笑)」

▼桜庭「今日も車に乗ったら、『なんで俺、車に乗ってるんだっけ?』って…(笑)」

▼杉浦「いやいやいや、相当やばいっすね(笑)」

――来年を占う大事な元日でもありますが…

▼桜庭「いやもう、さっきも言ったように僕は別に日にちとか気にしないんで。来年がどうとか、何も考えないっすね。1月1日とかは関係なく」

――最後まであまり前向きな意気込みが出ませんでしたが、元日武道館に向けて最後に一言

▼杉浦「頑張ります!」

▼桜庭「頑張ります!」

――ありがとうございました…

プロ格 情報局