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1/8【新日本/NOAH】SHOが小峠を無法粉砕「低い峠だった」 凶器攻撃に拍手で独特空気感

『WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ』神奈川・横浜アリーナ(2022年1月8日)
○SHOvs小峠篤司×

 本戦唯一のシングルマッチでSHOが手段を選ばず小峠を粉砕。無法勝利を新日本ファンに拍手で歓迎されたSHOは「年始の峠は越えさせてもらったよ。低い、低い小さい峠だったけどね」と見下した。

 本戦唯一のシングルマッチとなったのがSHOと小峠のジュニア対決。SHOはヤングライオン時代に2015年夏に開催されたノアの「グローバル・ジュニアヘビー級リーグ戦」に出場。その際に小峠と2度タッグ対決した経験がある。小峠は3度のGHCジュニア戴冠歴を持ち、負けられない一戦だったが、SHOは手段を選ばなかった。

 開始と同時にSHOは場外に出てスカして揺さぶりをかけた。花道に追いかけた小峠がリングに戻し、串刺しフロントハイキックを連発したが、場外ダイブはSHOがセコンドのノア・宮脇純太を盾にして回避。宮脇をフェンスに投げつける暴挙に出る。笑みすら浮かべたSHOは低空ドロップキックで小峠を場外に蹴落とし、エプロンからのランニングローキックで蹴り飛ばして先手を取った。

 その後もSHOがフェンス攻撃やコーナー金具カバーで窒息寸前に追い込むなどやりたい放題。小峠もトペコンヒーロで逆襲し、往復式串刺しラリアットで巻き返しに出たが、SHOはスピアーでねじ伏せて黙らせる。意地の小峠はロケットキックやサイドエフェクトで逆襲。ムーンサルトを狙ってコーナーに上がったものの、SHOはレフェリーをコーナーに投げつけて不発に終わらせた。さらにセコンドの宮脇をリングに入れて介入を捏造し、レフェリーの注意を向けると、レンチで小峠の顔面を殴打。すかさず覆いかぶさってまんまと3カウントを奪った。

 SHOが手段を選ばず小峠を粉砕。普段は拷問軍の悪行に拒絶反応を示す新日本ファンもSHOの無法勝利を拍手で支持し、横浜アリーナが独特の空気感に包まれた。

 試合後は大の字の小峠を踏みつけながら勝ち名乗りを受けたSHO。「見ただろ? ノアっていうのはよ、セコンド使ってくるんか、お前。俺は一人で乗り込んでだぞ? 卑怯な真似してくれてんじゃねえぞ」と自分の行為を棚に上げて言い放つと、「これでとりあえず2022年、年始の峠は越えさせてもらったよ。低い、低い小さい峠だったけどね」と言いたい放題に小峠を見下していた。

【SHOの話】「(NEVER6人タッグのベルトを片手に、後ろ手には黒い袋を隠しながら現われ)見ただろ? 見ただろ? ノアっていうのはよ、セコンド使ってくるんか、お前。俺は一人で乗り込んでだぞ? 卑怯な真似してくれてんじゃねえぞ。知らねえよ。対抗戦? ノア? 小峠? 知らねえよ! 知ったこっちゃねえんだよ。知らんがな。知らんがな。どうせお前らの血と涙で大洪水を起こそうが知らんがな。まあいいや。これでとりあえず2022年、年始の峠は越えさせてもらったよ。低い、低い小さい峠だったけどね」

【小峠の話】「クソーッ! チキショーッ! 悔い残るけど、俺が負けてあいつが勝った。今日に関しては、勝ったあいつのほうが正しかったっていうことですよね」

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