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12/27【全日本】3ヵ月ぶり返り咲きへSUGI「私の方がクレイジー」、クレイジー「世界でもまれにみるスタイルみせる」 1・3世界ジュニア戦会見

 1・3後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を控える王者・スペル・クレイジー、挑戦者・SUGIが27日、東京・湯島の全日本事務所で会見。「より私の方がクレイジー」と言い切ったSUGIが「私の腰にあるべきもの」と3ヵ月ぶりの返り咲きを見据えれば、初防衛戦となるクレイジーは「彼とならルチャリブレもそうなんだけど、それに日本のスタイルを融合した、たぶん世界でもまれにみるスタイルをみせられる」と最上級の戦いを描いた。

 12・16後楽園大会でイザナギを破って世界ジュニア王座初戴冠を果たしたクレイジーが初防衛戦の相手に元王者・SUGIを指名。1・3後楽園大会で両者によるタイトルマッチが実現する。二人に共通するキーワードはルチャリブレ。すでにクレイジーが「SUGIとだったら最高のルチャリブレマッチをお見せすることができるだろう」、SUGIが「ルチャの世界というのをみせられるいい機会なのかなと思っておりますので、楽しみにしていてください」と発言し、思いは一致していた。

 SUGIは10・16大田区大会でイザナギに敗れて第57代から陥落以来、3ヵ月ぶりの返り咲きを狙う。「子供の頃にECWとかでテレビで見てた人なんで、凄いなとは思います」とクレイジーに敬意を表したが、それも遠い過去のこと。SUGIは「今現在であれば、より私の方がクレイジーなのではないかなと思います」と言い切った。

 確かに人間離れした空中殺法の数々はクレイジーそのもの。日本人屈指のハイフライヤーの評価もそれを証明している。2ヵ月前に落としたものの、SUGIにとって世界ジュニアのベルトは「やっぱり私の腰にあるべきもの」となった。体重差がハンディとしてのしかかるが、「おそらくインスピレーションで勝てると思います」と問題視せず。「おそらくメキシコ経験者ということで指名されたと思うので、ルチャの世界、日本ではなかなか見ることのできない試合をみせつけて私が勝ちたい」と改めて宣言した。

 クレイジーは自ら指名して決まった初防衛戦。「もちろん勝つに越したことはないけど、勝ち負けは今の俺にとってこの試合に関してはあまり重要ではない」とは言いながらも、33年のキャリアを誇るだけに「彼が物凄いハイフライヤーだというのはわかってるけど、もし俺よりもクレイジーだというなら、それをリングの上で証明してほしいね。俺にはとんでもない経験値があるからね」と自信満々だ。

 SUGIとのタイトルマッチを希望したのも「俺たちが試合すればとにかく凄い試合が絶対できる」との確信があるからこそ。「彼とならルチャリブレもそうなんだけど、それに日本のスタイルを融合した、たぶん世界でもまれにみるスタイルをみせられる」と描いたクレイジーは観客の度肝を抜く最上級の戦いを繰り広げたうえで防衛ロードの第一歩を踏み出すつもりだ。

【会見の模様】
▼SUGI「2ヵ月か、3ヵ月前に一回落として、ようやくチャンスが巡ってきた。おそらくメキシコ経験者ということで指名されたと思うので、ルチャの世界、日本ではなかなか見ることのできない試合をみせつけて私が勝ちたいと思いますね」

▼クレイジー「もちろん勝つに越したことはないけど、勝ち負けは今の俺にとってこの試合に関してはあまり重要ではない。俺たちが試合すればとにかく凄い試合が絶対できるから、それを見た人が幸せになってほしい。それがこの試合に対する一番の思いだ」

――お互いの印象は?

▼SUGI「結構、子供の頃にECWとかでテレビで見てた人なんで、凄いなとは思いますが、あの時からもう何十年経ってるので、今現在であれば、より私の方がクレイジーなのではないかなと思います」

▼クレイジー「彼が物凄いハイフライヤーだというのはわかってるけど、もし俺よりもクレイジーだというなら、それをリングの上で証明してほしいね。俺にはとんでもない経験値があるからね」

――クレイジー選手から指名したが、SUGI選手とならルチャリブレの神髄をみせられると?

▼クレイジー「彼とならルチャリブレもそうなんだけど、それに日本のスタイルを融合した、たぶん世界でもまれにみるスタイルをみせられると思ったから指名させてもらった」

――体重差がマイナス要素になるかもしれないが?

▼SUGI「それはあると思います。だいぶ条件的に不利だとは感じてます」

――対応できる自信のほどは?

▼SUGI「対応…どうなんですかね。試合中のひらめきということでしか。今、想像してないのでまだわからないですけど、おそらくインスピレーションで勝てると思います」

――一度巻いたことで世界ジュニアへの思いに変化はあった?

▼SUGI「やっぱり私の腰にあるべきものなのかなっていう思いはあります」

――クレイジー選手は初めて世界ジュニアを獲って、ベルトへの愛着は沸いてきている?

▼クレイジー「もちろんそうだね。一番うれしかったのは獲った時に抱きしめた瞬間だった」