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12/16【全日本】諏訪魔と宮原が仲間割れもゼウス激勝 「わっしょい」締めで全日本卒業

『AJP Prime Night 2021』東京・後楽園ホール(2021年12月16日)
ゼウス全日本プロレス卒業マッチ 「人生は祭」 ○ゼウス&諏訪魔&宮原健斗vs石川修司&大森隆男&本田竜輝×

 ゼウスが諏訪魔と宮原の仲間割れをヨソに、全日本所属としてのラストマッチに激勝。「わっしょい」締めで全日本を卒業した。

 大阪プロレス出身のゼウスは2014年3月に全日本初参戦。以来、主力の一人として活躍し、三冠ヘビー級王座戴冠を果たし、チャンピオン・カーニバル全勝優勝などの実績を残した。今年8月に大阪プロレスの社長に就任し、2022年から団体の長として古巣再興を目指す。

 この日、全日本所属として最後の試合=卒業マッチに臨んだゼウスはこれまで激闘を繰り広げてきた諏訪魔、宮原との豪華トリオで石川&大森&本田と対戦した。「人生は祭」と題されたように、ゼウスは八面六ぴの大暴れ。大森相手にタックル合戦を展開し、逆水平を乱れ打つ。石川に攻勢を許してもブレーンバスターで巨体を投げ、大森にはフライングバイセップスエクスプロージョンを放った。

 試合中、何度も衝突していた諏訪魔と宮原が終盤、誤爆が決定的となり、ついに試合そっちのけで仲間割れ。我関せずのゼウスはバイセップスエクスプロージョンで石川を場外に叩き落とすと、本田にチョークスラム、ジャックハマーとたたみかけて3カウントを奪った。

 ゼウスが所属ラストマッチで豪快勝利。「自分がこのリングに上がり始めて、7年10ヵ月が経とうとしております。本当に本当に深い7年10ヵ月、皆さんに支えられた7年10ヵ月、皆さんのおかげでチャンピオンになれた7年10ヵ月! 皆さんのおかげで熱い熱いファイトをした7年10ヵ月! 本当にありがとうございました!」と感謝したゼウスは、2022年から始まる新たなレスラー人生へ向け、「ゼウスは、ゼウスの道、我が道を進み続けます!」と宣言。大阪プロレスを率いながら、今後も全日本のリングにスポット参戦する予定で、「また皆さん、このリングでお会いしましょう!」と全日本ファンに再会を約束した。

 そして最後にゼウスは「わっしょーい!」三唱で締めてリングを降りた。バックステージでは諏訪魔から「これからも道は違うけど、一緒に盛り上げていけたらと思うんで。お互い協力関係ということで、よろしくお願いします」とエールを送られ、「これからね、自分の生まれた団体である大阪プロレスを必死に立て直して、全日本に並ぶぐらい…いや、全日本以上の日本一の団体にする」との誓いを立てた。

 全日本を「卒業」したゼウスの新たな挑戦が2022年から始まる。

【試合後のゼウス】
▼ゼウス「皆さん、今日はありがとうございました。久々にテンション上げて試合することができました。いつもテンションは高いけれども、今日は本当に最後の祭りだと思って、気合い入れて試合しました。8年間ありがとうございました」

※諏訪魔がコメントスペースに姿を現すと

▼諏訪魔「ゼウス、今日はありがとう」

▼ゼウス「ありがとうございます」

▼諏訪魔「今まで本当に全日本のためにやってくれて、本当に感謝しかないです」

▼ゼウス「自分も感謝しております」

▼諏訪魔「これからも道は違うけど、一緒に盛り上げていけたらと思うんで。お互い協力関係ということで、よろしくお願いします」

▼ゼウス「よろしくお願いします。ありがとうございます。こんな諏訪魔さんが入ってくるサプライズ、今日イチ嬉しいです。ありがとうございます」

▼諏訪魔「ありがとう」

※笑顔で握手を交わすと諏訪魔が去っていく

▼ゼウス「もうちょっとしゃべってもええかな? リングの上でも話したけれども、こうやって7年10ヵ月、全日本のファンの皆様のおかげでやってこれました。あとは、いろいろな選手と…出会う選手もいれば、別れる選手もあり、その中で7年10ヵ月頑張ってこれました。三冠チャンピオンになり、チャンピオン・カーニバル全勝優勝、世界タッグ戴冠、アジアタッグ戴冠、全日本で十分すぎる結果を得られたと思います。これからね、自分の生まれた団体である大阪プロレスを必死に立て直して、全日本に並ぶぐらい…いや、全日本以上の日本一の団体にするんで、どうか皆様お力添えいただきたいと思います。全日本ももちろん、これからも最高の団体であることを願っております。そして、大阪プロレス。何度も言うけども、日本一の、この日本一のエンターテインメントを目指します。OK? いくで。最後、人生は祭りやで。わっしょーい! わっしょーい! わっしょーい! ありがとうございました」

【諏訪魔の話】「(※ゼウスとは別に改めてコメント)ゼウスが主役の日にあいつはなんで出しゃばるのかね? 宮原の気が知れないわ。もうこうなったら、世界タッグでケリをつけるしかないなって思うわけ。宮原がもっと人間的にしっかりしてくれないと、周りにだっていい影響出ないわけだからさ。そこはしっかりやってもらいたいなと。まずは世界タッグでわからせますよ。ボコボコにしてやる」

【宮原の話】「諏訪魔! もう1月が俺は見えてるんだよ。いいか? 1月3日だ! お前と組んで普通に試合するわけねえだろ? もう俺らの中で戦いは始まってんだ。1月3日だ! 世界タッグ、新年早々いただくぞ」

【大森の話】「人生は祭りなのか? それとも祭りじゃないのか? 正解は…祭りだ」

【本田の話】「いや、本当に悔しいですね。情けない、自分が。今日の大会で辞める選手が3人にいるけど、俺にとってはそんなこともうどうでもいいんでね。自分にとってそれは凄いチャンスだと思っているんで。自分は次、七番勝負の最後、ジェイク・リー戦に向けて頑張るだけです」

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