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12/26【DDT】佐々木がユニバーサル王座無法V3、高梨届かず 1・30後楽園で藤田と決着戦

『NEVER MIND 2021 in Yoyogi』東京・国立代々木競技場 第二体育館(2021年12月26日)
DDT UNIVERSAL選手権試合 ○佐々木大輔vs高梨将弘×

 高梨がテクニックを活かして奮闘したものの、佐々木が無法攻撃から一気に勝負をつけ、ユニバーサル王座V3に成功。一度はタイトル戦が中止となった藤田ミノルを次期挑戦者に指名し、1・30後楽園大会で決着戦を行うことが電撃決定した。

 12・5後楽園大会で高尾蒼馬を下してユニバーサル王座防衛を果たした佐々木に対し、盟友のクリス・ブルックスから推薦された高梨が挑戦表明。佐々木に命じられるままドッグフードを食べてアピールし、タイトル戦が決定した。佐々木と高梨は調印式やチョコレートプロレスの大会でも乱闘を繰り返し、抗争が激化する中、ついに大会当日を迎えた。

 佐々木にはMJポーが、高梨には藤田、ブルックス、アントーニオ本多、バリアン・アッキらチョコプロ勢がセコンドにつく。序盤戦はテクニシャン同士の技巧戦となったが、ポーが介入すると、佐々木は高梨にとって古傷の左ヒザに照準。鉄柱やパイプイスで狙い撃ちにした。ポーはチョコプロ勢を暴行する。

 その後も佐々木は一点集中攻撃を継続。高梨も左ヒザ狙いで巻き返し、足4の字固めで長時間捕らえたものの、佐々木はロープを挟んだ状態でのドラゴンスクリューから再び攻勢に。コーナー上から場外めがけて雪崩式ブレーンバスターを強行。チョコプロ勢に高梨の体を叩きつける。さらに、本部席に高梨を座らせ、捨て身の鉄柵超えダイビングエルボーアタックを強行し、追い討ちをかけた。

 このまま負けるわけにはいかない高梨は佐々木の追撃を必死に切り抜けるが、左ヒザのダメージから崩れ落ちてしまう。それでも腹部にDJニラばりに頭突きを発射。ポーが乱入するも藤田がリングに飛び込んで場外に排除して援護する。すかさず高梨は腕をぶん回してからラリアットを振り抜いた。佐々木が佐々木式ウラカンラナを仕掛けても、回転エビ固めで切り返し、お株を奪うクロスフェイスに持ち込む。

 佐々木は指に噛みついて脱出すると、クロスフェイスに逆転捕獲するが、勝負を捨てない高梨は上手く切り返し、連続して丸め込む。タカタニックは不発に終わり、再びヒザを狙われても、裏をかいてまたまた丸め込み、ニアフォールに追い詰めた。

 しかし、佐々木はギリギリで肩を上げると、高梨をレフェリーと工作させて無法地帯を作り上げ、急所蹴り、パイプイス痛打で強引に形勢打開。ミスティカ式クロスフェイスで絞めに絞める。高梨はロープに逃れて意地を見せたが、チャンスを逃さない佐々木はベトナムドライバーIIから足極めクロスフェイスでギブアップをもぎ取った。

 反則攻撃で勝機をたぐり寄せた佐々木が非情な攻めでユニバーサル王座V3。試合後、マイクを持った佐々木は「おい、高梨。テメェに勝つためなら足の1本ぐらいくれてやる。テメェとはまだ終わりじゃねえ。この続きは市ヶ谷でやるか…なんてことは言わねえ。高梨、テメェは今日で終わりだ。ゴミくず、市ヶ谷に帰りやがれ」と返り討ちにした挑戦者に罵声を浴びせると、「そんなことより、藤田ミノル! 聞いてるのか。聞こえてんだろ? 聞いているなら出てこいよ」と藤田をリングに呼び込んだ。

 佐々木は10月に藤田と防衛戦を行う予定だったが、藤田の体調不良により、中止となった経緯がある。佐々木は「おい、治ってんのか、治ってないのか知らねえけど、決着つけようじゃねえか? 次の挑戦者は藤田ミノル、あんただ」と指名。藤田は「おい、この会場に俺が来ていることよくわかったな。ハッキリ言って、俺の体調は集中治療室にいた時から1ミリもよくなってない。でもな、お前、この前、シングルマッチやってやった時以上に目にクマを作ってんじゃねえか。俺より体の悪そうなヤツからそのベルトを奪ってやるよ。お望み通りな」と言い返し、1・30後楽園大会でのタイトル戦が電撃決定した。

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