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12/16【全日本】イザナギ初防衛戦で陥落 クレイジーが世界ジュニア奪取、V1戦へSUGI指名

『AJP Prime Night 2021』東京・後楽園ホール(2021年12月16日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○スペル・クレイジーvsイザナギ×

 イザナギが初防衛戦でまさかの世界ジュニア王座陥落。新王者となったクレイジーは早くも初防衛戦を見据え、元王者・SUGIを指名した。

 暮れの最強タッグで久々の参戦を果たしたクレイジーは全日ジュニアの至宝に色気をみせ、大乱闘となった最強タッグ公式戦におけるイザナギとの直接対決後、挑戦を正式表明。この日のタイトルマッチを迎えた。10・16大田区大会で悲願の世界ジュニア初戴冠を果たしたイザナギは初防衛戦から難敵を迎え撃つことになったが、最悪の結果が待っていた。

 イザナギは手段を選ばず、セコンドについたデビル紫を随所で介入させてクレイジーのペースを狂わせた。クレイジーがケブラーダを放つなど攻勢に出てムーンサルトも決めたが、紫がレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせず。イザナギが仙人の首固めで丸め込んだ。

 だが、レフェリーは昏倒したまま。紫の介入が裏目に出た形でイザナギが勝機を逃すと、クレイジーがお株を奪う首固めで丸め込んで3カウントが入った。

 イザナギが初防衛に失敗。クレイジーが新王者となり、世界ジュニア初戴冠を果たした。両手でベルトを掲げたり、抱きしめたりと喜びを表現したクレイジーは早くもこれから始まる防衛ロードを見据えた。すでに意中の相手も脳裏にあり、「次のタイトルマッチはSUGIを指名させてもらう。彼は本当に素晴らしいハイフライヤーだ。SUGIとだったら最高のルチャリブレマッチをお見せすることができるだろう」と元王者のSUGIを挑戦者に指名していた。

【クレイジーの話】「俺はやった。世界ジュニア新チャンピオンになったぞ。これからは俺がトップだ。次のタイトルマッチはSUGIを指名させてもらう。彼は本当に素晴らしいハイフライヤーだ。SUGIとだったら最高のルチャリブレマッチをお見せすることができるだろう」

【イザナギの話】「見事だね。いやあ、見事だね。こっちはよ、2対1で切り返されるなんてわかってやってんだ、オイ。向こうに俺たちはあっさり切り返されて、勝ったと思ってほしかったんですよね。勝ったと思わせられたら丸め込めたんですけど、逆に思わされた。勝ったと思わされた。はめられた。裏をかかれた。ああ、強いなあ。いやあ、面白かったな。今回はもうやられた。完敗ですね。完全に裏をかかれた。キャリアっていうか、もう凄いですね。ああ、悔しい。紫、すまんな。やられた。キレイにやられた、クソ。でも、なんかあんまり戦いたいレスラーなんて特にないですけど、あのスペル・クレイジーなら、ガラじゃないですけど、何回もやりたいですね。そんな相手。アッパレです。紫、また来年から頑張ろうぜ。俺たちもう2人きりだけどさ、頑張ろうぜ」

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